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【トップ・オブ・ザ・レイク】シーズン1~消えた少女~の超ネタバレと感想。最後まで予想不能の展開に目が離せない!

サスペンス

【トップ・オブ・ザ・レイク】シーズン1ネタバレ。

舞台はニュージーランド南島の大きな湖が広がる町クイーンズタウン。

12歳の少女トゥイの失踪をきっかけに、隠された闇が次々と浮き彫りになっていくミステリードラマ【トップ・オブ・ザ・レイク】シーズン1のネタバレと感想をお伝えします。

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【トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~】あらすじ

ある日、12歳の少女トゥイが湖で自殺を図ろうとしていたところを警察に保護されました。

警察の調べで、トゥイが妊娠していることが発覚し、ちょうど母親の看病のために帰省していた、性犯罪専門の刑事ロビンが呼ばれることになります。

しかしトゥイは、ロビンと面談しても何も言おうとしません。

口に出さなくてもいいから犯人を紙に書いてとロビンが頼むと、トゥイは”NO ONE(誰でもない)”とだけ書き込んだのです。

父親が誰かを巡る中、トォイは謎の失踪を遂げてしまいます。

誘拐されたのか?それとも逃げ出したのか?

人々が詮索する中、ロビンはトゥイ失踪事件を担当することになります。

実はロビンも過去に悲しい事件に巻き込まれた被害者でした。

そんなトゥイと自分を重ねてしまうロビン。

そんな中、湖のほとり”パラダイス”に、GJというリーダーとトラウマを抱えた女性たちが移住してきました。

トゥイの父親マットは、母親の眠る地によそ者が入ってきたことで怒り心頭。

土地を巡って新たな騒動も巻き起こることとなってしまったのです。

トゥイの行方は?お腹の子どもの父親は一体誰?

徐々に明かされていく真実、その先には驚愕の結末が待っているのです。

以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。

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【トップ・オブ・ザ・レイク】超ネタバレ

ロビンの秘密

ロビンは15歳の時に、この町の男たちに乱暴されたという過去がありました。

その後、ロビンは妊娠してしまいましたが、母親が敬虔なカトリック教徒だったため、子供を産むという選択肢しか与えられなかったのです。

産んですぐ、ロビンは娘を養子に出したのですが、最近になって生みの親の事を知りたいと願う娘から手紙が届き、何と答えてよいか悩んでいました。

3話でこの秘密が明らかとなるとは……。

さらに、襲った男たちが今でも普通の暮らしをしているというのも、ロビンの気持ちを考えると気の毒でなりません。

ロビンの母・シュードの秘密

父親を早くに亡くしたロビンでしたが、その父は実の父親ではないことが判明。

なんと、ロビンの本当の父はトゥイの父・マットだったのです。

シュードは、マットと犯した1度きりの過ち……その時にできた子がロビンでした。

シュードは病気で亡くなってしまうのですが、マットの息子ジョノと親しい関係になっていたロビンを見て、「ジョノだけはやめてほしい」とロビンに頼んでいましたが、そういうことだったのかと納得。

結局、ロビンはジョノとの関係を辞めることはなかったものの、マットの告白により2人が異母兄弟であることが明らかになりました。

シュードの様子から、もしかして…と予感はしていましたが的中しました。

この事を聞いたジュノはショックを受けましたが、最後の最後で”ジョノの母親も不倫していた”らしく、DNA検査でジョノはマットの子どもではないことが判明します。

色々と複雑になっていましたが、結局ロビンとジョノは血は繋がっていないということで、めでたしめでたし。

しかし、2人は思ったより反応が薄い…

その後の彼らの関係がどうなっているかは、シーズン2に持ち越しです。

トゥイの父親は誰?

家を出て山に隠れていたトゥイ。

友人に助けられながら、森の中でサバイバル生活していたトゥイは、臨月には自力で子どもを産んでいました。

「どうしてお腹の中に赤ちゃんがいるの?」と質問するくらい幼いトゥイでしたが、母子ともに元気でGJのコニュニティーに戻ってきました。

そして、ロビンの同僚アルが持ってきたDNA結果によると父親はマットでした。

最悪な結果でしたが、アルも最後の最後でヤバイ男だったことが明らかになったので、この結果も少しは希望が持てるかも?

一番の悪党はアル

今作では、最後のエピソードでこれまでの謎が一気に解けていくのですが、一番驚いたのはアルの正体でした。

アルは、地元警察のトップでしたが、どうやらマットとも裏で繋がっていたような感じで、レ〇プドラッグを使って少年少女への暴行を繰り返していたのです。

思い返せば、アルの給料では買えないくらいの豪邸に住んでいることを疑問に思ったロビンとの会話や、マットの家に麻薬製造容疑で家宅捜索するというロビンをあれこれ言って止めたりと、気づくべきポイントは何か所かありました。

表向きには、子ども達にバリスタの資格を取らせたりと地域貢献している風を装っていたアル。

実はそれを利用して子ども達に近づいていたとは。

最後はロビンに撃たれましたが、命だけはとりとめたようです。

もう2度と見たくないほどの嫌キャラですが、次のシーズンにも登場するかもしれません。

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ミニ情報

ニュージーランドで人気のカフェドリンク”フラットホワイト”


物語の中で、ロビンが注文していたフラットホワイト

字幕ではラテとなっていましたが、実はラテとフラットホワイトは少し違います。

海外のカフェショップが進出してきたことにより、日本でもコーヒーの種類が増えてきましたが、まだ聞きなれない方も多いと思います。

フラットホワイトとは、オーストラリアやニュージーランドで最もポピュラーな飲み物のひとつです。

イメージとしては濃いカフェラテといった感じでしょうか。

ニュージーランドでカフェに立ち寄ることがあれば是非一度お試しください。

実力派女優エリザベス・モス


今回過去に暗い闇を持つ刑事ロビンを演じたエリザベス・モス。

今作含め数々の作品でエミー賞やゴールデングローブ賞などにノミネートされています。

今作の後に放送された【ハンドメイズテイル/侍女の物語】ではエミー賞主演女優賞(ドラマシリーズ部門)とゴールデングローブ賞女優賞(ドラマシリーズ部門)を初受賞しました。

私生活では、人気コメディアンで15歳年上のフレッド・アーミセンと2009年に結婚しましたが、2011年に離婚しています。

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【トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~】の感想

最初は、地味で暗い感じなイメージでしたが(最後まで暗い感じの雰囲気は続きます)、ストーリーが進み人物の相関関係が把握できる頃になると一気に面白さが加速していきます。

畳みかけてくるような最終話に終わった後はしばし茫然。

1度見終わった後に、もう一度見返すと1回目では見えなかった伏線が見えてきて、高度な物語の組み立て方に感心してしまいます。

シーズン2の舞台は、ニュージーランドからオーストラリアに変わるようです。

とりあえず一旦完結した感じですが、ここからどのように話が広がっていくのか、次のシーズンにも期待が掛かります。

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作品概要

【製作】

2012年 イギリス、オーストラリア、ニュージーランド

【製作総指揮】

エミール・シャマーン、ジェーン・カンピオン

【監督】

ジェーン・カンピオン

【脚本】

ジェーン・カンピオン

【出演者】

エリザベス・モス、ホリー・ハンター、ピーター・ミュラン、デヴィッド・ウエナム、ジャクリーン・ジョー、トーマス・M・ライト、ロビン・ネヴィン、他