【探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜】22話・23話・24話のあらすじとネタバレ感想。蘇瓷は裴昭に7年前の白良族が虐殺された事件を調べ直していると打ち明けます。しかし、蘇瓷は自分が白良族の唯一の生き残りだとは言い出せず……。
22話のあらすじネタバレ
裴昭は蘇瓷に、梁家に来たのは、実は以前から疑念を持っていた戦友の死について調べるためだったと告白。
隠し事をしていたことを詫びました。
蘇瓷も、実は7年前に白良族の族長が先帝を毒殺したとして一族が滅亡させられた事件を調べていると告げます。
しかし、蘇瓷は自分が白良族の族長の娘であり、一族の唯一の生き残りだということは言い出せませんでした……。
その後、蘇瓷と裴昭は梁家で見つかった古代の名著の贋作を改めて調べます。
白良族事件で犯行の証拠とされた族長の手紙は偽造されたものだと考えていた蘇瓷は、梁楓が手紙を偽造させる者を探すために贋作を集めていたのではないかと推理しました。
贋作と一緒に収納されていた名簿の人物を翌日から訪ねてみることにした蘇瓷と裴昭。
その矢先、蘇瓷は裴昭と侍従の蒋希文（ジュ―・ミンシン）が白良族事件について話しているのを偶然立ち聞きしてしまいます。
蒋希文の声は、一族が虐殺された日に井戸に隠れていた蘇瓷が聞いた男の声そのものだったのです！
一族虐殺を命令したのは裴昭だと誤解した蘇瓷は部屋に飛び込み、いきなり裴昭に斬りかかりました。
裴昭の喉元に刀を突き付けても、結局斬ることはできずに部屋を飛び出していく蘇瓷。
蘇瓷の不可解な行動に裴昭は、蘇瓷が白良族で唯一行方不明になっている族長の娘なのではないかと思い始めました。
部屋を飛び出して1人で名簿の人物たちを探しに行ったものの、何の手がかりもつかめずに帰ってきた蘇瓷。
裴昭は蘇瓷を抱きしめ、斬りつけてきた理由を問いただします。
蘇瓷は自分は白良族の生き残りで、虐殺の日に聞いた男の声は裴昭の侍従のものだったと言うのでした。
裴昭は、あの時、白良族事件に疑念を持っていて、蒋希文に虐殺を止めに行かせたが間に合わなかったと説明します。
その話を信じようとしない蘇瓷に裴昭は、以前蘇瓷を助けた時にした3つの要求の約束を持ち出し、2つ目の要求は一緒に捜査することだと言うのでした。
2人は謝北溟、董如双、飛鳶にも協力してもらい、捜査を続けることにします。
捜査を進めると、名簿の中の1人、李木という人物の家で7年前に火事があり、1体の黒焦げの遺体が見つかったことがわかりました。
李木は1人暮らしだったので、その遺体が李木とされ、葬儀が行われたとのこと。
蘇瓷と裴昭が役所で火事の記録を調べると、焼け跡から見つかった遺体には長く薬を服用していた痕があったと書かれていました。
一方、李木のことを近隣の住民たちはよく力仕事を手伝ってくれていたと言うのです。
蘇瓷は長く薬を服用していた者が力仕事を手伝うことができたのか疑問に思いました。
もう一度焼け跡を調べた蘇瓷は、土の下に地下室への扉があるのを見つけます。
地下室には生活の痕があり、蘇瓷たちはそこにもう1人誰かが暮らしていたのではないかと考えます。
そのもう1人をおびき出すだめ、裴昭は一計を案じるのでした。
22話の感想
真相に近づくための新たな手がかりが見つかりますが、蘇瓷が裴昭を信じられなくなってしまったのが悲しいです……。
蘇瓷と裴昭は7年前の真実を探り当て、信頼関係を取り戻すことができるのでしょうか？
23話のあらすじネタバレ
裴昭は、李家の墓がある川沿いの土地に水路を通すので、7日以内に墓を移すようにという偽の告知を出しました。
そして、墓を見張っていると村人たちが墓を移すためにやってきます。
しかし、村人たちは墓を移すために集められただけで李木の親族ではないと答えました。
村人たちが帰った後、この村で親族が墓に撒く風習がある松香粉が、李木の墓の周りに落ちていることに気づく蘇瓷。
蘇瓷は先ほどの村人の中に、手に松香粉を隠し持った者がいたことを思い出します。
追いかけて話を聞こうとした蘇瓷でしたが、刺客集団が現れ、その者は矢で射られてしまいました。
その者は死に際に自分が李木だと認め、白良族事件の真相は両親の墓の間に埋めてあると言い遺して息絶えたのです。
一方、裴昭は蒋希文ら配下と刺客集団を追いました。
刺客のリーダー格の男と一騎打ちになり、肩に傷を負う裴昭。
そこへ蘇瓷が助太刀に入りますが、蘇瓷をかばおうとした裴昭はさらに背中にも傷を受けてしまいます。
裴昭を連れて逃げる蘇瓷。
リーダー格の男は2人を追おうとしますが、蒋希文に討ちとられるのでした。
蘇瓷は洞窟に隠れて裴昭を治療することにします。
その時、蘇瓷は裴昭の腕に小さな噛み傷を見つけました。
この傷は、以前追われている少女を助けた時に、その少女に追手の一味と間違われて噛まれてしまった時のものだと答える裴昭。
それを聞いて蘇瓷の脳裏にも、幼い頃助けてくれた青年を追手と誤解して腕を噛んでしまった光景がよぎりました。
蘇瓷は、その時、青年がお守りとしてくれた小刀を裴昭に見せます。
その小刀は裴昭のものでした。
なんと、裴昭が助けた少女は蘇瓷だったのです！
蘇瓷は、ささいなことから裴昭を疑ってしまったことを涙ながらに謝るのでした。
その後、蘇瓷が裴昭に助けられてから明鏡署に入るまでどうやって生きてきたかを話していると、謝北溟たちが2人を探しに来ます。
蘇瓷は謝北溟に李木が言い遺したことを話し、李家の墓の近くを掘り起こしてもらうことにしました。
そこには、李木の手記が埋められていたのです。
李木の弟の李林は凶運の日に生まれたため、両親は李林を人に知られないように地下室で育てていたとのこと。
そして、李木は李林の病気を治すために大金が必要で、手紙を偽造する仕事を請け負ったとのことでした。
手紙の偽造後、李木が命を狙われていると気づいた李林は、兄を地下室に隠し自分が身代わりとなったのです。
手記には偽造の証拠となる、雷争の筆跡による手紙の下書きも同封されていました。
梁楓から雷争にあてた手紙にあった「例の件は決して口外しない」とは、手紙を偽造するために贋作の天才である李木を紹介したことだったのです。
23話の感想
なんと蘇瓷は幼い時に裴昭に助けられていたとは！
2人の出会いは運命の再会だったのですね。
証人となる人物は、またも消されてしまいましたが、事件の証拠品を手に入れることができたのは大きな前進です！
7年前の真実がだんだん明らかになってきました。
蘇瓷たちは事件の黒幕にたどり着くことができるのでしょうか？
24話のあらすじネタバレ
蘇瓷は事件の真相を公にできる日まで言わないつもりだった自分が白良族の生き残りであるという事実を、謝北溟、董如双、飛鳶に明かすことにしました。
友を危険な目に遭わせたくないから自分と距離を置いてほしいという蘇瓷に、3人は反対に真相解明への協力を申し出るのでした。
関係者が次々と消されてしまった今、蘇瓷たちは唯一の手がかりである刺客のリーダー格の男の遺体を調べることにします。
裴昭は、その男の体にも雷争と同じ焼き印があるのを見て、多くの刺客を持ち、官僚を言いなりにできる黒幕は雲王しかいないと言うのでした。
謝北溟は男の素顔を見て、見覚えがある顔だと気づきます。
謝北溟には、幼い時に実父を亡くした後、身分を明かさずに義父となって面倒を見てくれた人物がいました。
なんとその男は、義父に昔から仕えていた者だったのです！
義父の正体を確かめたいと思った謝北溟は1人で雲王の屋敷に乗り込みました。
そして、義父が雲王であったことを知り、愕然とするのでした。
雲王は、今まで謝北溟が近況を知らせる手紙から裴昭の動向を知っていたのは偶然だったと言います。
しかし、雲王から今後は裴昭のそばにいて動きを報告する役目を担うように言われた謝北溟は、友を選ぶか義父を選ぶかの窮地に立たされるのでした。
その頃、裴昭は救済銀事件の時からずっと行く先々に雲王の手先が現れるのを不思議に思い始めます。
裴昭は謝北溟がいつも義父に手紙を書いていたことを思い出し、謝北溟の義父が怪しいと感じるのでした。
後日、裴昭は白良族事件のもう1つの証拠とされた毒が仕込まれた白良錦の衣を取り寄せ、董如双に調べ直してもらうことにします。
また、裴昭は蘇瓷を連れて、事件当時に内務府で庶務を担当していた劉太監に話を聞きに行きました。
劉太監によると、事件の前に浣衣局※1の女中頭が急に病死し埋葬されたが、数日後に何者かが遺体を掘り起こして燃やしたとのこと。
さらに、その時、数人の宮女が病気を理由に解雇されたが、宮中の記録にはそのことが記されていないとのことでした。
話を聞いた裴昭は、宮女たちは病気ではなく毒にあたったのではないかと考え、董如双と謝北溟に宮女たちを探し出して症状を聞いてほしいと頼みます。
宮中の衣類を洗う部署
24話の感想
黒幕の目星はついたものの、絶大な権力を持つ雲王が黒幕だと暴くのは大変そうです。
しかも、ただの人のいい力持ちだと思っていた謝北溟がなんと雲王と関係があったとは！
謝北溟はどんな選択をするのでしょうか？
また、7年前に宮女たちに何があったのか真相が気になります。
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