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『後妻業』第1話の感想と見どころ。木村佳乃vs木村多江!主人公が「悪女」という斬新な設定が面白い!

2019冬ドラマ

木村佳乃が主演のドラマ『後妻業』の第1話が放送されました。

主人公が「悪役」という斬新な設定なため、どうなるのか先が読めなくて心が躍ります!

また、放送前から話題になっていた「木村佳乃vs木村多江」のバトルも必見。

今回は、『後妻業』第1話の感想と見どころをお伝えします。

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『後妻業』の作品概要

【放送】

2019年1月22日~

毎週(火)21時放送

【放送局】

関西テレビ放送

【キャスト】

木村佳乃、高橋克典、木村多江、泉谷しげる、伊原剛志、とよた真帆、濱田マリ、河本準一、篠田麻里子ほか。

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ドラマ『後妻業』第1話のあらすじ

【後妻業】とは……資産家老人の後妻になり、財産を手に入れる女のこと

主人公の小夜子(木村佳乃)は、結婚相談所の社長と手を組み「後妻業」で荒稼ぎしていました。

今回ターゲットとなったのは、元教師の耕造(泉谷しげる)75歳。

いつものように結婚相談所で出会いを装い、耕造をたぶらかして結婚まで漕ぎ着けた小夜子。

小夜子は耕造に遺言公正証書を書かせることに成功したものの、耕造は、金庫にまだ隠し持っている財産がある様子。

何としてでも金庫を開けたいけれど、まずは耕造の寿命を縮めることが先決だと考えた小夜子が取った行動とは……!?

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ドラマ『後妻業』第1話の見どころ

「後妻業」の視点で進むストーリー

基本的に小夜子の視点で描かれているので、「後妻業」のプロの手口がいろいろと見られて興味深いです。

・どのようにして高齢の資産家と出会うのか

・結婚した後は、どのように遺産を手に入れるのか

・法律に引っかからない、巧妙な手口とは

上記以外にも、高齢の耕造塩分や油分を過剰摂取させて、耕造の寿命を縮めようとするシーンもありました。

また、真冬なのに上着を着させず、長時間の散歩に耕造を連れ回すシーンも。

こうして挙げてみると、「後妻業」の手口はなかなか悪質ですね。

ですが、あくまでも法律に従った正式なルートで財産を入手しているため、悪行が世に出ることは少ないようです。

本ドラマは、実際にあった「後妻業」の事件をもとにしているので、描写が具体的でリアルなところも見どころです。

結末が読めなくて面白い

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耕造の次女・朋美は、小夜子に不信感を抱いているようで、探偵に調査を依頼しました。

おそらく今後は、後妻業と被害者家族の戦いが描かれていくのではないでしょうか。

後妻業と被害者家族のバトルが繰り広げられるだろう、というところまでは予測できますが、その先が全く読めません。

普通ならば、悪を成敗してドラマが終わりますが、本ドラマは”悪側”が主人公なので、普通とは違う結末になる可能性も高いです。

ですので、読めない展開をあれこれ推測する、という楽しみ方もできそうですね。

ドラマの雰囲気とマッチした主題歌

【歌手】宮本浩次(エレファントカシマシ)

【主題歌】冬の花

エンディングで流れる主題歌が非常に素晴らしかったです。ネットでも絶賛の声多数!

流れるタイミングもさることながら、歌と小夜子の心情がマッチしていて、鳥肌が立ちました。

昭和を感じさせる旋律と、主人公の心情とシンクロした歌詞が、ドラマに深みをもたらせています。

曲に乗せた「激情・孤独・苦しみ」といった様々な感情が、心にダイレクトに響く、一度聞いたら忘れられない主題歌です。

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ドラマ『後妻業』第1話の感想

新鮮な題材だったので楽しめた

主人公が「後妻業」のエースという、地上波ではあまり見たことの無い設定でとても興味深かったです。

近頃のドラマは弁護士モノや事件モノが多いので、新鮮な気持ちで見ることができました。

ところで、昔から色仕掛けで老人の遺産を狙う事件はたくさんあったようです。

原作者の黒川博行も、知人から相談を受け、その話を元に「後妻業」を執筆したのだとか。

「後妻業」とだけ聞くと、暗くてドロドロした話を想像すると思いますが、ドラマは割りとコメディタッチに描かれていたので気軽に視聴できました。

そして、放送前から期待していたのは木村佳乃vs木村多江のバトル。

ふたりのバトルに関しては、もう少し捻りのあるセリフのほうが個人的には好きですが、見ごたえはありました。

大声で罵り合っているけれどどこかコメディで、木村佳乃の顔芸もなかなか強烈でしたね。

小夜子の謎めいた人物像

小夜子の謎めいた人物像が、ドラマのミステリアスな雰囲気と合っていて良かったです。

妖艶な雰囲気で男性を誘惑したかと思えば、「がはははは」と豪快に笑ったり。

「あのじいさん、すぐにでもポックリいくでぇ」と軽口を言ったかと思えば、真面目な表情で「優しくしすぎて私に情がわいたら、じいさん可愛そうやしな」とつぶやいたり。

さらに、「後妻業」の相方・亨の前ではふと孤独な表情を見せたりと、どの姿が本当の小夜子なのか分からず、見ていて(いい意味で)困惑してしまいました。

1話を見ただけでは小夜子がどんな女性か掴めませんでしたが、訳アリの過去があることだけは確かな様子。

どうやら小夜子は、10年前にとある男性に貢いだあげく借金を背負い、ソープに売り飛ばされた過去があるようです。

自身が貢いで捨てられた過去を持っているからこそ、「優しくしすぎて私に情がわいたら、じいさん可愛そうやしな」という言葉が出てきたのかなと思いました。

これから明かされていくであろう、小夜子の本心・人物像に注視していきたいと思います!

他の登場人物も魅惑的

柏木亨役/高橋克典

小夜子を「後妻業」の仕事に誘った人物。

表の顔は”結婚相談所”の社長ですが、裏では高齢男性の資産家と「後妻業」の女を引き合わせています。

高橋克典は相変わらず、色男の役が似合いますね。

悪い男だけれど、ふとした時に見せる真面目な表情や優しげな表情がとても魅力的でした。

中瀬耕造役/泉谷しげる

「後妻業」のターゲットになってしまった高齢の資産家。

声の出し方・歩き方・食べ方、どれを取っても”おじいちゃん”で、泉谷しげるの演技力が凄いと改めて思いました。

一見、女好きで隙だらけのように見える耕造ですが、心からは小夜子を信用していない様子も見受けられます。

隙と警戒心の演技のバランスが絶妙です!

中瀬朋美役/木村多江

耕造の娘で、小夜子と同じ年。

父・耕造の新しい妻となった小夜子には不信感を抱いており、小夜子と会うたびに衝突しています。

今後さらに激しくなっていくであろう、小夜子と朋美のバトルが楽しみです。

あと、インタビューでは「幸薄の女は卒業します」と言っていましたが、今回もまた幸薄女性に見えました(笑)

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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