「星漢燦爛(せいかんさんらん)」キャスト相関図 登場人物を紹介。
周りとの出会いや別れ、様々な事件を通して、少しずつ成長していく姿に、多くの人が感動した長編ドラマです。
相関図
あらすじ
生まれたばかりのときに親と離れ、意地悪な叔母に虐げられ、教養も礼儀作法も見につかず、屈折した性格に育ってしまった程少商。持ち前の聡明さで、しぶとく強く生きています。
一方、皇帝の義兄弟・霍将軍の甥にあたる凌不疑は、幼いころ孤城で全滅の危機から叔母と二人で逃げ延び、都へ戻って来た不幸な経緯から、忘れ形見を大事に思った皇帝によって義理の息子となりました。
五公主や裕昌郡主に一方的に好かれるなど、都中の娘たちの憧れの存在です。そんな二人が出会い、数々の困難を潜り抜けながら必死に生きる物語です。
主要キャスト
凌不疑/呉磊 (ウー・レイ)
九卿の副統監、皇帝の養子、子晟、十一郎
皇帝の義兄弟である霍将軍の甥。霍将軍が非業の死を遂げたため、養子となり、長秋宮で育ちます。羽林の左騎兵、北軍隊の第五校騎兵隊の指揮を執り、皇帝の補佐官として武官として仕えているエリートです。
鬼将軍として恐れられていますが、都の独身女性のあこがれの的でもあります。実家の凌家とは不和で寄りつかないので親不孝と噂されています。
本当に幼いころから数々のコマーシャルに出演したり、5歳のときには「水滸伝」で小さい哪吒の役を演じるなど、表情の豊かさと賢さ、演技力に定評があります。特に有名なのは「琅琊榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~」の飛流役で、当時は15歳ながら、はつらつとした少年剣士役として人気がありました。胡歌と二人が並んでいると今でもファンがとても喜びます。2023年のテンセントの授賞式では胡歌がプレゼンターとして賞を授与したときなど、会場もインターネットも大いに盛り上がりました。
吴磊さんは撮影に真摯に取り組むことで有名で、カメラチェックも欠かしません。チェックするときに演技をしているときと同じ表情で画面を確認しているところを何度もBTSで撮られています。乗馬や戦闘のシーンも必ず自身でアクションを行い、意見を出しながら進めるそうですが、このドラマにおいて、琴を弾くシーンでは、たった数分のシーンにも拘らず、忙しい撮影の合間、レッスンをお願いして、吹き替えなしで本人が実際に演奏して撮影したとのことです。
長歌行の際には、相手役のディリラバとのキスシーンがインコに置き換えられていたことから、今回趙露思とのラブシーンがどうなるか噂されていたそうです。結果はぜひドラマでご確認ください。
程少商/趙露思 (チャオ・ルースー)
程家の第四娘子、嫋嫋
戦争のために、両親は将軍として各地に従軍しているため、生まれた直後から意地悪な叔母の策略で祖母のもとに置き去りにされることになりました。
叔母は悪意を持って彼女に教養も礼儀も教えず、育てたため、年頃の女性のたしなみや常識がありませんが、元々聡明なため、自分だけを頼りに強く生きてきました。
両親が戻ればすべて上手くいくと理想に描いて来たのに、狡賢く育った娘を見て愕然とした母親とは、折り合いが悪く反抗ばかりしてしまいます。
女性のファンが多いことでも知られる趙露思さんは、演技力に定評があるだけでなく、歌や踊り、古箏の演奏、バラエティでも活躍するオールラウンドな女優です。フォトジェニックなためファッション雑誌の表紙になることも多く、私服や着ていた服などがすぐにネットで調べられて売れるそうです。本人もファッションを専攻していたため、とても興味があるそうです。
演技力の高さから、若手では最も多く年間3-4本の主演作品を持つ、銀河酷娱の看板女優です。毎年演技大賞などの常連で、必ず人気賞やその他の賞を複数受賞し続けています。
演技を離れると天然なキャラクターで、愛国映画に出た時に、インタビューで絶対に間違えてはいけない問題を誤って回答したことから致命的な白〇と批判されたこともありますが、ギャップに萌えるファンは多く、常に話題を集めています。表情がとてもかわいらしく、変顔も平気でするような庶民派でもあります。
三匹の犬と一匹の猫を飼っている動物好きで、明るく優しい性格です。
程始/郭涛 (グオ・タオ)
校尉、のちの曲陵侯
義兄弟の万松柏将軍と共に、各地を転戦してまわっています。元々は教養がない武骨な人でしたが、娶った蕭元漪に学んで、学問も身につけた苦労人です。
嫋嫋を溺愛しており、何をしても怒りません。妻が厳しくしつけようとするのを、いつも宥めています。
蕭元漪/曾黎 (ツォン・リー)
程始の後妻、嫋嫋兄妹の母、軍人
夫に従い、従軍し共に戦います。元々、教養が高い才女で、実家の蕭家は貧しいながら、学問を大事にする家庭でした。再婚後に、弟の学費を夫が出してくれました。夫に溺愛されており、夫婦仲はとても良いです。
15年前に葛氏の策略で、泣く泣く嫋嫋を義母に預けたまま戦地へ向かいましたが、戻ってきたら娘が狡賢く後先考えない無謀な少女に育っていて驚き、なんとか正道に戻さなくてはと努力するのですが、思いが空回りして逆効果に。嫋嫋に厳しすぎるきらいがあります。
袁慎/李昀鋭 (リー・ユンルイ)
白鹿山の才子、のちの廷尉府侍郎、善見
白鹿山書院の皇甫儀に師事し、白鹿山の才子と呼ばれていましたが、元燈祭の夜に嫋嫋に一目惚れをして万家の太夫人の誕生日に押しかけ、鞠を投げるもあっけなく投げ返され、家に追いかけて行って話しかけても変人扱いされ、やることなすこと空回りで警戒されるばかりの残念な人です。
やはり都中の女性のあこがれの的ですが、本人はかなり女嫌いの様子です。
「龍的厨房」で主演デビューし、「創造営2019」では人気が出て決勝まで残りましたが、最終的に19位で惜しくもR1SEには参加できませんでした。その後はバラエティや数々のドラマに出演して、着実に準主役をいとめるようになりつつあります。最新作の趙露思が主演する神隐では主役の次点くらいの大人気を博し、今後の活躍が期待されています。
いわゆる正統派イケメンのせいか、主役カップル男性のライバルとなることが多く、報われない二番手を演じることが多いのですが、恋のライバルとなるだけあり、才能、性格共に秀でた役が多いです。
クールに見えますが、ファンに対してとても親切で、紳士的な態度とのことです。
楼垚/余承恩 (ユー・チョンエン)
楼氏分家の次男、幼馴染の何昭君は婚約者、阿垚
楼氏の分家ということで冷遇されています。特に目立った学問の才能もなく、弱気なため、気の強い婚約者の何昭君にバカにされています。明るくはつらつとした嫋嫋に惹かれて、馬車を追いかけるような行動力も実はあります。
とにかく優しくて、頼みはなんでも聞いてくれそうな忠実なタイプです。
文帝/保剣鋒 (バオ・ジエンフォン)
皇帝、凌不疑の義父、霍翀の義弟
越妃とは幼馴染で恋人同士でしたが、乾安王との同盟のために宣后を娶りました。霍将軍とは義兄弟の関係で、孤城が落城した際に逃れた甥の凌不疑を憐れんで義子としました。
情が厚く、凌不疑に、霍将軍の血が断たれてはいけないと何度も縁談を持ち込みますが、首を縦に振って貰えません。
宣后/童蕾 (トン・レイ)
皇后、皇太子と五公主の母、宣神諳
長秋宮に住む、穏やかで優しい皇后。
凌不疑のことも、嫋嫋のことも自分の子供のようにかわいがります。越妃とも諍いを起こすことはなく、姉妹のように仲良く、幼馴染の二人が親しくしていても理解を示しています。
越妃/曹曦文 (ツァオ・シーウェン)
妃、第二公主と第三皇子と第三公主の母、越姮
永楽宮に住む妃。気が強く、はっきりした性格の持ち主。皇帝とは幼馴染で、皇帝が唯一愛する女性。
霍兄妹とも幼馴染で、霍将軍を尊敬しているため、凌不疑に対しても親切。
程氏
程老太太/許娣 (シュー・ディ)
程始たちの母、嫋嫋の祖母、董氏
程始、程承、程止の母親。田舎で生まれ育ったため粗野で派手好きなところがあります。三男の程止を溺愛し、長男の程始に頼りきりです。
信心深いため、次に生まれた子を手元に置かないと家門に悪いことが起きると老神仙や葛氏に騙され、嫋嫋を夫婦から引き離します。蕭元漪を嫌うあまり、嫋嫋を虐めていました。
程承/崔鹏 (チュイ・ポン)
程家の次男、程姎の父
足が悪いため、家にこもりきりで、気が弱く葛氏に強く言えず、いつも蔑まれています。
学問が好きで、勉強熱心なところを葛太公に気に入られ、娘を多額の持参金を付けて嫁されました。
葛氏/陳思斯 (チェン・スースー)
嫋嫋の叔母、程家を切り盛りする
気の弱い夫と、単純で騙されやすい義母しかいない程家で好き放題に振舞っていました。
賢くて気が強い蕭元漪を嫌い、男子が出来ないことを僻み、三番目の息子を奪おうと画策し、老神仙を雇って義母を騙しましたが、生まれてきたのは双子だったため、必要のない女児の方が手元に残されたため、腹いせに苛め抜いていました。
程姎/徐娇 (シュー・チャオ)
嫋嫋の従姉、姎姎
男の子でなかったことから母親の葛氏に疎まれ、実家に預けられ、叔母たちに育てられました。叔母たちはとても彼女を大事に育てたので、気立てもよく、教養もあり、優しい少女に成長しました。
蕭元漪が理想とする娘像そのものだったことや、自身が原因により両親に置いていかれて一人になってしまったことから、つい同情と申し訳なさから贔屓をしてしまいます。
程止/張天陽 (チャン・ティエンヤン)
程家の三男、母に溺愛される、驊県県丞
心根が優しいため、母の溺愛を受けています。白鹿山山主の娘である桑舜華を娶りましたが、嫉妬から(?)母は気に入りません。
愛妻家で、一心に妻を愛し、大切にしています。母の干渉を避けるため、あまり実家に寄り付きません。
桑舜華/彭楊 (ポン・ヤン)
程止の妻、白鹿山山主の娘
皇甫儀と元々は婚約していましたが、彼が学問を追求するあまり帰って来ず、待ち続けても戻る様子がないため、婚約を解消。
教養があり、優しく、穏やかな性格。姪の嫋嫋を娘のようにかわいがります。
程頌/蔣熠銘 (ジャン・イーミン)
程始の次男、嫋嫋の兄
幼い頃から離れて暮らしていた妹の嫋嫋にとても甘い兄。いつも母親から庇ったり、助けたりしています。
私塾を始めたときには、万萋萋と喧嘩友達のようになります。お調子者で、学問も長兄には敵わないし、武芸もさして出来ませんが、いい人です。
程少宮/趙子麒 (チャオ・ズーチー)
程始の三男、嫋嫋の双子の兄
双子の妹の嫋嫋をからかったり庇ったり、助けたり、仲の良い兄です。
占いが趣味ですが、怖いくらいに当たります。
蓮華/王雅佳 (ワン・ヤージァ)
嫋嫋の侍女
嫋嫋が幼い頃から付従っている侍女で、いつも彼女がいじめられていることに腹を立てています。
気が強く、意地っ張りですが、心から嫋嫋に忠誠を尽くしています。
青蓯/顧珂嘉 (グ・クァジァ)
蕭元漪の侍女・義姉妹
蕭元漪に常に従い、戦場まで一緒について行った忠義の人。のちに蕭元漪は彼女を義理の妹として遇しました。
蕭元漪の一番乗理解者で、いつでも味方します。嫋嫋にも母親の本当の気持ちを伝えたりしますが、残念なことに全く通じません。
皇家
太子/汪卓成 (ワン・ジュオチョン)
皇太子、宣皇后の息子
とても性格がよく、すぐに人を信じてしまいます。親類が利用しようとしていても気が付かず、常に他人を善意の目で見ます。
太子妃と結婚する前に好きな人がいましたが、失恋しました。
太子妃/邵芸 (シャオ・ユー)
皇太子妃、孫氏
穏やかそうで優しそうに見えますが、田舎の出身で他の皇家の人たちに見下されていると思い込み、鬱屈した思いを感じています。
野性味のある嫋嫋を自分を馬鹿にしないからと気に入っている様子です。
三皇子/高寒 (ガオ・ハン)
越妃の長男
小越侯の後ろ盾もある、野心のある皇子です。目立たず、余計な口出しもせず、謙虚な姿勢をしていますが、才気あふれる切れ者です。
凌不疑とは表面上、距離を置いています。
三公主/王禛 (ワン・ヂェン)
越妃の次女
戦争に従軍していた越妃が小越侯に預けていたため、他の越妃の子女と異なり、節操がなく、派手好きで金遣いの荒い性格に育ちました。
凌不疑のことをかつて好きだったことがありましたが、思いが通じず諦めて宣氏に嫁ぎました。
五公主/王梓薇 (ワン・ズーウェイ)
宣皇后の娘
甘やかされて育ったため、傲慢で気が強い分別のない性格に育ちました。
顧問と称し、独自のハーレムを形成していました。
二公主/周楊洋
越妃の長女。穏やかで節操のある立派な公主
五皇子/劉鋭
身分の低い母を持ち、蔑まれています
小越候/王梓權 (ワン・ズーチェン)
越妃の兄
越氏は建国に多大な功績を上げましたが、結局、三男の小越公と越妃の二人しか生き残りませんでした。そのため過大に遇されています。
野心家で、三皇子を皇帝にしよう、太子を追い落とそうと画策しています。傲慢で尊大な性格です。
凌氏
凌益/沙宝亮 (シャ・バオリァン)
凌不疑の父、城陽候
十五年前に孤城に妻子を見殺しにして逃亡しました。その後、必死で都まで生還したときには、霍君華の嫁荷の侍女であった淳于氏を娶っていたため、侮辱されたとして霍君華はそのまま離縁。
凌不疑は軽蔑を隠さず、一切実家に近寄りません。不仲です。
淳于氏/趙子琪 (チャオ・ズーチー)
凌益の妻、凌不疑の継母
妻子が行方不明になったのをいいことに、床に入り込んだ、と陰口を言われる元霍君華の侍女。
凌不疑の母親顔をしようとして、いつも手ひどくあしらわれます。
霍君華/張彤 (チャン・トン)
凌益の元妻、霍将軍の妹、凌不疑の母
皇帝に憧れていたけれど、全く相手にされず、仕方なく凌益に嫁いだものの、孤城が全滅した際に、凌不疑と命からがら逃げ、都に戻ると、夫は侍女を妻にしていたため、そのまま離縁して杏花園に住みます。
戦乱のショックやその後の心労のため、気が触れてしまいました。
梁邱起/張琛 (ジャン・チェン)
凌不疑の家臣、梁兄弟の兄
忠義心の厚い部下で、常に冷静沈着です。いつも凌不疑に従い、命令に忠実です。
のちに嫋嫋の護衛を任されます。
梁邱飛/孫凱 (スン・カイ)
凌不疑の家臣、梁兄弟の弟
生死を厭わず凌不疑に仕えるのは兄と同じですが、少し軽率でお調子者です。なんでも武力で制圧しようという血気盛んなタイプ。
年の近い嫋嫋と仲が良く、嫉妬した凌不疑は彼ではなく、兄の邱起に嫋嫋の護衛を任せます。
万氏
万老夫人/廖学秋
萋萋の祖母、頭の良い立派な女丈夫です
万松柏/任青安
程始の義兄弟、豪傑な将軍です
万萋萋/張月 (ジャン・ユエ)
万家の十三娘子、嫋嫋の義理の従姉
明るく豪快で、性格がよく、すぐに嫋嫋とも打ち解けます。姉御肌で、いつも嫋嫋達の味方になってくれます。
嫋嫋とお酒を飲む仲で一番の親友的、姉的存在
楼氏
楼太傅/邢岷山
楼家の当主、息子が不出来です
楼大夫人/曹艳艳
分家をいびる意地悪な女性です
楼縭/汤梦佳
本家の娘、嫋嫋と犬猿の仲です
楼犇/王子睿 (ワン・ズールイ)
楼家分家の長男
才能豊かで野心家ですが、本家の息子たちが不出来なため、仕官の道を閉ざされ、世界を放浪して知識を広めることで気持ちを慰めていました。
遊学の際にしたためた地図が、後の戦乱の際に有益なものとして用いられます。
王延姫/施詩 (シーシー)
楼犇の妻
優しくしとやかで、義弟の楼垚にも親切で、嫋嫋にも優しく接してくれました。
その後事件があり、折角宿した子も失くしてしまいます。
何昭君/陳意涵 (チェン・イーハン)
楼垚の婚約者
気が強くて我儘な性格です。楼垚とは幼馴染で婚約者でしたが、はっきりしない性格や凡庸な才能にウンザリしています。
その後、事件があり、自分の立場を自覚し、家門と弟のために生きることを誓います。
袁氏
袁夫人/胡小庭 (フー・シャオティン)
袁慎の母、梁氏
河東梁家の娘で気位が高く、冷たいところがある人です。夫婦仲が冷え切っていて、その二人を見てきた袁慎は結婚に希望が持てません。
息子にもあまり関心がなさそうに見えます。
汝陽王府
汝陽王/郑晓宁
文帝の叔父にあたり、妻とは不仲です
汝陽王妃/方晓莉
文帝を育てたと恩を売りますが実際は…
裕昌郡主/崔恩慈 (ツェイ・エンツー)
汝陽王の孫娘
両親は早くに亡くなり、幼い頃から祖父母に育てられたため、わがままで気が強く、思いやりがありません。
凌不疑に嫁ぎたくて画策しますが、全く相手にされず、嫌われています。