【瓔珞(エイラク)】55話・56話のあらすじとネタバレ感想。

瓔珞(エイラク) アジアドラマ
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【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】55話・56話。爾晴死亡の一件以降、陛下は瓔珞を冷遇していました。そんな時、瓔珞がずっと避妊薬を服用していたことが判明し、ますます2人の間に亀裂ができてしまうのです。

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【瓔珞(エイラク)】ネタバレ55話

乾隆帝の罪悪感

延禧宮・・・瓔珞の住まい

爾晴が死亡して以来、乾隆帝は延禧宮から足を遠ざけていた。

そんな中、海蘭察を宮外に誘いだした乾隆帝は、亡き富察皇后への罪悪感を語る。

海蘭察は「皇帝は妃嬪の繊細な感情まで受け止めきれません」と乾隆帝を擁護するが、乾隆帝は悔やみきれない様子で言葉を続けた。

「彼女は特別な存在だった。朕の正妻であり添い遂げると誓った仲。

それなのに……彼女は翻意した。(自害した)

今思えば彼女が繊細すぎたのではなく、朕が無情だったのだ」

同じころ、紫禁城では虫食いの薬を売るために宮外に出ようとする男がいた。

(53話で袁春望が、虫食いの薬を売るよう葉先生に助言していた)

ちょうど海蘭察と戻ってきた乾隆帝が男の荷物を調べさせると、虫食いの薬以外にも高級薬剤が混ざっていたため誰の命令だと問い詰める。

葉先生の指示だと聞いた乾隆帝は、御薬房を徹底的に調べるよう配下に命じた。

決定的な亀裂

御薬房の記録を徹底的に調べた結果、瓔珞が避妊薬を服用しつづけていたと判明する。

皇后からその報告を受けた乾隆帝は、すぐさま延禧宮へ行き瓔珞を問い詰めた。

黙ったままの瓔珞に代わり、乾隆帝は自ら推測を述べる。

そなたは円明園にいる時から、富察皇后の敵討ちを企んでいたのだろう

朕を突き放したり甘えたりしたのは、寵愛を得て純貴妃(復讐相手)と戦うため

そして純貴妃への復讐を果たした今、朕には利用価値がなくなったゆえ冷淡になった

瓔珞は、乾隆帝の推測をすべて認めた。

乾隆帝は傷ついた表情を浮かべながら「そなたにとって、朕は手駒以外の何者でもないのか」と問う。

すると瓔珞は、2つのことを責め立てた。

1つは爾晴との密事。

もう1つは、陛下が富察皇后の死を利用して不正官吏たちを静粛したことだ。

乾隆帝はそれらを認め、富察皇后は死んでも清の皇后であるから、死後もその力を発揮させたまでだと答えた。

それを聞いた瓔珞は、情のかけらもないと責める。

すると乾隆帝は「これからは避妊薬を飲まなくてよい。必要なくなる」と言って去った。

“陛下は2度と延禧宮を訪れない”

そう悟った瓔珞は、今後は使用人たちを守りきれないと判断し使用人に暇を出した。

1人また1人と去って行く中、珍珠と小全子と明玉だけが延禧宮に残った。

袁春望の裏切り

乾隆帝は、養心殿の外で物思いにふけっていた。

やってきた皇后は、乾隆帝の望む言葉を与えて慰め、何があっても自分だけは味方であり続けると伝える。

避妊薬の服用を知っていたのは、葉先生と袁春望だけだった。

裏切って皇后に情報を流したのは袁春望だろうと察した瓔珞は、袁春望を連れて皇后のもとを訪れる。

瓔珞は皇后の前で、袁春望が皇后の間者であることを暴き「すべて掌握していたのですね」と問うた。

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【瓔珞(エイラク)】ネタバレ56話

明玉のために

皇后の間者であることを暴かれた袁春望は「先に裏切ったのはお前だ」と瓔珞に恨みをぶつける。

どうやら皇后は、呉書来の地位(内務府の総監?)と引き換えに袁春望を味方に引き入れたらしい。

ともあれ、すでに富察皇后の復讐を果たした瓔珞には何の未練もなかった。

皇后の宮を訪れた乾隆帝は「今までは理性的で責任感が強いだけの女子おなごだと勘違いしていたが、本当は情に厚い女子なのだろう」と皇后を評する。

「私は陛下のために後宮をおさめます。もしも陛下が私に色恋などを求めぬのでしたら、永遠に甘えたりはしません」

と、あくまでも乾隆帝本意に考える皇后を、乾隆帝は抱きしめた。

瓔珞に恨みを募らせている舒嬪は、すれ違った明玉の顔を傷つけ、これまでの瓔珞への屈辱を晴らそうとする。

それを知った瓔珞は、明玉がこれ以上イジめられないように皇太后の後ろ盾を得ることにした。

その後。

皇太后に気に入られた瓔珞は、舒嬪を待ち伏せして彼女にビンタを食らわせた。

ちなみに、皇太后が瓔珞を後押しする理由は、後宮を皇后の独壇場にしたくないから。

乾隆帝の生母

袁春望に地位を奪われ飲んだくれていた呉書来は、気がつくとなぜか椅子に縛りつけられており、袁春望に殺されそうになっていた。

呉書来は、皇太后の秘密を教えるから命だけは助けてくれと懇願する。

その秘密は、乾隆帝の乳母が死の直前に残した1通の手紙に記されているらしい。

手紙を手に入れた袁春望は、さっそく皇后に報告をする。

だが皇后は、自ら陛下に手紙を届けるのではなく、弘昼から渡してもらおうと考えつく。

母親の供養にやってきた弘昼が遺品の整理をしていると、戸棚の中に1通の手紙があることに気づく。

手紙の内容を知った弘昼は、慌てて乾隆帝に届けに行った。

♦手紙の内容♦

『第4皇子(乾隆帝)の本当の生母は銭氏であるが、ニオフル氏(現皇太后)が銭氏を殺して第4皇子を奪った』

(書いたのは、乾隆帝の乳母)

手紙を読んだ乾隆帝は、事実を確かめるため皇太后に会いに行き直接問い詰めた。

すると皇太后は、銭氏が生母であると認め……!?

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【瓔珞(エイラク)】感想55話

陛下はきっと、富察皇后の繊細な心を受け止めきれなかった自分に罪悪感を抱くのと同時に、残された者としての悲しみも抱いているのでしょう。

爾晴との密事も、すべては爾晴が仕掛けたことだったとはいえ、それが富察皇后を追い詰めたのだと知った陛下は自責せずにいられなかったことと思います。

瓔珞はいつも陛下を無情だと責めるけれど、決して無情ではありません。

陛下も陛下で、いつも瓔珞に「釈明しないのが腹立つ」なんて言っていますが、陛下こそまったく釈明しないんですよね。

お互いに、「本当はこうなんだ、本当はこう思ってるんだ」ともっと心の内を明かせれば、誤解ですれ違うこともないと思うのですが……。

ともあれ、今回の2人の亀裂はかなり深いものとなってしまいました。

瓔珞が妃嬪になったのは敵討ちのためであること、瓔珞が避妊薬を飲みつづけていたこと。

それらを知ってしまった陛下の心の傷は計り知れません。

きっと陛下は、たとえ瓔珞の最初の目的が復讐だったとしても、自分への気持ちは本当だったと言ってほしかったのでしょう。

けれども、瓔珞は最後まで陛下への思いを認めることはなく、傷ついた陛下の表情は見ていられないほどでした。

陛下はすべてを知っても瓔珞を責めることはなく、ただ静かに決別を決めました。

瓔珞のほうもどこか苦しそうに話していたことから、愛情が無かったわけではない気がします。

それにしても、2代目皇后の暗躍っぷりが凄いです。

皇后はここぞというタイミングで避妊薬のことを陛下に報告し、2人の亀裂を決定的なものにしました。

その一方で、自身は陛下の望む言葉を与えて「絶対的な味方」であることを示し、陛下からの信頼を得るというやり口は敵ながらにアッパレです。

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【瓔珞(エイラク)】感想56話

かつて富察皇后は、侍女だった瓔珞に文字を教えてくれました。

それと同じように瓔珞も、珍珠や小全子に文字を教えてあげているのがウルっときます。

そして、陛下の寵愛を失った瓔珞が皇太后に取り入りはじめたのは、明玉が他の妃嬪たちからイジめられないようにするためなのでしょう。

瓔珞が動くのはいつも、友達や大切な人を守るため。

でもたまには自分の幸せも考えてほしいと思わずにはいられません。

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