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海外ドラマ『コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語』シーズン3あらすじと見どころ。生と死がリアル過ぎて感動が止まらない!

実話・実在の人物を基にした
©CTM Productions Ltd.

海外ドラマ『コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語』シーズン3。新しいノンナートゥスハウスがようやくオープン!

人々に尽くすジェニーにも幸せが訪れる!?イギリス中が、泣いて笑った感動作『コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語』シーズン3の見どころと感想。

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「コール・ザ・ミッドワイフ」シーズン3のあらすじ

建物の老朽化によってノンナートゥス・ハウスを立ち退きとなったジェニー達。ようやく新しいノンナートゥス・ハウスができ、オープニングセレモニーの準備に張り切ります。しかし、思うような集客がない状況にチャミーは王室へ招待状を出すことを思いつきます。

チャミーの活躍によって、以前と同じく活気を取り戻したノンナートゥス・ハウス。ジェニーは働きぶりが認められ、”代理シスター”へと昇進します。

しかし、ジェニーより古株のトリクシーにとっては面白くない状況。二人の間にギクシャクした不協和音が生まれることとなります。トリクシーとの中も戻りつつある中、ジェニーはアレックスから週末旅行に誘われます。

周囲からの目を気にしてアレックスに冷たい態度をとってしまうジェニーでしたが、アレックスが事故にあってしまい、ジェニーの人生の歯車が大きく狂い始めることとなるのです。

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シーズン3の見どころ

ジェニーの試練と成長

今シーズンでは、ジェニーが人生の中でも激動の時期ともいえるようなストーリーとなっています。引っ越しして新しいノンナートゥス・ハウスがスタートし、シスター・ジュリエンヌは診療所の舵取りに”代理シスター”をトリクシー、シンシア、ジェニーの中から選ぶことにします。

3人の中で一番ん先輩のトリクシーは自分が選ばれると思っていましたが、ジュリエンヌが選んだのは、積極性に率先力、まとめる力に長けているジェニーでした。

レースのついた特別なナースキャップをかぶり張り切るジェニーでしたが、トリクシーは面白くありません。しかし、二人の絆はそんな些細なことで壊れることはありませんでした。

ノンナートゥス・ハウスの中でもトップを争う美人さんの2人。古風なジェニーと最先端の流行を追うトリクシー、対照的な二人ですがどちらもとってもチャーミングです。

恋愛関係では、過去の不倫で傷ついた心もようやく癒えてきて、アレックスとの仲も順調に進展しているジェニー。しかし、「愛してる」という重い言葉に対しては、答えることが出来ずにいました。

超紳士なアレックスは、愛してるの言葉に答えてくれないジェニーに対してもめげることなく「大好きだよ」と言ってくれました。この言葉にジェニーも「私も大大大好きよ」と返すことができました。

日本語でも”愛してる”と”大好き”の間に大きな違いがあるように、英語のニュアンスでも”Love”と”Like”の言葉の重みは違うようですね。

そんな二人の関係に更なる進展を予感させる出来事が起こりました。アレックスが週末旅行にジェニーを誘ったのです。2部屋予約しているというアレックスですが、周囲のからかい半分の言葉からジェニーはアレックスに冷たく当たってしまいます。

その後、部屋でトリクシーに恋愛の愚痴を聞いてもらっていたジェニーに悲しい知らせが届きます。アレックスが事故にあい、一命は取り留めたものの、アレックスは片足を失ってしまいました。

しかし、二人はなんとか希望をもって前を向いていこうとします。ジェニーもアレックスの為にも普段の生活に戻ろうと仕事へ向かいました。

しかし、そんなジェニーに更なる悲劇が待ち受けていました。アレックスの容態が急変してしまったのです。急いで病院へ向かったジェニーでしたが、すでにアレックスは帰らぬ人となっていました。

絶望の中でも気丈にふるまっていたジェニーでしたが、その時担当していた患者の母の言葉に我慢していた感情が一気に溢れ号泣します。

生きようと思える時が来るまで、生き続けるのよというその母親の言葉にどれだけジェニーは勇気づけられたことでしょう。

この悲しい事件をきっかけにジェニーは自分の人生を見つめ直し、助産師としての自分の在り方や今後を大きく変えていくことになります。

生と死

人々の生と死に日々向きあっているノンナートゥス・ハウスの人達。今回も、一度の過ちで夫以外の子を身ごもってしまった妊婦、出産後うつ状態になってしまった母親など、ヘビーな出産ばかりですが、生命の誕生はどれも希望を与えてくれます。

しかし、今回はそれと同じく”死”ということにもクローズアップされているストーリーでした。アレックスの死、そして、チャミーの母親にも死が迫っていました。チャミーは母親との間に長年確執を抱えていたのですが、最後には娘として母の最期を看取ることができました。

人との永遠の別れは様々ですが、チャミーと母親を見ていて、魂の火が消える瞬間に立ち会えるという事は、とても幸せなことでもあるのだなと感じるストーリーでした。

とにかくリアルな出産シーン

出産経験のない方が見ても分かるほど、全シーズン通して本当に出産シーンがリアルです。

よく出産シーンで、生まれたばかりの子だけど、あれ?もう生後3週間くらいたってるようなベビーだな、と感じることがありますが(生後1か月のベビーの変化は本当に日々変わっていくのです!)、ここに出てくるベビーは新生児そのもの!え?本当に今出産したんじゃないよね?と思ってしまうくらいです。

へその緒といい、細部までリアルに描かれているので、苦手な人はちょっと耐えれないレベルですので、注意が必要です。

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シーズン3の感想

当時の時代背景が色濃く出ていて、出産だけでなく全体のストーリーがとても興味深く面白かったです。とにかくこの話が”実話を元にしている”という事を頭の片隅に置いてみるだけで、色々と考える部分が増えてくると思います。

シーズン3では、患者たちの事だけでなく、シスターやドクター・助産婦達の過去やプライベートにもスポットを当てていて、シーズン1からの慣れ親しんだキャストだけに、そちらの話も面白かったです。

ジェニーのその後は、ナレーションによって最後に語られるのですが、紆余曲折あったジェニーも幸せな人生を送れたようなので、安心しました!

Photo:「コール・ザ・ミッドワイフ」©CTM Productions Ltd.