「ダリル・ディクソン」シーズン2(キャロルの書)第5話あらすじネタバレ。ダリルとキャロルはアッシュのいる球技場を目指すもアッシュは行方不明、一方でパリのコミュニティには戦士を引き連れたロサンがやってきます。そして今回、シーズン1でクインが仕切っていたデミモンドが再び登場します。
序章
ファロウとローランは、無事にパリの仲間たちのところに到着していました。そこに誰かがやって来てドアとドンドン!と叩きます。警戒しながらシャッターを開けると、そこにはコドロンの姿が……。
ファロウは、コドロンを乱暴に掴んで中にいれます。銃口を向けながら「何しに来た」と乱暴に言いました。そこにローランがやって来て、コドロンが自分を助けてくれたこと、「イザベルやダリル、シルヴィのことも助けてくれた。殺そうとした人たちを止めてくれた」と伝えました。
コドロンはネストが襲撃されて乗っ取られ、ロサンが捕まったと話します。ダリルやイザベルのことは分からないが、アメリカからダリルを尋ねて女がやって来た、とも伝えました。

ダリルとキャロルは、途中で車が故障しアッシュの待つ球技場まで徒歩で向かいました。ダリルからアッシュへの説明を求められたキャロルは、フランスに連れてきてもらうまでの経緯を偽ったとは言わず「脚色した」と伝えます。
するとダリルは、「俺も行く、あんたが話せ」とキャロルが嘘を言って連れて来てもらったことを少し怒っている様子。アッシュのいる建物は塞がれて罠も仕掛けられており、中に入るとウォーカーと男が罠にかかっていました。

男は重傷を負っていて死ぬのは時間の問題。キャロルは瀕死の男に「ここにいた人は?」と聞きます。男は「戻ってこない…」と答え、声を絞り出すように「ここには飛行機を探しに来た」といいました。そのあと男は、「頼む、終わらせてくれ」と懇願し、ダリルが男の頭にナイフを突き刺しました。
そのころ、アッシュはウォーカーの群れに追いかけられており、やっと見つけた車の中に避難し、鍵は見つけたもののエンジンが掛かりません。仕方なく、ドアを開けて逃げようとしましたがドアを押し返されて頭を打ち、気を失ってしまいました。
パリのコミュニティへ

キャロルとダリルは、協力者を求めパリのコミュニティに向かいました。その途中でキャロルは、アッシュの人柄にや、連れてきてもらうためについた”嘘”をダリルに話します。
一方で、コミュニティではコドロンが食事を与えられており、ここに来た理由を尋ねられていました。コドロンは「行くところがここしかなかった」と答え、大切な人全員を失ったのは自分が原因だったと捕らわれて気づいたと改心していました。
そこにダリルとキャロルが入ってきました。ローランは嬉しそうにダリルにハグし、「コモンウェルスのキャロルだね」とキャロルに話し掛けました。そのあとキャロル、ファロウ、そしてコドロンがテーブルを囲んで話をします。
ジュネが死んだことはファロウの耳にも入っていたようで、今はここが安全だと思っていました。ダリルはイザベルの死をローランに伝え、一緒にアメリカに行こうといいますが、ローランはここの方が落ち着くダリルはキャロルとアメリカに帰ってと伝えました。
しかし、その目には涙が流れていたのです。ローランは、自分が愛する者、自分の側にいる人はすベて失うと恐れていたようです。
ロサンがパリにやってくる

翌日、コミュニティはいつも通り平和な朝を迎えていました。キャロルはと12歳くらいの女の子を見て、ソフィアのことを思い出します。そして、ひとりで座っているダリルを見つけ、その様子からローランにアメリカ行きを断られて傷ついていると察します。
2人は少し話をしていると、ファロウがやってきます。「よそ者のアッシュを追跡するのは難しい、でも情報を得るならあそこしかない」とダリルを見ました。ダリルはその場所がデミモンドだとすぐに気づきます。「俺は嫌われてる」
そう言いながらも、キャロルと2人でデミモンドを尋ねます。デミモンドはかつてクインが仕切っていましたが、クインが死んだいま、クインの元彼女だったアナが仕切っていました。
クインの時代はジュネの部下という扱いでしたが、今は違うよう。ダリルから近況を聞いたアナは、クインのことで申し訳なく思っていたようで力を貸してくれることに。
そこに裏口から燃料が運ばれてきました。タンクはかつてジュネの司令部だった場所から戦士が運んできたようで、ダリルとキャロルはそこにアッシュがいるかもしれないと考え司令部に向かいます。そんな中、コミュニティに戦士を連れたロサンと妻たちがやってきます。
ローランと話していたコドロンは近くにあったスコップを武器に持ち、ローランと自分の身を隠します。ロサンは、「心配するな、誰も傷つけない。我々の大義のために団結した兄弟姉妹だ。しかし、大儀を成し遂げるにはローランが必要だ」と言ったのです。
しかし、ジュネの戦士を部下に付けたロサンを信用することはできません。ローランはいないと伝えましたが、ロサンはテーブルの上にあったルービックキューブを見つけ、そこにローランがいることを確信したのです。
そして、ローランが隠れている場所に戦士が近づきそうになった時、ファロウが戦士のひとりにナイフを突き当てます。ファロウが目で合図し、その隙にコドロンとローランが外に出て行ったのです。
アッシュと合流

キャロルとダリルは司令部で、ウォーカーの中にアッシュがいるかを確かめました。その中にはアッシュはいませんでしたが、ウォーカーに囲まれた車を外で見つけます。「車内でなにか生きてる」と、2人は車に近づいていきました。
ウォーカーを倒しながら合間をぬうように車に乗り込むと、そこにはアッシュが……。アッシュは脳震盪と脱水で弱っていました。すぐに脱出必要があるものの、車はウォーカーに囲まれたまま。するとダリルは、車の後ろに「凶暴化するウォーカーを作る注射薬」があることに気づきます。
車のサンルーフを開け、2体のウォーカーに注射を打ち込みました。少し待つと、凶暴化したウォーカーが普通のウォーカーを襲い全滅させます。凶暴化ウォーカーは車の窓を割って襲い掛かってきましたが、1体はキャロルの持っていた銃の最後の1発を撃ち込み、もう1体はナイフで始末し車から脱出しました。
3人はそのまま飛行機のある場所まで戻ってきました。アッシュを休ませている間、キャロルはアッシュの看護、ダリルは燃料を調達しに再びデミモンドに向かいます。
和解と追手

デミモンドに行くと、そこにはコドロンとローランが来ていました。コミュニティにロサンが来たことを伝えるため、ダリルを探しにやって来たようです。コドロンは、ジュネが死んだあと戦士がロサンに着いたことも伝えました。
ダリルはコドロンに礼を伝え、2人は和解したように見えました。
「ロサンの狙いはただひとつ」
そう、ロサンは「ローランこそが神がいる証拠だと世界に示す」ために必要だったのです。しかし、ファロウは「証拠が必要だという時点で信仰を失ってる」と、ロサンの考えは間違っていると指摘しました。そして、これに同調する仲間が多くいました。
一方で、アンはダリルが必要としている燃料を分けてくれることに。するとそこにロサンが、妻と数人の戦士を連れたやってきたのです。コドロンは裏の隠し通路から逃がされ、アンはローランとダリルを別の隠し通路から逃がします。
アンは知らないととぼけますが、すぐに隠し通路は見つかってしまいました。コドロンとダリルたちは合流しましたが、安全を確保するため二手に別れダリルは途中でローランを隠します。
暗闇の中、ダリルは戦士を倒し最終的にロサンの頭を近くにあった頭蓋骨で叩き割り、コドロンも戦士を倒し、左肩を刺されたもののロサンの妻を壁に叩きつけたのです。ダリルはローランを迎えに行ったあと、再びコドロンと合流します。
ただ、ここで気になったのはロサンの妻の指が動いていることです。死んでウォーカーとして目覚めるのか、それとも彼女は生きているのか……。
結末

キャロルはアッシュに本当のことを話すと、当然の如くアッシュは怒ります。アッシュが怒ったのは嘘をついたことではなく、ついた嘘が許せなかったのです。息子を失ったアッシュからすれば、娘を利用してついた嘘をどうしても許せなかったようです。
ダリルはコドロンと握手を交わし、ローランにはアメリカに来るよう説得します。「イザベルが望んだことでもある、自分で決めろ。」そう言うと、ローランは少し考えたあとにっこり笑って「行く」と伝えたのです。
その足でキャロルのところに戻りました。ローランは初めて見る飛行機に興味深々でしたが、キャロルはダリルに「最悪よ」とアッシュが怒っていると伝えました。そこにアッシュがやってきます。
アッシュはローランを見て複雑な顔をしながら握手に応じました。「アッシュの飛行機だ。彼が連れて行ってくれる」ダリルがそう言うとアッシュは、「ひとつ問題がある、4人乗ったら離陸できない」と言い出したのです。
感想
ロサンは三日天下?というほど呆気なくやられてしまったという感じでした。ロサンの妻はおそらく気を失っていただけだったのだと思います。ロサンというリーダーを失ったので、次は妻がリーダーとなって率いるのではないかと。
彼女はロサンより残忍な考えを持っているので、ジュネと変わりないような気がします。そして最後、やっとアメリカに帰れると言うときに、まさかの4人乗ったら離陸できない!?
でもこれだとちょっとおかしいです。もともと、アッシュはキャロルの夫エドと娘ソフィアを迎えに行きたいと願いを叶えるために飛行機を飛ばしたわけです。そうなると、帰りはおのずと4人になるはずなので、ここにきて4人だと離陸できないというのは変です。
キャロルの嘘を許せないからそういったのか、それとも飛行機にトラブルでもあったのか、本当に4人は乗れないのか。これを言った時にちらっとキャロルの顔を見たので、もしかしたらキャロルを困らせるため?
自分を犠牲にしてもダリルを助けたいと思っているのか試そうとしているのかもしれませんが、アッシュが善人なだけに何を考えているのかちょっとわかりづらいです。
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