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『刑事ゼロ』8話のネタバレ解説と感想。佐相の父親が逮捕!? 深まるコンビの絆に注目!

2019冬ドラマ
©Dramas Note

沢村一樹が主演の『刑事ゼロ』第8話が放送されました。

今回は、佐相の父親が逮捕されてしまうという衝撃の展開でした。

冷静に振るまう佐相でしたが、心の奥には本心を隠している様子。

そんな佐相と時矢が本音でぶつかり合うシーンは必見です。

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『刑事ゼロ』8話のあらすじ

アフター時矢の些細な言動が気になり、つい小言を言ってしまう佐相(瀧本美織)。小言や皮肉をどれだけ言おうとも、気にせずのん気に笑う時矢を見て、佐相は父親の影を重ねます。

佐相の両親は17年前に離婚をしており、佐相は母・喜和子に引き取られました。よって、父親とはずっと会っていないようです。

佐相の母親は、警察に対して”組織を大事にするあまり腐敗を生みやすい”というイメージを抱いており、ゆえに佐相が警察官になったことを今でも反対している模様。

佐相は両親の離婚に対して思うところもあるようですが、口には出さず、長年本心を抱え込んでいるのでした。

そんな佐相にとって、衝撃的な事件が起こってしまいます。なんと、佐相の父親・金戸が逮捕されてしまったのです。

佐相は金戸の無罪を信じたいけれど、金戸は過去にも逮捕歴があり……!?

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『刑事ゼロ』8話のネタバレ解説

佐相の父が逮捕!?

今回の事件で殺害されたのは、硝子メーカーに勤める三宅。通報を受けた警察が三宅の家に駆けつけると、遺体の前に佇む金戸(佐相の父)の姿がありました。よって、佐相の父・金戸が犯人だと推定されてしまいます。

しかし、佐相の父・金戸は犯行を否認。

金戸の話を聞くと、もともとは三宅の家で会う予定だったけれど、直前に三宅からメールが届き、急遽“スポーツBAR”で待ち合わせをすることになったと言います。

BARには午後7-9時ごろまで滞在しており、 途中で女性に相席を頼まれた。だからその女性さえ証言してくれればアリバイは証明できるはずだと金戸は話すのでした。

佐相の父は17年前にも逮捕されていた

佐相の両親は17年前に離婚をしたのですが、その原因は父・金戸が逮捕されたことでした。

・17年前、金戸は硝子メーカーに勤めていた

・社内の重大な機密が流出

・当時、機密を扱えた人物は、室長の三宅と副室長の金戸のみだった

・社内調査の結果、金戸は“機密を流出した”として告訴される

上記の“機密流出事件”は、結果的に証拠不十分で不起訴になったものの、金戸は退職を迫られました。社員たちの噂によると、当時室長だった三宅が、金戸を辞めさせたのかもしれないとのこと。

今回の事件で殺害されたのが、その三宅

もしも、”三宅に辞めさせられた”という噂が本当であれば、金戸が三宅を殺害する動機は十分にあります。

奔走する時矢

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金戸には三宅を殺害する動機があるとはいえ、無罪を信じたい時矢。まずは、事件当日に金戸がBARで相席を頼まれたという女性を探すため、BARに向かいました。

店内で、事件当日に撮ったと思われる集合写真が1枚見つかりますが、金戸が座っていたボックス席はうつっていませんでした。

しかし、集合写真の中で自撮りをしている男性がおり、自撮りの角度的に、金戸が座っていたボックス席が写っている可能性が高いと気づく時矢。

さっそく、自撮りをしていた男性のスマホ写真を見せてもらうと、時矢の予想通りボックス席が写っており、そこには金戸と相席した女性も写っていたのです。これで金戸のアリバイが立証できるはずです。

その後、女性が着用していたユニフォームから、女性の身元が判明。女性に話を聞くと、女性は、「金戸をホテルに誘うように依頼された」と言います。

一体、誰が何のためにそのような依頼をしたのでしょうか。

真相

時矢は、硝子メーカーの社員たちを集め「三宅さんを殺害した真犯人が分かりました」と言い放ちます。騒然とする中、時矢は17年前の真相から話し始めるのでした。

・17年前、機密を流出したのは三宅だった

・三宅は、タクシーの中に機密資料を置き忘れてしまい、その資料が産業スパイの手に渡ってしまった

・三宅は機密を流出した責任を取るつもりだったが、金戸が「自分が代わりに責任を取る」と申し出た

17年前。金戸は、技術と研究所のために自分が代わりに罪を着ようと考えたのです。

流出事件は不起訴になりましたが、金戸の地位を狙う人物の企みによって、金戸は退職に追い込まれてしまいました。

つまり、金戸がいなくなって一番得をする人物が”真犯人”と言えます。得をするその人物とは、硝子メーカーの社員・吉原でした。

吉原は金戸が退職したあと、自分のもくろみ通りに三宅の右腕となり、研究副室長という地位にまで上り詰めました。

しかし吉原は、三宅が17年前の真実をしたためた“回顧録”を出版することを知ったのです。吉原は、出版を阻止するために三宅を殺害しました。

そして、三宅と金戸が会うことをあらかじめ知っていた吉原は、三宅殺害の罪を、金戸に着せようと画策したのです。

「金戸をホテルに誘え」と女性に依頼した理由は、金戸にアリバイを作らせないため。なんとも用意周到な犯人ですね。

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『刑事ゼロ』8話の感想

時矢と佐相は”本当”の相棒になった!?

今回の第8話は、佐相の父親が逮捕されてしまうという衝撃の内容でした。

佐相はいつも真面目で優等生のしっかり者。なので、今回父親が逮捕されてしまっても、私情を挟まず冷静に振るまっているように見えました。けれどそれはあくまでも表向きで、「父親が無罪だと信じている」と、本心を吐露しながら佐相が涙ぐむシーンは、こちらももらい泣きしそうでした。

それに何と言っても、佐相の本心を引き出した時矢が熱かったです。

「こんな時に、法律とか規則とかどうでもいいよ!俺は本心が聞きたいんだよ、相棒なんだから」と、あんなに熱くて真っ直ぐな瞳で言われたら、佐相も心を揺さぶられますよね。

今回本音を言い合ったことで、ふたりは本当の相棒になれたのではないでしょうか。

また、離婚した佐相の両親が復縁するという温かい終わり方も良かったです。

母・喜和子は、検事としては冷徹だけれど、定年を迎えたら、その後の人生はすべて金戸に捧げると決めていたんですね。目先の幸せだけにとらわれず、長い目で人生を見すえていたなんて、とても大人な生き方だなと思いました。

元妻に時矢の記憶喪失がバレてしまった

佐相の両親の件が解決してひと安心……と思いきや、なんと、元妻に時矢の記憶喪失がバレてしまいました!

元妻は、弁護士という職業上、”記憶喪失の人間が刑事をしている”という事実を見逃せないのでしょう。元妻は時矢に、警察本部に報告すると言い放ちました。

今回は時矢が佐相のために奔走しましたが、次回は佐相が時矢のために奔走する回になりそうですね。

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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