「ウォーターフロント」は映画「スクリーム」シリーズの監督で知られるケヴィン・ウィリアムソンの最新作。ゼロから漁業の“帝国”を築いた一家に今、試練の波が押し寄せる。実話にインスパイアされた「ウォーターフロント」は、家族の絆、再生、そして失われゆくものを必死に守ろうとする人々の姿をリアルに描く、心揺さぶるヒューマンドラマです。
作品情報
- 2025年/アメリカ/全8話
- 原題:The Waterfront
配信:Netflix - リリース:2025/6/19
- オフィシャルサイト
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スタッフ
キャスト
あらすじ
ノースカロライナ州の海岸沿いを舞台に、「人は自分たちが築いてきたものが危機に瀕した時にどれほどのことをするのか」という、小さな町に小さな漁業帝国を築き上げた一家の実話から着想を得て制作された物語。
バックリー家は長年にわたり、ノースカロライナ州ヘイブンポートの漁業とレストラン業界を牛耳ってきた。だが、家長ハーラン・バックリー(ホルト・マッキャラニー)が2度の心臓発作を起こし静養を余儀なくされ、家業は徐々に傾き始める。
妻ベル(マリア・ベロ)と息子ケイン(ジェイミー・ウォリー)は、ビジネスをなんとか立て直そうと奔走するが―――。
一方、娘ブリー(メリッサ・ブノワ)は依存症からの回復途上にあり、息子の親権も失っていた。そんななか、彼女は複雑な恋愛関係に巻き込まれ、バックリー家の未来はさらに揺らいでいく。
家族の絆が試されるなか、ハーランは再び立ち上がり、崩れかけた帝国の舵を取ろうと決意する。
果たして、バックリー家の運命はどこへ向かうのか――。
登場人物/キャスト
ハーラン・バックリー役/ホルト・マッキャラニー

ウイスキーをこよなく愛するバックリー家の当主。80年代に父親とともにバックリー漁業の発展に尽力した。違法な行為に手を染めることもあった。二度の心臓発作を起こして家業を離れたが、ベルとケインの愚かな決断により、再び経営権を握りざるを得なくなります。
ベル・バックリー役/マリア・ベロ

夫のハーランが心臓発作により家業を離れたため、息子のケインと共に経営を担うことに。家族を救うためとはいえ、危険な方法で漁業を経営する。
ケイン・バックリー役/ジェイク・ウィアリー

ハーランとベルの息子。父のために正しいことをしようとするも、父に対してノーということができない。妻ペイトンとの間に娘がいる。家業で生計を立てているが、それは自分が望んだ人生ではない。
- 1990年2月14日生
- 米国/ニュージャージー州出身
- 「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」
- 「トリガー・ウォーニング」
ブリー・バックリー役/メリッサ・ブノワ

ハーランとベルの娘。知的だが短気。かつては家業で財務を担っていたが、酒におぼれ依存症を発症。息子の親権を失った後、禁酒しながらも息子との関係を維持しようと奮闘するが息子には恨まれている。
ディラー・ホプキンス役/ブレイディ・ヘプナー

ブリーの息子で、現在は父親の元で暮らしています。アルコール依存症の母を恨んでいますが、祖父ハーランのことは敬愛しています。
ペイトン・バックリー役/ダニエル・キャンベル
ケインの妻。南部育ちでケインとの間に8歳の子がいる。ケインを愛し、彼と父親の複雑な関係も理解している。
ショーン・ウェスト役/ラファエル・L・シルバ
バックリー家に新しく雇われたバーテンダー。バックリー家の未来を大きく揺るがす秘密を抱えている。
- 1994年6月18日生
- ブラジル出身
- 「Fluidity」
- 「9-1-1:ローンスター」
ジェナ・テイト役/ハンバリー・ゴンザレス
病気の父を看病するために都会から故郷へ戻ってきたジャーナリスト。そこで彼女は、高校時代の恋人ケインを含む、過去の恋に再び向き合うことになる。ケインは今もなお、彼女への想いを捨てきれずにいた。
ほか出演者
- DEA捜査官マーカス・サンチェス役/ジェラルド・セラスコ
- クライド・ポーター保安官役/マイケル・ガストン
- トロイ役/ザック・ローリグ(ゲスト出演)
- トファー・グレイス
- デイヴ・アナブル
解説
実話に着想を得て、ノースカロライナ州の海沿いの町を舞台に描かれる「ウォーターフロント」は、家族の絆や「遺産を守るために人はどこまでやるのか」というテーマに迫るドラマ。
キャクホンと製作総指揮を務めたケヴィン・ウィリアムソンは「これは、家族のために懸命に働いてきた男の物語です。ゼロから努力して、小さな町で漁業を中心とした小さな“帝国”を築き上げた。でも今、その全てが少しずつ奪われようとしている。彼らにとってそれは“家族そのもの”だから、何としてでも守ろうとするんです。」と、語っています。
長年にわたり、地元の漁業からレストラン業まで支配してきた“バクリー家”が支配するのは、ノースカロライナ州ヘイブンポート。
家長ハーラン・バックリーが2度の心臓発作からの回復中であるいま、妻のベルと息子のケインが何とか家業を維持しようと奮闘します。
一方で娘のブリーは、アルコール依存症からの回復途中で息子の親権を失い、ある複雑な関係に巻き込まれてしまいます。それは家族の未来を揺るがしかねないものでした。
家族を再び立て直すため、ハーランは再び“帝国”の指揮を執る決意をします。
シリーズを手がけたケヴィン・ウィリアムソンいわく、この物語の核心は「危うい状況の中で“よりマシな悪”を選ぼうとする人々の葛藤」だといいます。
「これは、間違いを犯してしまう人々の話なんです。時には悪い選択をして、気づけばどんどん深みにはまっていく。でも、そこでさらに悪い道を選ぶ人もいれば、ちゃんと抜け出して正しいことをする人もいる」とTUDAMに語っていました。