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【狼殿下】最終回(54話)のあらすじ ネタバレ 感想を結末まで

歴史 / 時代劇
©2018 New Classics Int’l Media Limited

【狼殿下-Fate of Love-】最終回(54話)のあらすじとネタバレ感想を結末まで紹介します。1人で允王と対峙した馬摘星は、兵士をすべて返り討ちにしました。すると、允王は第4皇子(楚有禎)を殺そうとします。とっさに楚有禎をかばった馬摘星は、瀕死のケガを負ってしまい……。

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最終回(54話)のあらすじ

全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)

煬国の溯暘そようでは、即位した楚有圭(以前の允王)が楚有禎をエサにして渤王が現れるのを待っていました。しかし、やって来たのは馬摘星と遥姬でした。

「渤王はどこだ!」

馬摘星は「渤王は死に瀕しているゆえ、死ぬ前にひと目だけでも楚有禎に会わせたい」と言い、溍軍を撤兵させる代わりに楚有禎を解放してほしいと要求します。

楚有圭(允王)はそれを承諾しましたが、入城が許されたのは馬摘星だけでした。馬摘星は、友情の証として遥姫と髪飾りを交換し「もしも私が戻らなければ、渤王をお願いね」と頼みました。

その頃、溍国で目覚めた渤王は、馬摘星の置き手紙に気づきます。

手紙には「追わないで。私が最期に望むのは狼仔の幸せよ」と書かれていましたが、渤王は迷わず溯暘に向かいました。

*以下、重大なネタバレがあります。未視聴の方はご注意ください

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最終回(54話)のネタバレ

生まれ変わっても

楚有圭(以前の允王)と対峙した馬摘星は、都を明け渡すよう要求しました。腹を立てた楚有圭は「殺せ!」と号令をかけ、一斉に兵が馬摘星に襲いかかります。

その頃、渤王が城門前に到着。渤王に恩がある一部の兵士たちは、彼のために道を空けました。

場内では馬摘星がすべての兵士を返り討ちにし、恐れをなした楚有圭は楚有禎を人質に取ります。それでも馬摘星が近づいてきたので、楚有圭は楚有禎を突き飛ばして殺そうとしました。

馬摘星はとっさに楚有禎をかばい、楚有圭の剣を胸に受けてしまいます。楚有圭に蹴飛ばされ、後ろに吹き飛んだ馬摘星を、駆けつけた渤王が受け止めました。

渤王の到着により状況が悪いと判断した楚有圭は、「皇位を譲るから私を殺さないでくれ」と懇願しながら渤王に近づき、隠し持っていた短剣を振り下ろします。

「危ない!」

楚有禎の声に反応した渤王は、腕に馬摘星を抱きながら、落ちていた剣を投げて楚有圭の胸に命中させ 息の根を止めました。

渤王の腕に抱かれている馬摘星は、息も絶え絶えになりながら渤王に最期の言葉を伝えます。

「狼狩山に帰りたい。生まれ変わっても蝶を好きでいてね、そしたらまた出会える」

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馬摘星はそう言うと、渤王の腕の中で息絶えました。渤王は声をあげて泣き、彼女を抱きしめます。

駆けつけた疾冲は、馬摘星の死を目にして膝から崩れ落ちました。渤王は馬摘星を抱えて場内から姿を消しました。

それぞれの結末

半年後の煬国。元 渤軍の将兵が“楚有圭による皇位簒奪の真相”を暴いたことにより、楚有禎が次の皇帝となりました。

しかし、楚有禎は馬摘星の意思を継いで太平の世を実現するため、皇位を辞して溍王に帰順します。疾冲は宝娜公主に、琥珀の護身符のおかげで命が助かったと礼を述べ「今すぐに旅の支度をしろ」と言います。

「また私を追い返すの?」

「そうじゃない。一緒に天下をさすらおうと誘ってるんだ」

公主は喜んで疾冲のあとをついて行きました。

江南では、莫霄と海蝶が孤児を引き取り育てています。

遥姬はというと、朝廷の任を辞して子神とともに人助けをしていました。

そして……。

あの日、馬摘星とともに姿を消した渤王は、馬摘星がいる世界へと去ったのでした。(*楚有禎談)

たとえ運命が2人を敵対させても 
愛は恨みに勝てる
これが悲しくも美しい狼仔と星の物語だ
2人の愛が別の世界で続きますように

【狼殿下】最終話(54話)より引用

<完>

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最終話(54話)の感想

*重要なネタバレがありますのでご注意ください

允王(楚有圭)はラスボスにしては詰めが甘いですし、キャラとしても少し物足りませんでした。

(中盤は、全く出てきませんでしたし)

ただ、このドラマはあくまでも“狼仔と星の物語”であり、そこに比重を置いているため、悪役のキャラの薄さなんかは些事なのかもしれません。

結末に関しては、バッドエンドといえばそうですが、ある意味ではハッピーエンドなのかもしれないと思わされました。

死後も“狼仔と星”として、あるいは来世でも“狼仔と星”として、ずっと2人は一緒だと思えたから。

それに、馬摘星にしろ渤王にしろ、“2人ならそうするだろう”という納得の行動をした結果の幕引きだったため、この悲しい結末を受け入れられました。

それでは、最後に全体の感想を。

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【狼殿下】全体の感想

狼に育てられたという主人公(狼仔/渤王)の斬新な生い立ちに、第1話から引き込まれました。

狼狩山での狼仔と馬摘星の掛け合いは、とても和やかで優しくて、見ている側も大いに幸せな気持ちになれました。

この頃の2人がとても幸せそうで、ずっとこんな時間が続いて欲しいと願わずにはいられませんでしたが、2人は早々に引き離されてしまいます。

それが悲しかった半面、2人がいつ元通りになれるのかが気になって視聴意欲を搔き立てられました。

“和解しては また溝が生じる”という流れの繰り返しで、一体いつになったら2人が心から幸せになれるのかとヤキモキさせられましたが。

だからこそ、2人から目が離せなくもありました。

幸せな瞬間が訪れるのを長く待たされた分だけ、2人が「狼仔と星」に戻れた51話は心が震えました。

1点だけ残念なのは、守るために馬摘星を突き放すという渤王の理屈が、説得性に欠けているように思えたこと。(なんだか、理屈が通っていないと感じた)

ここが納得できれば、もっと感情移入もできて、ドラマにも一層 没入できたのではないかと思うと残念です。

ただ、渤王は狼に育てられたために理屈がずれているのかもしれないと、後々になって考え直し 少し腑に落ちました。

主役CPの愛憎の入り混じった恋模様は見ていて心が痛かったですが、その分、彼らの恋敵がいい人ばかりだったのが救いでした。

このドラマはとにかく展開が早く、常に物語が動いていたので最後まで飽きずに楽しめました。面白かったです!

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本ページの情報は2022年12月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。