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「黒豊と白夕(こくほうとはくせき)」36話・37話・38話のネタバレ感想

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「黒豊と白夕(こくほうとはくせき)」36話・37話・38話のあらすじとネタバレ感想。

幽州と冀州が婚姻関係を結んだことを知った雍州王は青州との国境に兵を送ります。黒豊息たちは牽機という毒について調べるために大東国の都へ行き……。

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36話:皇帝の崩御

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幽州と冀州が婚姻関係を結んだことを知った雍州王は青州との国境に兵を送ります。

一方、黒豊息と白風夕は牽機という毒について調べるために大東国の都の隠れ市にいるという医聖と呼ばれる者のところへ行きました。

宮中への献上品と思われる生薬が売られていたことから、黒豊息と白風夕は医聖の正体は御薬監の太監ではないかと推測します。

翌日、黒豊息と白風夕は御薬監の太監を拉致し、牽機を買いに来た者について問い詰めました。胡太監は隠れ市のしきたりで客の身分は問わないのでわからないと答えます。

白風夕が剣を抜いて脅すと、胡太監は慌てて名前はわからないが姿絵を大東国の皇宮の中に保管していると言いました。

一方、玉無縁は蘭因璧月では血呪を抑えきれなくなり、玄極令の入手を急ぐことにします。

夜になり、黒豊息と白風夕が変装して皇宮に入って姿絵を見せてもらうと、以前牽機を買ったという女性は雍州の王宮の帯飾りをしていたことがわかりました。

さらに皇宮内での最近の薬の使用記録を見せてもらうと、皇帝付きの張謹ちょうきんという太監が牽機を持って行ったことがわかります。

黒豊息と白風夕が胡太監から牽機を1つもらって皇宮を出ようとした時、廊下で「刺客だ」という声が聞こえました。

その時、実は大東国の皇帝が血を吐いて倒れていたのです。同じ頃、張謹は密かに皇宮を抜け出し玉無縁に「任務を果たしました」と報告していました。

黒豊息と白風夕が戸棚に隠れて様子を窺っていると、兵は皇帝を襲った刺客を捜していることがわかります。2人が隠れている戸棚も開けられそうになった時、張謹が失踪したという報告がありました。

兵たちは張謹を捜すために部屋を出て行き、黒豊息と白風夕は皇宮を脱出します。

その後、玉無縁が何食わぬ顔で参内してきた時、皇帝の治療をしていた御医が崩御を告げるのでした。

皇宮を脱出した黒豊息と白風夕は白琅華ら天霜門一行と遭遇。白風夕を見た白琅華は誤解していたことを謝罪しようとしますが、黒豊息は追われているため場所を変えて話すことを提案しました。

皇宮では大東国のとう将軍が皇帝の崩御を隠そうとするのに対し、玉無縁は崩御を公表し6州が争っている隙に世子が帝位を継ぐべきだと主張します。世子の景炎けいえんは玉無縁の意見を採用することにしました。

天霜門とともに身を隠した黒豊息と白風夕は失踪した張謹と思われる骸が見つかったことを知ります。その手口は断魂門によるもののようだとのこと。

黒豊息たちは、白建徳は断魂門に口を封じられ、皇帝の崩御も断魂門の仕業だと考えます。

その頃、雍州では王宰相のところに冀州からの使者が訪ねて来ていました。なんと王宰相は母を人質にとられて冀州の間者をしていたのです!

その後、隠泉水榭の調べで倚歌王妃が亡くなった後に王宮から姿を消した者がおり、その者は牽機を購入した女性の姿絵に似ているということがわかりました。

豊蘭息と白風夕は雍州に戻り、平民として暮らしているその女性、杜繊娘とせんじょうに会いに行きます。杜繊娘は当時百里氏に命じられて隠れ市に牽機を買いに行ったと白状しました。

また杜繊娘は口を封じられそうになったが誰かに救われたと言うのでした。実は王宰相が後々利用するために杜繊娘を生かしておいたのです……。

豊蘭息と白風夕は鳳棲梧からの報告で雍州王が兵を南下させていることを知りました。鳳棲梧は雍州王は青州を狙っているのではないかと言います。

それを聞いて動揺する白風夕。また豊蘭息は都の兵が手薄になっている今、何者かに謀られたら大変なことになると心配します。

感想

やはり白建徳と倚歌王妃に使われた毒は同じものだったのですね。

それにしても表では善人ぶっているのに裏では皇帝まで暗殺してしまう玉無縁は本当に怖いです……。

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37話:豊莒の企み

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百里氏は豊莒に、21年前に倚歌王妃が死んだのは自分が牽機という毒を盛ったからだと明かします。そして百里氏は豊蘭息が証拠を集めて自分を弾劾する前に挙兵するように豊莒に言いました。

豊莒も都から兵が出払っている今が挙兵する好機だと考えます。

雍州王の誕生日当日、百里氏は大東国の都で豊蘭息を見かけた者がいるという嘘の報告をしました。雍州王は、豊蘭息は伯父である皇帝の供養には行っても父である自分の誕生日に雍州には戻らないのかと嘆きます。

その頃、豊蘭息のもとに豊莒挙兵の情報が届きます。鳳棲梧は白風夕と鳳家の私兵を率い都の手前で豊莒の兵を迎え撃つことにしました。

雍州王の誕生日の宴で、豊萇は体調不良のようなそぶりを見せて途中退席します。その後、宴の会場に”豊蘭息の旗”を掲げた反乱軍が都に迫っているとの急報が届きました。

豊莒は自分の兵を豊蘭息の兵に見せかけて都に向かわせた上、自分は素知らぬ顔で誕生日の宴に出席していたのです!

他の家臣が本当に豊蘭息の兵か疑う中、百里氏、王宰相が雍州王に”豊蘭息は退位を迫っている”と吹き込み、豊莒は雍州王に自分が援軍を呼びに行くので兵符を渡すように言いました。

雍州王が豊莒に兵符を渡すと、百里氏と豊莒は世子に封じられなければ役目を果たせないと言い出します。雍州王は豊莒を世子に封じる王命を出すことにしました。

そこへ豊蘭息が現れて挙兵したのは豊莒だと言いますが、豊莒は豊蘭息が雍州王に証拠を渡す前に捕らえさせようとします。豊蘭息は向かってきた兵を内力で撃退し、雍州王のところまで飛んでいって直接証拠を渡します。

豊莒は豊蘭息の内力が回復していることに驚きます。百里氏と王宰相は企みが露呈した以上、このまま反乱を続けるように豊莒をそそのかしました。

その話を聞いていた豊蘭息は王宰相が冀州の間者であることも暴露します。その事実には百里氏と豊莒は驚くのでした。

それでも豊莒は、豊蘭息が戻ってきたのは密かに”ある事”を調べるためであり、それを内密にしていたのはその件に雍州王も関わっていると疑っているからだと言って反撃しようとします。

雍州王から”ある事”を問い詰められた豊蘭息は、倚歌王妃が百里氏らに毒殺されたことを述べました。

そこへ豊莒の弓隊が入ってきます。百里氏は開き直り「それ以外に私が王妃 息子が世子になる道がありますか?」と言って雍州王に退位を迫りました。

弓隊が雍州王に向かって射った矢を豊蘭息が内力で撃退します。さらに豊蘭息は豊莒を張り倒し、王宰相にも近づいていきました。

王宰相は自分が死んだら配下が火薬に火をつけると言いかけますが、そこへ退席したはずの豊萇が来て周囲の火薬は撤去したと報告します。

また鳳棲梧が来て、豊莒の兵を投降させたことを報告しました。

感想

百里氏、豊莒、王宰相がとうとう最後の賭けに出ましたが、豊蘭息は反乱を防ぐことができてよかったです!白風夕、鳳棲梧、豊萇たちの連携も見事でした!!

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38話:青州の危機

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百里氏は自害用の白絹を与えられ、首を吊った百里氏を見た豊莒は気が触れてしまうのでした。

そして豊蘭息は世子に封じられ、白風夕を娶ると誓います。

その後、白風夕のもとに風写月の使者が来て、青州に幽州軍が迫っていること、青州王が病気であることを伝えました。

白風夕は事実を明かさないまま雍州を離れようとしますが、物陰で使者との会話をで聞いていた豊蘭息は自分も一緒に青州へ行くと言います。

青州に着くと風写月は風惜雲(白風夕)にまつりごとを任せ、自ら出陣すると言いました。

戦場で皇朝は幽州軍に見せかけの攻撃を続けさせ、青州軍の警戒を緩めさせようとし……。

感想

黒豊息も白風夕の秘密を知ることとなりましたね。黒豊息と白風夕は2人で力を合わせて今度は青州の危機を救うことができるでしょうか。それにしても皇朝が何か企んでそうで怖いです……。

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