待望の「イカゲーム」シリーズ完結編「イカゲーム3」のキャスト(相関図)から、最後のシーンの意味や続きはあるのかどうかについて詳しくご紹介します。親友を目の前で失ったギフンは憔悴しきってしまいますが、そんなギフンを待ち受けるのは残酷すぎるゲームでした。
作品情報
- 2025年/韓国/全6話
- 原題:오징어 게임3
- 配信:Netflix
- リリース:2025年6月27日
- オフィシャルサイト
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あらすじ

参加者たちの部屋に、一基の棺桶が運ばれます。蓋を開けると、そこにはギフン(イ・ジョンジェ)の姿がありました。ところが、ギフンはまだ生きており、クムジャ(カン・エシム)たちが介抱します。
昨夜のうちに35名が死亡し、残り参加者は60名。賞金総額は396億ウォン、1人当たり6億6000ウォンとなりました。次のゲームを続けるかどうかの投票が行われ、賛成41票、反対18票でゲームの続行が決まります。
この投票の前にギフンは、仲間を死なせた罪悪感からピンクガードに楯突き、ベッドに拘束されてしまったため、投票はできませんでした。そんなギフンをクムジャたちが気遣いますが、ギフンはとても立ち直れそうにありません。しかし、その会話の中でクムジャの息子ヨンシク(ヤン・ドングン)から、全ては弾倉を持って行かなかった”デホ(カン・ハヌル)のせい”だと聞かされます。
すると、ギフンの怒りの矛先はデホに向けられ、デホに強い恨みを抱くようになりました。
一方、ピンクガードの1人である脱北者ノウル(パク・ギュヨン)は、オペ室に入るべく良い子を演じます。案外簡単にオペ室に入ることができたノウルは、次々と他のピンクガードを射殺し、医者だけを残しました。
そして、医者に臓器を取る予定だった参加番号246番ギョンソク(イ・ジヌク)の治療をさせます。治療が済むなりその医者も殺害し、医者が着ていた服を着せ、ギョンソクになりすましをさせました。
その頃、警察官のジュノ(ウィ・ハジュン)は、兄のフロントマンを船で捜索していました。それらしき島は見つからずに捜索が難航する中、チェ理事(チョン・ソクホ)はパク船長(オ・ダルス)が怪しいとジュノに報告します。最初こそ命の恩人でもあるパク船長を疑おうとはしなかったジュノですが、チェ理事が掴んだ証拠を受けて考えを改めました。
チェ理事はパク船長の家を突き止め、そこでピンクガードの服や大量のお金を発見していたのです。ただ、チェ理事が不法侵入で警察に捕まってしまったことで、パク船長に連絡が入り、ジュノは命を狙われます。間一髪でパク船長を仕留めたジュノは、生き残った1人の仲間と共に島の捜索を続けます。
相関図/キャスト


ギフン役/イカゲームを終わらせるべく参加
演:イ・ジョンジェ

ジュノ役/兄(フロントマン)を捜す
演:ウィ・ハジュン

フロントマン(イノ)役/ゲームの支配人
演:イ・ビョンホン

ジュニ役/ミョンギの元恋人の妊婦
演:チョ・ユリ
ネタバレ解説
4番目のゲーム「かくれんぼ」

このかくれんぼは、抽選で青と赤の2組に分かれ、青が逃げる側、赤が鬼をやります。青は30分以内に出口を見つけて脱出するか、隠れて赤に捕まらなければクリア。赤は青を30分以内に見つけて殺害すればクリアですが、赤同士の殺害は認められません。
青と赤にはそれぞれアイテムが配られ、青は丸・三角・四角の3種類のうちいずれかの鍵、赤はナイフです。青の鍵はゲーム場の扉を開けることができますが、一度開けた扉は施錠できません。青は少しだけ隠れる時間が与えられ、それぞれが鍵や空間を駆使しながら赤から逃げ続けます。
赤のギフンは血眼でデホを探し回り、同じく赤のYouTuberミョンギ(イム・シワン)と、サノスの元手下ナムギュ(ノ・ジェウォン)は手を組み、早々に青の参加者を殺害してクリアします。クムジャと妊婦のジュニ(チョ・ユリ)、元特殊部隊員のヒョンジュ(パク・ソンフン)は青となり、それぞれが異なる鍵を持つため有利でした。しかし、ゲームの途中でジュニが出産せざるを得なくなり、ゲーム場の一室で出産します。
そこへ出口を発見したヒョンジュが戻ってきますが、後ろからミョンギに刺されて死亡しました。また、巫女のソンニョ(チェ・グッキ)も出口を発見するも、出口を出るための鍵を探していたところジョンテ(ソン・ヨンチャン)に裏切られ死亡します。
こうして35名が死亡、残り参加者は25名。賞金総額は431億ウォン、1人当たり17億2400万円ウォンとなりました。
5番目のゲーム「大縄跳び」

ルールは簡単で、制限時間の20分以内に大縄跳びを飛びながらゴール地点を目指すというもの。高所にあるスタート地点とゴール地点は細い道で繋がっており、それぞれの地点に大縄跳びを持った巨大人形が立っています。その人形たちが大縄跳びを回し、参加者は縄を飛びながらゴール地点を目指します。
最初こそステージの高さに尻込んでいた参加者たちも、1番最初にギフンがジュニの子どもを抱えて渡り切ったことから、ぞろぞろと大縄跳びに挑みました。次に渡り切った参加者が他の参加者を突き落とし始めたものの、ギフンがその参加者を突き落として他の参加者を助けます。ただし、前回のゲームで足を怪我したジュニは大縄跳びを飛べないと判断し、自ら命を断ちました。
このゲームに参加した24名の参加者のうち、16名が脱落、残り参加者は9名となりました。参加者が9名となったのは、死亡したジュニに代わり、その子どもが参加者としてカウントされたからです。これにより、賞金総額447億ウォン、1人当たり49億6000万ウォンとなります。
最後のゲーム「天空のイカゲーム」

四角、三角、丸の柱の上のステージで、制限時間15分。参加者たちは、各ステージで1名以上を”生きたまま”押し出せばクリアとなり、最後の丸のステージでは1名以上を押し出せば残った参加者は全員優勝です。ステージにあるスタートボタンを押してから制限時間のカウントが始まるため、その前に落としてもクリアにはなりません。
「第一ステージ」:四角のステージに連れてこられた9名の参加者は、すぐにスタートボタンを押し、ジュニの子どもを脱落させようとします。とはいえ、子どもはギフンが抱えているため、正気を失っているミンスを脱落させることに決めました。ミョンギはステージの中央にあるポールが抜けることに気づき、ポールごと相手を落とすという安全な方法でミンスを突き落としました。
「第二ステージ」:残った参加者8名のうち、ギフンと子どもを除く6名は結託しており、次の標的はジュニの子どもです。ただ、ギフンと子どもの両方を一緒に落としてしまうと、6名全員で優勝はできません。6名は何とかギフンと子どもを引き離そうとするも、そんなことが上手くいくはずもなく、ギフンと激しい攻防を繰り広げます。
その結果、残りの参加者はギフンと子ども、ミンギュの3名だけとなります。
「第三ステージ」:ミンギュは次のステージへと繋がる橋が出るなり、真っ先に橋を渡ってポールを引き抜きました。そして、橋を渡ろうとするギフンにポールを突きつけ、子どもだけを渡すよう求めたのです。ギフンは子どもを差し出すと、橋がなくなり始めてから丸の柱へ飛び移りました。
そこで一騎打ちを余儀なくされた2人は、ギフンが隠し持っていたナイフ、ミンギュはポールを武器に戦います。2人は激しく揉み合った末、勢い余って柱から落ちてしまいました。しかし、ギフンは柱の淵に剥き出しになっていた鉄筋を掴み、何とかステージに戻ります。
この際、ギフンの服を掴んでいたミンギュは服が破れて落下しました。ところが、ギフンらはまだスタートボタンを押していなかったため、このミンギュの死はカウントされません。それを悟ったギフンはスタートボタンを押し、ジュニの子供を残して自ら死を選びました。
結末

こうして今回のイカゲームの優勝者は、ジュニの子ども222番となります。1人残された子どもはフロントマンのイノに連れて行かれ、後にイノの弟ジュノの元へと届けられました。優勝賞金の456億ウォンは、子どもと一緒に添えられていたジュノ名義の口座に入っていました。
生き延びたピンクガードのノウルは、イカゲームの会場で確認した資料には、夫と共に死亡と書かれていた娘が生きているかもしれないと知ります。これは、以前娘の捜索を頼んでいた団体からの連絡で、すぐにノウルは娘がいる中国へと飛び立ちました。
アメリカ、ロサンゼルス。イノはギフンの娘を訪ねていました。知り合いを装ってギフンの遺品を渡すと、足早にその場を後にしました。その中身は、ギフンが着ていたジャージと、ギフン名義の銀行のカードでした。
イノは帰りの車から、路地裏でメンコをするスーツ姿の女性と、大柄な男性の姿を発見します。女性はイノに気づくと、軽く頷きました。
イカゲームの続き、ラストシーンの意味

「イカゲーム」は、今回の「イカゲーム3」で完結しました。ただ、今後「イカゲーム」の英語版が製作されることが発表されています。英語版は、Netflixシリーズ「マインドハンター」のデヴィッド・フィンチャー監督が手掛けるとのこと。
そのため、最後のシーンでケイト・ブランシェット演じるキャラクターが、大柄な男性とメンコをしていたのでしょう。今までの「イカゲーム」ではコン・ユ演じる”メンコ男”がその役割を担っていましたが、英語版ではその役をブランシェットが担うものと思われます。
実際、「イカゲーム」の生みの親ファン・ドンヒョク監督は、ギフンとフロントマンの物語はイカゲーム3で終わりだとはしているものの、「イカゲーム」というユニバースが終わるとは言っていないとコメントしています。
つまり、「イカゲーム」の主人公のバトンは次世代に引き継がれ、次はアメリカを舞台とした新たな「イカゲーム」が始まります。それを示唆したのがあのラストシーンで、今後の新たな「イカゲーム」シリーズ誕生の伏線だったのでしょう。
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