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抗いの河(Netflix)あらすじ・キャスト|少女誘拐事件と“呪い”が交錯する運命の物語

Netflix抗いの河キャストあらすじ 本が原作
「抗いの河」©Netflix
*記事にはプロモーションが含まれています

「抗いの河(原題:Pssica)」(Netflix)あらすじとキャスト。ブラジル・アマゾンを舞台に、性目的で誘拐された少女を、怒りに燃えた母親と強盗団の一員である青年が追う。Netflixの新作「抗いの河(原題:Pssica)」は、運命に翻弄される3人の物語を、壮大な自然と濃密な人間ドラマで描かれます。原作はEdyr Augustoによる同名小説。緊張感あふれる映像美と社会派テーマが融合した必見作です。

あらすじ

アマゾン河の奥地で暮らす少女ジャナリスは、平穏な日々から一変、武装した人身売買組織に誘拐される。彼女を追うのは、川を拠点に暗躍するギャング集団「ratos d’água(水のねずみ:直訳)」を束ねる青年プレア。

だが彼の行動の裏には、金や支配だけではない、過去に絡む秘密が隠されていた。一方、娘を奪われた母マリアンジェルは、怒りと絶望を胸に、危険な川沿いの道をたどりながら二人の行方を追う。

それぞれの思惑が交錯するなか、アマゾンに伝わる“呪い(pssica)”が静かに牙をむき、逃げ場のない運命の流れへと三人を飲み込んでいく──。

物語は、誘拐されたジャナリス、川辺のギャングのリーダー・プレア、そして娘の行方を追う母マリアンジェルの三者が、それぞれの道を歩みながら、性、強盗、密猟、麻薬、殺人といった混沌とした世界に抗いながら、彼らにかけられたとされる「pssica(呪い)」と戦い、生き抜こうとする壮絶な旅路を描いている。

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登場人物|キャスト

ジャナリス役/ドミティラ・カテテ

ブラジル・パラー州ベレンの中心で人身売買の犠牲となる若い女性。彼女は仏領ギアナのカイエンヌにあるショーハウスや売春宿に「白人奴隷」として売られてしまう

ドミティラ・カテテ
  • Domithila Catete
  • ブラジル・パラー州ベレン出身
  • Instagram

プレア役/ルーカス・ガルヴィーノ

川辺で「ratos d’água(水のねずみ:直訳)」と呼ばれる強盗団を率いるリーダー。

ルーカス・ガルヴィーノ
  • Lucas Galvino
  • ブラジル/フォルタレザ出身
  • 「Mar do Sertão」
  • 「Guerreiros do Sol」
  • Instagram

マリアンジェラ役/マルレイダ・ソト

ジャナリスの母。娘の行方を追いながら、復讐と救出を目指している。

俳優(母国)
  • Marleyda Soto
  • 1977年2月19日生
  • コロンビア出身
  • 「The Pack」
  • 百年の孤独

ほか登場人物|キャスト

ラミロ(Ramiro)
演:Ricardo Teodoro
ギャング組織のメンバーで、プレアの側近的存在。組織の荒っぽい現実を象徴している。

フィリップ・スータン(Philippe Soutin)
演:Welket Bungué
外部から来た謎めいた男。ジャナリスたちの運命に絡んでくる。

演:アデマラ(Ademara)
地元の住民で、マリアンジェルの味方的存在。

演:ブルーノ・ゴヤ(Bruno Goya)
地域の警察関係者で、事件の捜査に絡むが動機や真意は不透明。

演:クラウディオ・ジャボランディ(Claudio Jaborandy)
地元の有力者で、物語の影響力を持つ人物。

演:サンドロ・ゲラ(Sandro Guerra)
ギャングの別のメンバー

演:ウェスリー・ギマラエス(Wesley Guimarães)
マリアンジェルの過去に関わる人物で、物語の鍵を握る。

*配信前の情報ですので、役名/俳優名の表記に若干の違いがある場合がございます。
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解説

物語の舞台と登場人物の背景

「抗いの河」は、アマゾンの壮大な自然と人間の深い闇が交錯する社会派ドラマです。監督を務めるキコ・メイレレスが映像作家としての感性を活かし、原作の持つ地域文化や呪いの伝説をリアルかつミステリアスに描き出しています。

撮影は実際のアマゾン河岸で行われ、その過酷な自然環境はキャスト・スタッフにとって大きな挑戦だったといいます。湿気や熱気、そして川の流れと闘いながら、役者たちは自らの役に深く入り込み、リアルな感情表現を実現しました。

主演のドミティラ・カテテはインタビューで、「ジャナリスという少女の強さと脆さを演じることは大きな責任だった。現地の文化に敬意を払いつつ、この物語を通じて声なき者たちの声を届けたい」と語っています。

また、ルーカス・ガルヴィーノ演じるプレアについては、「彼の若さとリーダーとしての葛藤を表現するため、監督は自然の中での即興演技を多く取り入れ、予測不能な展開を作り出すことに注力した」とのこと。

このドラマは単なるサスペンスを超え、アマゾンの社会問題や人間の絆、そして見えざる呪いの力を巧みに織り交ぜた作品となっています。

原作(小説)との違い

「Pssica」Edyr Augusto Proença (著)

原作「Pssica」では、舞台がベレン(パラー州中心部)からマラジョー島、さらに仏領ギアナのカイエンヌまで細かく移動するスリリングな展開が描かれ、多彩な登場人物が物語を彩っています。

一方、ドラマ版は主にアマゾン河岸のパラー州を中心舞台に据えつつも、誘拐されたジャナリスの過去や背景を描くため、仏領ギアナのカイエンヌも物語の重要な舞台として登場します。

また、原作は「若い女性の誘拐」「ギャングの成長」「母親の復讐」という視点が交錯するノワール的構成ですが、ドラマではジャナリス、プレア、マリアンジェルの三人が呪い“pssica”に立ち向かう物語に焦点を当てています。

原作での“pssica”は「マラディ(災い)」や「呪い」といった地域語のニュアンスを持ち、物理的・精神的なトラップとして描かれていますが、ドラマでも呪いを象徴的なビジュアルで強調しているようです。

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「抗いの河」©Netflix

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