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1943年、太平洋戦争下の東南アジアで、日本軍捕虜となったオーストラリア軍医ドリゴ・エヴァンス中佐。極限の環境に追い込まれながらも、彼の心を支えたのは祖国に残した“許されぬ恋”の記憶だった──。リチャード・フラナガンのブッカー賞受賞作を原作に、愛と戦争、記憶と贖罪という重厚なテーマを、圧倒的スケールで映像化した話題のドラマシリーズ「奥のほそ道 –ある日本軍捕虜の記憶–」が、U-NEXTで独占配信。過酷な捕虜生活と三つの愛のかたちが描かれます。
- 2025年/オーストラリア/全5話
- 原作:リチャード・フラナガン
- 原題:The Narrow Road to the Deep North
- 配信:[U-NEXT] (PR)
- リリース:2025/10/10(金)
- オフィシャルサイト
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あらすじ

1943年、激化する第二次世界大戦のさなか。オーストラリア軍の軍医ドリゴ・エヴァンス中佐は、日本軍の捕虜としてビルマとタイを結ぶ泰緬鉄道の建設現場に送られ、命の危険と隣り合わせの過酷な日々を強いられていた。
泥と飢え、暴力が支配する極限の環境の中で彼を支え続けたのは、祖国に残してきた“許されぬ恋”の記憶だった。
物語は、戦争の残虐さと若き日の情熱を対照的に描きながら、青春時代に芽生えた秘められた恋、捕虜仲間たちとの固い絆、そして戦後、長年連れ添う妻とのあいだに芽生える静かな感情という、ひとりの男が抱える3つの愛のかたちを丹念に映し出していく。
エヴァンスの半生を通して、希望や贖罪、人間性の本質に迫るこの物語は、戦争ドラマでありながら濃密な心理劇でもあり深い余韻を残す―――。
登場人物|キャスト
ドリゴ・エヴァンス役(1940年代):ジェイコブ・エロルディ

オーストラリア陸軍の若き軍医。過酷な捕虜収容所生活の中で仲間を守ろうと奮闘する彼の姿を通して、戦争の残酷さと人間性の葛藤が描かれる。許されぬ恋と戦争の現実の間で揺れ動く心情も物語の大きな軸となる。
ドリゴ・エヴァンス役(1980年代):キアラン・ハインズ

晩年のドリゴ。戦後、多くの傷を抱えながら生きてきた。若き日の記憶や罪悪感と向き合う。
エラ・エヴァンス役(1940年代):オリヴィア・デヨング

戦争が終わった後にドリゴと結婚した若きエラ・エヴァンス。戦争で傷ついたドリゴを支える。
エラ・エヴァンス役(1980年代):ヘザー・ミッチェル

晩年のエラ・エヴァンス。落ち着きや包容力を持ちながらも、心の奥には戦争と夫の過去への思いが残っている。
エイミー・マルヴァニー役:オデッサ・ヤング

演:オデッサ・ヤング
ドリゴの叔父の妻。ドリゴが戦前に心を寄せていた”許されぬ恋”の存在。
キース・マルヴァニー役:サイモン・ベイカー

ドリゴの叔父でエイミーの夫。家族としての責任や道徳、社会的立場を重んじる人物で、エイミーとの関係やドリゴの存在を通して、自身の信念や感情と向き合う。
フランク・ガーディナー役/トーマス・ウェザーロール

捕虜のひとり。ドリゴに友情と希望を与える存在
- “ゴアナ”役/チャールズ・アン)
- ガリポリ・フォン・ケスラー役/ショーン・マーフィー
- “詩人”役/ルパート・ベヴァン
- リネット・メゾン役/エシー・デイヴィス
- リック・メゾン役/ダン・ワイリー
- エドワード・ランズベリー役/ユエン・レスリー
- オーストラリア兵/ジョージ・シミツィス
- オーストラリア兵/ジャック・マクグレアル
日本軍の軍人
中村少佐役:笠松将

日本軍の捕虜収容所で捕虜たちを管理する将校。命令に従い厳格かつ冷徹な態度を取るが、内には自身の信念や葛藤を抱えている。
福原大尉役:マサ・ヤマグチ

捕虜との接し方や任務への姿勢が、戦争下の複雑さを物語る。
- 1974年生まれ
- ロンドン出身日本育ちの日系オーストラリア人俳優
- 「ウルヴァリン」
- 「レイルウェイ 運命の旅路」
古田大佐役/阿部 瀧

中村少佐の上官。組織としての命令と個人の信念の狭間で揺れる。
- 1976年6月26日生
- 神奈川県横浜市出身
- 「ハクソー・リッジ」
- 「ウルヴァリン:SAMURAI」
- X
最上健司役/Akira Fujii
日本軍の将校のひとり
- 11月20日生まれ
- オーストラリアの俳優。ベトナムのホーチミン市で生まれ日本の大阪育ち。
- 「Last King of the Cross」
- 「Ruby’s Choice」
解説
原作者リチャード・フラナガンについて
リチャード・フラナガンは、第二次世界大戦で父親が経験した捕虜生活をもとに、12年の歳月をかけて小説「奥のほそ道」(白水社刊)を執筆。本作は2014年に英国の最高文学賞であるブッカー賞を受賞し、世界中で”傑作中の傑作”と高く評価されています。
さらに、最新作「第七問」(白水社刊)は2024年8月22日に刊行され、同年に英国最高のノンフィクション賞であるベイリー・ギフォード賞を受賞。これにより、ブッカー賞とベイリー・ギフォード賞の両方を手にした史上初の作家となりました。
戦争と愛が交錯する壮大な物語
「奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-」は、リチャード・フラナガンのブッカー賞受賞作「The Narrow Road to the Deep North」を原作とした2025年のオーストラリア製作の5部作ミニシリーズです。 監督はジャスティン・カーツェル、脚本はショーン・グラントが手掛けています。
本作は、第二次世界大戦中のタイ・ビルマ鉄道での捕虜生活を送りながらも、叔母との禁じられた恋に揺れる若き軍医ドリゴ・エヴァンスの姿を描いています。 物語は、戦前、戦中、戦後の3つの時代を行き来しながら、ドリゴの人間性と戦争の影響を深く掘り下げています。



本作は、ドリゴの人生を3つの時代で描いています。
- 戦前:医学生としての若き日々と、叔母エイミーとの禁断の恋。
- 戦中:日本軍の捕虜として過酷な労働に従事しながらも、仲間たちと絆を深める。
- 戦後:尊敬される外科医としての成功と、過去の記憶に苦しむ日々。
これらの視点を通じて、戦争の残酷さと人間性の本質が浮き彫りにされます。
本作は、公開前から高い期待を集め、2025年4月18日にAmazon Prime Video(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)で配信されると、批評家から絶賛の声が上がりました。 Rotten Tomatoesでは100%の支持を獲得し、Metacritic (メタクリティック)でも83点を記録。
ガーディアン誌のルーク・バックマスターは、「力強い演技と複雑な人間関係が描かれ、リアリズムと共感が感じられる」と評価しています。 BBCのヒュー・モンゴメリーも、エロルディとヤングの演技を称賛しています。
このドラマは、戦争の悲劇と人間の強さ、そして禁断の愛を描いた深い作品です。 戦争の歴史や人間ドラマに興味がある方には、ぜひご覧いただきたい作品です。
U-NEXTが2025年10月10日より独占配信を開始!
- 【配信開始日時】2025年10月10日(金)全5話一挙独占配信(字幕・吹替)
- 【配信形態】見放題/4K対応
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Photo:「奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-」© 2024 Curio Pictures Pty Ltd and Screen Australia.
紹介している作品は、2025年9月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各公式ホームページにてご確認ください。