「琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」のキャスト・相関図・登場人物。本作は海宴による琅琊榜のドラマ化作品です。
東陽正午陽光の名前を一躍有名にした作品で、第30回中国テレビドラマ飛天賞優秀テレビドラマ賞をはじめとし、50を超える各賞を受賞しました。
相関図
あらすじ
架空の国・大梁の皇帝はかつて林燮の助力により王位に着きました。即位後、林燮は赤焔軍の統帥となり、皇帝を支えていました。林燮の妹も妃となり、長男で皇太子の祁王蕭景禹を生みます。
しかし、陰謀により林燮と祁王は敵国大渝と死闘を繰り広げた後帰国する途中で、反逆の汚名を着せされ、味方から攻められ全滅してしまいます。
それから12年後、次代の王位をめぐる闘争は皇太子、誉王の間でますます激化していました。二人は情報組織「琅琊閣」から「麒麟の才子を得た者が天下を得る」という情報を手に入れます。
麒麟の才子とは琅琊閣の番付で「琅琊才人榜」の一位、江左盟の宗主・梅長蘇のことです。王位を巡り、誰もが梅長蘇を自陣営に取り込もうと動き始めます。
主要キャスト
梅長蘇/胡歌 (フー・ゴー)
琅琊才人榜の一位。江左盟の宗主
赤焔軍の総帥林燮の息子、林殊(梅長蘇)は12年前に生き延びることが出来ましたが、毒に侵されてしまい、容貌がすっかり変わってしまいました。体も極端に弱ってしまいましたが、ある目的のために、都へ戻ってきました。
靖王 – 蕭景琰/王凱 (ワン・カイ)
第七皇子。
12年前の事件の際に、長兄の祁王を支持し潔白を訴えたため、皇帝から疎まれています。琅琊才人榜の三位で、知略は当然ながら、武芸にも秀でています。林殊は彼にとって幼馴染の親友でした。
霓凰郡主/劉涛 (リウ・タオ)
雲南王府の郡主。
琅琊達人榜10位の武芸の達人です。幼い弟が家督を継ぐまで家督を守ろうと、雲南穆王府10万の軍隊を率いています。林殊の幼馴染で許嫁です。
誉王 – 蕭景桓/黄維徳 (ファン・ウェイドー)
第五皇子。
実母の祥嬪は幼い時に亡くなったため、言皇后の養子として育ちました。皇后を後ろ盾として皇太子と激しい王位継承争いを繰り広げています。野心家で狡猾ですが、自惚れ屋なところがあります。
蒙摯/陳龍 (チェン・ロン)
禁軍の大統領。
琅琊達人榜の2位の武芸の達人です。かつて赤焔軍に所属し、林殊の親友です。梁帝の信頼が厚く、忠実な将軍です。
梁帝/丁勇岱 (ディン・ヨンダイ)
大梁の皇帝。
猜疑心が非常に強かったため、謝玉らによる誹謗中傷を真に受け、自身の長男を誅してしまいました。皇太子に王位を継ぐつもりでいましたが、凡庸で軽率なため頭を痛めています。
江左盟・琅琊閣
藺晨/靳東 (ジン・ドン)
琅琊閣の閣主。
江湖で医者を生業としています。林殊の毒を手当てしていますが、根本的な治療法はなく、余命宣告をしました。口は悪いですが、とても心配しています。
飛流/吴磊 (ウー・レイ)
梅長蘇の護衛。
年は若いのですが、武芸にとても秀でていて大人が相手でも簡単に負かせてしまいます。蒙摯には歯が立たず、あしらわれてしまうので不服です。梅長蘇の前では見た目のままの子供になって甘えています。
甄平/趙一龍
かつての赤焔軍の指揮官
宮羽/周奇奇
梅長蘇の秘密諜報員
童路/魏偉
梅長蘇に従う江左盟
大梁皇家
東宮太子 – 蕭景宣/高鑫 (ガオ・シン)
第四皇子。
越貴妃の実子で、越貴妃が寵愛を受けているため祁王が亡くなったのち皇太子となりました。皇太子としての地位を保つために手段を選びません。誉王ほどは才覚がありません。
太皇太后/鄭毓芝 (ジョン・ユージー)
梁帝の祖母。
痴呆が進んでいるのか正気かは定かでないながら、容貌が変わってしまった曾孫の林殊に一目で気が付き、菓子を与え、霓凰の手を握らせます。
言皇后/方曉莉 (ファン・シャオリー)
梁帝の皇后。誉王の義母
言闕の妹で、正妻ですが、幼い息子を恵妃のせいで亡くしたと思い込んでいます。誉王を正陽宮で幼少期から育てていたため、実子のようにかわいがり頼り、王位につくよう支持しています。
静嬪/劉敏涛 (リウ・ミンタオ)
靖王の母。
普段は物静かで医学に詳しい妃です。林家に恩義を感じており、林殊の正体に気が付き、靖王を王位につけようと協力します。
越貴妃/楊雨婷 (ヤン・ユーティン)
梁帝の寵妃
梁帝に寵愛されているため、祁王が配された時に陰謀を巡らせて実子を皇太子に擁立させました。常に皇后の座を狙っており、他の妃たちを追い落とそうと策略をめぐらせています。
恵妃/陳麗娜 (チェン・リーナー)
三皇子寧王の母
静嬪と同じ時期に後宮に入り、仲良くしています。言皇后と同じ頃に男子を出産しましたが、疫病が流行り同時に感染したことで、皇后の長男は恵妃のせいで亡くなったと流言され、虐められています。
東宮・寧国候府
謝玉/劉奕君 (リウ・イージュン)
寧国候
蒞陽長公主の駙馬で、軍を担っています。かつて私的な理由で赤焔軍を陥れました。公にはしていませんが皇太子を支持しています。
莅陽長公主/張棪琰 (ジャン・イェンイェン)
寧国侯夫人
蕭景睿と謝弼の母です。楚の人質だった宇文霖を密かに想っていましたが謝玉に已む無く嫁ぎました。12年前の事件のカギを握る一人です。
蕭景睿/程皓楓
梅長蘇を腹心の友と見做しています
謝弼/匡牧野
寧国府の世継ぎ。蕭景睿の弟
卓鼎風/劉昊明
天泉山荘の荘主。琅琊達人榜4位
卓青遥/言杰
卓鼎風の長子。謝玉の婿
誉王府勢
秦般若/王鴎 (ワン・オウ)
誉王の参謀
表面上は誉王に仕え紅袖を率いていますが、なにやら裏の姿がありそうな女性です。梅長蘇や謝玉と比べて策士としては力が劣る感じです。
言闕/王勁松 (ワン・ジンソン)
言皇后の兄
梁帝を擁立するのに功のあった重臣でした。宸妃を密かに愛していましたが、皇帝の妃となってしまったことや、梁帝が猜疑心に囚われて夏江らの言いなりになるのに落胆して政治の世界から身を引きました。
言豫津/郭暁然 (グォ・シャオラン)
言闕の息子
琅琊榜公子榜で十位の才覚のある人物で、剣の腕も確かです。人懐こくて風流を解します。お酒が好きです。穏やかで気が置けない風ですが、実はとても責任感が強いです。七夕生まれ。
その他
夏江/王永泉 (ワン・ヨンチェン)
懸鏡司の首尊
狡猾な男で、強い野心を持ち、勝つためには手段を選ばないところがあります。かつて璇機公主と関わりがありました。
夏冬/張齢心 (チャン・リンシン)
夏江の弟子
赤焔軍の前鋒大将聶鋒の未亡人です。情に厚く、義理堅い性格で、武術に優れています。長年にわたり、赤焔軍の謀反事件と夫の行方を密かに追っています。
穆青/張暁謙
雲南王。穆霓凰の弟
黎網/王宏
梅長蘇の右腕。かつての赤焔軍の司令官