『私のおじさん』7話のネタバレ感想。事実無根の記事で番組が打ち切り!? “民意”の恐ろしさが浮き彫りに!

2019冬ドラマ
©Dramas Note

岡田結実が主演のドラマ『私のおじさん』第7話が放送されました。

今回は、事実無根の記事が次から次へと出てきて、番組”ヤッテミー”の評判が急降下してしまいます。

虚偽の記事に振り回されるスタッフたちの怒りに共感しきりでした。

果たしてスタッフたちは疑いを晴らすことができるのでしょうか!?

PR

『私のおじさん』第7話のあらすじ

バラエティ番組”ヤッテミー”の放送で、混ぜられた何種類もの味を全て正解するパウダー氏。

しかし後日、“全問正解する確率は0.04%であるため、ヤラセに違いない”という記事が週刊誌に掲載されてしまいます。事実無根の記事に対して怒りを覚えるスタッフたち。

別の日、酔ってふらついたひかりの体を、パウダーがとっさに支えた瞬間が写真に撮られてしまい、後日、ひかりとパウダーの”熱愛記事”が掲載されてしまいました。

次々と虚偽の記事が出てきて“ヤッテミー”の評判は急降下。果たしてひかりたちは、事実無根の疑いを晴らすことができるのでしょうか!?

PR

『私のおじさん』7話のネタバレ考察

“ヤッテミー”にヤラセ疑惑!?

ひかり(岡田結実)たちが受け持っている番組”ヤッテミー”にヤラセ疑惑が浮上……。もちろんヤラセは事実無根ですが、週刊誌の記事には“関係者の話によると~”と、あたかも真実かのように書かれています。

普段、週刊誌やネットの記事を読むとき、”関係者の話によると~”という文面はよく目にしますよね。”関係者の話”と書いてあると、じゃあ本当なのかもとつい信じてしまうことも(汗)

しかし、今回の第7話のように、”関係者の話”という言葉自体がウソという可能性もあるのですね。

“ヤッテミー”のスタッフたちはみんな番組愛が強いので、スタッフ関係者がウソの話をしてまで番組の評判を落とすとは考えられません。よって、今回の記事は完全に記者の憶測だけで書かれたものでしょう。

ゴシップ記事はおもしろさが全て?

6話のネタバレ感想・考察

ヤラセ疑惑が収まらない中、今度は”ヤッテミー”の看板芸人であるパウダーの”強制わいせつ”記事が出てしまいました。もちろん事実無根。パウダーは、そもそも自分は女性経験0だと言います。

不祥事を扱う記事は、当人の人生を大きく左右するので、事実に基づいて書かれるべきですよね。

とはいえ、”どうせウソだろう”と思いながらもタイトルにつられてネット記事を読んでしまうことが自分も多々あります。芸能人の交際関係の記事を読んで楽しんだことも。

そう考えると、なんだかんだ言っても、ゴシップ記事の需要は高いのでしょう。

近頃はネットが普及したことで、何か不祥事があるとSNSなどで総叩きされてしまう時代です。つまり”民意”がかなり大きい力を持っていると言えます。

今回の第7話では、そんな”民意”の不条理さがとてもリアルに描かれていて心に突き刺さりました。

PR

『私のおじさん』7話ネタバレ感想

ひかりの反論

事実無根の記事を書かれ、怒りがおさまらないひかりは、SNSで”記事はウソ”だと反論します。しかし、結果は炎上しただけで、ヤラセ疑惑も芸人パウダーの件も解決できませんでした。

しかも、SNSに特攻したひかりの行動は千葉Dに叱られてしまい、ひかりは謹慎をすることに。

匿名の人たちにネットであれこれ言われて腹を立てるひかりに共感しきりでした。匿名で(真実を知らずに)批判する人たちと、個人名をさらして反論するひかりとでは、背負うリスクが違いすぎます。

ついつい”真実”を訴えるひかりに肩入れしてドラマを見てしまいましたが、よくよく考えると記者もひとつの仕事ですし、記者なりの苦悩もきっとあるのでしょう。ゴシップ記事の需要も高いというのが現実ですよね。

結局のところ、記者の良心と読み手の裁量に委ねるしかないのかもしれません。

パウダーの行く末

パウダーは、”強制わいせつ”の記事が出て以降、イメージががた落ちでほぼ全ての番組を降板させられてしまいます。実家にまでマスコミが押しかけ、両親の離婚のことまで掘り返されたというパウダー。

さらに友人に個人情報を売られたりと、踏んだり蹴ったりのパウダーに、ただただ同情しきりでした。同時に、記事ひとつで、人ひとりの人生がこれだけ大きく左右されるという事実に恐怖を感じます。

今は、下手をすると一般人でも名前や住所を特定されてしまうので、本当に怖い時代ですね。

まさかの”ヤッテミー”打ち切り

そしてついに、番組”ヤッテミー”が打ち切りになってしまいます。次回の放送が最終回ということに……。

最終回についての打ち合わせを始めるスタッフたち。「まずは冒頭で謝罪して……」というスタッフに、千葉は「そんなもん必要ないだろ」と一蹴します。

そして、最終回のために用意した千葉の企画は、“パウダーにウソ発見器をつけて、ウソが判明したら罰を与える”という内容でした。「これでパウダーの女性関係のことも、多少は解明されるだろ」という千葉。

今回千葉は、ヤラセ疑惑が出た時に誰よりも冷静で、動いて解決するというよりは”待ち”の体勢で構えているように見えました。

そんな千葉も、心の中ではやはり”何かできることはないか”と考えていたのですね。ウソ発見器という企画は、笑いを提供すると同時に”パウダーの無実を証明する”という意味合いが込められていて、千葉らしいなと思いました。

結果的に、パウダーの”強制わいせつ”の件は完全に無実を証明できたわけではなく、少し釈明できた程度でした。その結末がとてもリアルで、シビアな現実を突きつけられた回でした。

千葉の涙

最終回のロケを終えたスタッフ一同は、居酒屋で打ち上げをしていました。

無念の気持ちを泣きながら訴えるひかり。すると、千葉が「俺の力不足だわ」と言ってまさかの涙を見せます。

このメンバーならもっと面白いことができたはずなのに、俺の力不足で終わってしまったと、思いを吐露する千葉の姿に涙してしまいました。

いつもがドライな分、千葉の涙は胸に染み入りました。

表に出さなかったけれど、本当は、人一倍の悔しさを抱いていたのでしょうね。

他のスタッフたちも、それぞれ番組愛があることをこれまでの回を見て知っているので、みんなのカラ元気が切なかったです。

PR

まとめ

『私のおじさん』は、いよいよ次回が最終回!

今回は、嘘記事からのヤッテミー打ち切りという展開の中で、多くの視聴者が悔しさと腹立ちを覚えたことでしょう。

しかし次回は、”ヤッテミー”の復活のためにスタッフたちが奮闘するようです。

また、オジサンについての全貌も明らかになるとのことなので、とても楽しみですね!

PR
PR

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

Kinoをフォローする
2019冬ドラマ国内ドラマ枠深夜