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ドラマ『刑事ゼロ』9話のネタバレ考察。時矢の記憶喪失は犯人・能見のひとことに原因がある?

2019冬ドラマ
©Dramas Note

沢村一樹が主演の『刑事ゼロ』第9話が放送されました。今回は、時矢が記憶喪失になってしまった原因である”能見の事件”に焦点が当てられました。少しずつ取り戻してゆく記憶。果たして、時矢の記憶は完全に戻るのか!?最後まで目が離せない『刑事ゼロ』第9話のネタバレ考察をお伝えします。

『刑事ゼロ』第9話

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『刑事ゼロ』第9話のあらすじ

今回の被害者は山井という中年女性。山井は手足を縛られ、周りに灯油をまかれて死亡。

壁に英語のメッセージが残されていること、殺害現場がタロットカードの”恋人”の図柄であることから、過去3件の”タロット殺人事件”と同様の手口であることが判明します。

しかし、過去3件の犯人である能見は、現在身柄を拘束中。よって、今回の事件は模様犯による犯行か、あるいは共犯者がいることになります。

佐相はひとまず、能見の事情聴取を行うことを時矢に提案しますが、時矢は乗り気ではない様子で……!?

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『刑事ゼロ』第9話のネタバレ解説

タロット殺人事件

能見が起こした過去3件の事件は、タロットカードに見立てた殺人事件でした。1件目から3件目までの被害者は、年齢も殺害方法もバラバラ。

何の関わりもないように見える3人ですが、当時の時矢は、3人の共通点に気づきました。その共通点とは“罪を犯したのに釈放された人物である”ということ。

よって犯人の目的は、法的に裁かれなかった人たちを裁くことなのかもしれません。

その後、能見の職場を訪れた時矢たちは、能見が記者であったことを知ります。従業員に話を聞いている途中、パソコンに1通のメールが届きました。

差し出し人は能見で、メールの内容は31名分のリストでした。

リストの31名はすべて、罪を犯していながら釈放されている人物ばかり。犯人はこれまで“釈放された人物”を殺害している。つまり、このリストはターゲットの一覧ということでしょう。

「次の犠牲者はこのリストの中から選ばれる」と予感する時矢。

時矢の予感通り、能見が拘束されているにもかかわらず、同じ手口の殺人が新たに起きてしまいました。やはり、一連の”タロット殺人事件”には、共犯者がいる可能性が高そうです。

事情聴取で取り戻した記憶

「だめだ、どうしてもここから足が動かない、ほら!」と言って、能見の事情聴取に行きたがらない時矢。本能的に能見に会うことを拒否しているのでしょう。しかしいざ会ってみると、記憶を少しずつ取り戻すことができました。

・当時、記者だった能見は、3件のタロットカード事件についての記事を書いていた

・時矢は、何度か能見と接触するうちに、能見から”犯罪者意識”を感じ取り、徹底的にマークした

・その後、能見には3件の犯行時にアリバイがないことが発覚

・能見は、事件現場の写真を所持していることがバレた途端、逃走した

・逃走した能見を時矢が追跡。そして記憶喪失に。

精神鑑定の結果は

前回のネタバレ解説はこちらのリンクから

能見の精神鑑定を担当するのが藤林経子だと知った時矢は、藤林のもとを訪れました。

鑑定結果は教えることができないという藤林。しかし時矢は食い下がって「プロのあなたは感じたのではないですか?能見が危険な男だと」と質問を投げかけます。その質問に対してもうまくはぐらかず藤林。

やはり、患者の情報を教えるわけがないか……と思いきや「心神喪失の可能性は、低いかと」とこっそり教えてくれる藤林。

そして、「能見という男は、義務感や秩序を重視している」と補足する藤林。さらに、「能見は、自分の欲求よりも秩序を優先するタイプ」だといいます。

“狩り”でたとえるなら、先頭に立つタイプではなく、狩場全体の秩序を優先し、時には自分を犠牲にすることもいとわないタイプとのこと。

藤林の話が正しいと仮定すると、能見は過去3件のことを「自分ひとりでやった」と供述していますが、この供述は”自分を犠牲にすることもいとわない”能見が罪をかぶったとも考えられます。

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『刑事ゼロ』第9話のネタバレ考察

5人目の被害者~真犯人は誰?~

時矢は、31名のリストの中から次にターゲットになるのは米野だと予測するも、駆けつけたときにはすでに米野は死亡。しかし、時矢は犯人を捕まえることに成功します。

犯人は、能見の後釜として記者をしていた外山で、「自分の罪は自分で償う」と言って銃で自害してしまいました。

次回予告を見た限りでは、タロット殺害事件がまだ続くようなので、外山の他にも共犯者がいることになります。おそらく、共犯者(黒幕)は、精神鑑定士の藤林ではないかと推測しています。

藤林は、時矢に聞かれた時には「心神喪失ではない」と言っていたのに、鑑定書には”心神喪失である”と書くつもりのようで、話が食い違っています。話が食い違っているということは、藤林には何らかの目論見があるということでしょう。

時矢の来訪時に、”こんなに患者の情報を教えていいのか……?”と疑問に思いましたが、その情報で時矢を翻弄することが目的だったとすれば納得がいきます。

能見が身柄を拘束されている状況下で事件が起こったことから、犯人が複数いるということだけは明確です。もしかしたら、”秩序を正す”ことを目的とした組織のようなものが存在するのかもしれませんね。

時矢の記憶

元妻の奥畑弁護士に記憶喪失であることがバレてしまった時矢。

時矢は記憶を取り戻すために、医者の叔父のもとで“退行睡眠療法”を受けることに。最近の記憶についてはすぐに思い出せるものの、時矢が記憶を失った原因である能見関連の事柄についてはどうしても思い出せない様子。

時矢の記憶

・時矢は当時、連続殺人犯の能見を追跡

・能見を屋上まで追い詰めるが、もみ合ううちに時矢は転落しそうになる

・転落する直前に、能見が時矢に「○○○○○」と何かをささやく

・能見は続けて「あんたが刑事だからだよ」と言い放ち、時矢を転落させる

記憶喪失になる原因は、心と体が同時にストレスを受けることによるもの。

時矢が受けた”身体的ストレス”は屋上から落ちたことでしょう。そして”精神的ストレス”は、能見がささやいた何かしらの言葉なのではないでしょうか。

その言葉とは「俺は犯人じゃない」等、能見が犯人ではないことを証明する何かだったのかもしれません。もしも時矢が、能見の言葉で“誤認逮捕をしてしまった”と思い込んだならば、精神的ストレスの原因としては十分な事柄だと思います。