【雲間の月は輝きて ～運命の恋人～】11話・12話・13話のあらすじとネタバレ感想。
ついに慕容家の事件記録を見つけた容景は上官茗玥と一緒に事件の記録を確認しました。
上官茗玥は雲王爺の関与を疑い、雲浅月と縁を切るよう容景に忠告し……。
11話のネタバレあらすじ
月岐の公主（拓拔葉倩）を軍営から追い出したい第四皇子は、新兵の選考試験を利用して追い出すことにしました。
しかし、それに気づいた公主は先手を打って切り抜けます。
試験官の冷邵卓は男装した公主が女性であることを見抜き、第三皇子に「第四皇子が女を囲っているようです」と報告しに行きました。
ところが、第三皇子はどこか上の空。
同席した冷王は第三皇子がぼんやりしていることに気づき「女ひとりに心を乱されていては、邪魔者を排除する好機を失いますぞ」と諫めます。
そして、第四皇子の一件は明日皇帝に上奏するつもりだと言いました。
翌日、“第四皇子が軍営で女を囲っている”と報告を受けた皇帝は、容景と第三皇子を軍機大営の調査に向かわせます。
同じく第四皇子の噂を聞いた雲浅月は、軍営にいる公主を守るため、第三皇子たちより先に軍営に駆けつけました。
そして、公主を第四皇子の布団の中に隠れさせ、自身は第四皇子を看病しているふりをしたのです。
そこへ、第三皇子や容景とともに調査をしに来た冷邵卓は、雲浅月の姿を見て「本当に女を囲っていたとはな」と口にします。
雲浅月はただ看病しているだけだと主張し、第三皇子たちを追い払いました。
その間ずっと、容景は嫉妬でむくれており、帰りの馬車の中でも雲浅月に冷たく接します。
雲浅月は「許して♡」と甘えて許してもらいました。
藍漪が第三皇子に報告しに来ました。
かつて、雲王府で不吉とされる双子が生まれ1人は殺されたはずだが、雲王爺がひそかに1人をどこかへ逃がしたというのです。
宮中では後日、これと同じ話を太監が皇帝に報告しました。（第三皇子が言わせた？）
皇帝はすぐに兵を派遣し雲王府を封鎖させます。
突然の封鎖に戸惑う雲浅月でしたが、第三皇子がやって来て「助ける策がある。リスクを伴うがそれでも君を助けたい」と言うのでした。
その後、双子の件を皇帝に報告した太監が何者かに殺されます。
すると、第三皇子は皇帝に「雲王府は封鎖されていたので動けなかったはず。つまり、殺したのは雲王府とは別の者で、その者が双子の噂を故意に広めて雲王府を嵌めたのでしょう」と言いました。
納得した皇帝は雲王府の封鎖を解いた後、第三皇子を監国に任命します。
（雲王府を嵌めたのも救ったのも、雲浅月の心を得るための第三皇子の策略でしょうか？）
雲浅月は容景から頼まれた慕容家の事件記録を雲王府で探しますが見つかりません。
容景は自分が探すことにし、雲王爺が留守の間に書斎へ忍び込みました。
すると隠し扉を発見し、ついに慕容家の事件記録を見つけます。
栄王府に戻った容景は、上官茗玥と一緒に事件の記録を確認しました。
記録には“慕容家が淇地の残党と通じていた物証アリ、ゆえに一族抹殺は妥当である”と記されていました。
慕容家の無実を信じる上官茗玥は、事件を処理した雲王爺に疑いを向け、一刻も早く雲浅月と縁を切れるよう容景に忠告します。
11話の感想
容景は相変わらずのやきもち焼きですね（笑）
そんな彼に対して「許して♡」とお願いする雲浅月の対応が上手でした。
すっかり恋人のような2人ですが、容景が突然 距離を置いたのは慕容家の事件が関係しているのでしょうか。
事件を処理した雲王爺は確かに怪しい点もありますが、何か事情があるのかもしれません。
また、雲王爺がどこかへ隠した双子の1人とは、もしかして南梁の世子でしょうか。
だとすれば、南梁の世子の話を聞いた途端に食いつていたのも合点がいきます。
12話のネタバレあらすじ
容景は慕容家の事件記録を手に入れて以来、雲浅月を遠ざけるようになりました。
雲浅月は急に冷たくなった容景を夜灯会に誘いましたが拒まれてしまいます。
雲浅月は仕方なく、第三皇子と夜灯会へ出かけることに。
夜灯会の謎かけコーナーで容景の姿を見つけた雲浅月は、愛の言葉を出題し容景に答えさせました。
答えてすぐに立ち去った容景は、ばったり出くわした皇帝と茶屋で一休みしました。
茶屋の前を通りかかった雲浅月と第三皇子も同席すると、突然、近くの銭荘で爆発が起こります。
雲浅月はとっさに容景を守り、意識を失います。
容景は雲浅月を抱きかかえて雲王府に運び、彼女が目覚めるまで付き添いました。
爆発を指示した黒幕は秦宰相でした。
しかし、秦宰相の狙いはあくまでも第三皇子への疑念を皇帝に抱かせることであり、無関係の者の命を奪う気はありません。
秦宰相は「なぜあの場所で爆発させた、陛下の身も危なかったではないか！」と柳茵茵を叱責します。
（柳茵茵は放火事件の際に証言した舞姫）
すると、柳茵茵は「第三皇子は裏で私腹を肥やしており、その場所が銭荘だったため爆発した」と説明し、皇帝が銭荘の調査を命じれば自然と第三皇子の悪事が明るみに出るはずだと言いました。
後日、銭荘を調査した結果、偽札を大量に流していたことが発覚。
秦宰相はここぞとばかりに「第三皇子が銭荘に出入りしていました」と密告し、皇帝に第三皇子への疑念を抱かせることに成功します。
一方、柳茵茵はこの国を内部から分裂させるため、第四皇子が爆発事件の黒幕に見えるよう画策しました。
柳茵茵の思惑どおり、第三皇子は、銭荘を爆発させて自分を陥れたのが第四皇子だと思い込みます。
ちょうどその時、第三皇子のもとに「やはり第四皇子は女を囲っています」との報告が。
第三皇子が軍営を見に行くと、第四皇子の幕舎に月岐の公主が転がり込んでいました。
12話の感想
容景が雲浅月を遠ざけるのには理由があるのでしょうが、雲浅月からすれば、急に冷たくされて意味が分からないし傷つきますよね。
それにしても、雲浅月が愛の言葉を容景に言わせようとしたのを、目の前で見せつけられた第三皇子も切なすぎる……。
第三皇子は裏で悪いことをしているのでしょうが、恋愛面においてはやはり同情してしまいます。
13話のネタバレあらすじ
＊重大なネタバレがあります。
第四皇子の幕舎に月岐の公主（拓拔葉倩）が転がり込んでいることを知った皇帝は、叱るどころか上機嫌で拓拔葉倩を歓迎します。
そして、拓拔葉倩の住まいを宮中に移すとともに、第四皇子に拓拔葉倩の世話役を命じました。
第四皇子を失脚させるつもりだった第三皇子は、その目論見が失敗して不満を抱きます。
その後、第三皇子は雲浅月の記憶を取り戻させるための旅を計画しました。
旅に誘われた雲浅月は第三皇子に対して罪悪感を抱いていることもあり、どう断ればいいかと悩みます。
するとそこへ、拓拔葉倩が訪ねてきました。
話を聞いた拓拔葉倩は、罪悪感があるからという理由だけで第三皇子の気持ちに応えるのは間違っているし、容景にはっきりと想いを伝えるべきだと助言します。
その助言を受け、雲浅月は容景に会いに行ったものの冷たく突き放されてしまいました。
傷ついた雲浅月は「私の記憶が戻ってどうなろうとも、あなたとは無関係よ」と言い放ち、第三皇子と旅に出ることを決意します。
第三皇子と一緒に記憶を取り戻すための旅に出た雲浅月は、10年前にも訪れたという思い出の寺にやって来ました。
寺の大師は10年前に2人から預かったという封筒を「あなた方にお返しします」と差し出します。
封筒の中に入っていた木の葉には「10年後も変わらぬ愛を誓う」と書かれていました。
さらに、雲浅月が第三皇子宛てに書いたという葉の文を見せられた雲浅月は、覚えていないはずなのにどこか懐かしさを覚えます。
しかも不思議なことに、文に書かれている筆跡は自分とまったく同じ。
以前に公子が言っていたことも引っかかります。
《三角関数の公式の覚え方は、10年前に君が教えてくれた》
旅を終えた雲浅月は、雲王府に帰ってきてから不思議な夢を見ました。
その夢をきっかけに記憶が蘇り始めた雲浅月は、現代で意識を失った時の記憶をたぐり寄せます。
よくよく思い返してみると、彼女が最初にこの世界で目覚めた時、雲浅月はまだ幼い少女でした。
そこからの記憶も思い出した雲浅月こと李蕓は、自分は10年前からこの世界にいたことに気づきます。
つまり、雲浅月の中身は10年前からずっと李蕓だったのです。
一方の冷王は皇帝に、第三皇子に婚姻を賜ってはどうかと進言しました。
すると皇帝は、第三皇子と秦玉凝（宰相の娘）の結婚を命じます。
13話の感想
衝撃の事実が判明しました！（ネタバレ注意）
まさか、現代の李蕓が10年前からずっと雲浅月の体に乗り移っていたとは！
おそらく、1話の火事で瀕死状態になった際に10年間の記憶を失ってしまったのでしょうね。
だから雲浅月は、火事から目覚めた際に、たった今この世界に来たのだと誤認してしまった――。
というのが真相でしょうか。
ミステリーにも使えそうな、面白い時間トリックですね。
しかしよく考えてみると、10年前からずっと李蕓だったなら、ますます第三皇子が不憫すぎませんか！
10年間ずっと李蕓と愛し合っていたのに、いきなり李蕓が記憶喪失になって別の男を好きになり、自分は忘れ去られてしまうなんて……（涙）
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