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フロム-閉ざされた街-シーズン2ネタバレ解説と考察/何も明かされなかった恐怖に新展開!?帰る方法は…

フロム,シーズン2 ミステリー
© 2024 MGMPlus Studios. All Rights Reserved.
*記事にはプロモーションが含まれています

「フロム-閉ざされた街」シーズン2ネタバレ解説。「ザ・ソサエティ」や「LOST」を彷彿とさせるホラーミステリードラマ「フロム」シーズン2では、決して出ることができない街と日没後に襲い掛かる恐怖と闘いながら生きてきた住民たちに新展開が訪れます。

作品情報
  • 製作:2024年
  • 原題または英題:FROM
  • VOD:[U-NEXT]

「フロム」シーズン2あらすじ

フロム,シーズン2
「フロム-閉ざされた街」© 2024 MGMPlus Studios. All Rights Reserved.

閉ざされた街に、25人もの乗客を乗せたバスが迷い込んでしまいました。乗客のひとりで居眠りをしていたエルビンという青年は、目を覚ました直後に「引き返せ」と運転手に訴えますが、乗客からも止められバスはそのまま街に入ってしまいます。

街の住民たちは、バスが入ってきたことを懸念しながらもリーダーのドナは、日没が近いこともあり彼らをコロニー・ハウスに誘導しました。しかし、状況をしらない乗客たちは反発し、バスの中に隠れる者や車の陰に隠れる者が数人いたのです。

一方で、タビサが掘っていた穴は崩れ落ちジム、バーテンダーのトム、バスの乗客男性2人が救出作業にあたっていまたが、突然家が崩壊してしまったのです。

フロム,シーズン2
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日没が迫っているためすぐに助け出すことができず、いったんシートで覆い化け物に見つからないよう日の出を待って救出するしか方法がありません。

ところが、乗客男性ひとりが痛みで声を張り上げてしまったため魔物に見つかってしまいます。魔物がその声を聞き逃すはずはありませんでした。

こうして、男性と近くにいたトムが犠牲になり、離れたところにいたジムともうひとりランドールという青年は翌日救出されたのです。

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ネタバレ解説と考察

ボイドが持ち込んだ悪夢

フロム,シーズン2
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これまで日没後に外に出ないことを徹底していれば住民は無事に過ごせていました。しかし、ボイドがサラと森に行き化け物から逃れるため木の中に入ってから状況が少しずつ変わってしまいます。

木に入った2人は同じ場所に出たわけではありません。狭い井戸のような場所に出てしまったボイドは自力で脱出することが困難な状況に。声を出して助けを求めると声が聞こえロープが投げ入れられました。

ボイドはそのロープを伝って井戸から脱出することができましたが、そこには両手を鎖で繋がれガリガリにやせ細ったマーティンと名乗る老人がいたのです。

そもそもこの時点で誰がロープを投げ入れたのか?

マーティンは、壁に張り付けられるように両手がつながれているのでロープを下ろすことはできません。

ボイドは、気味悪がっていましたが老人の左腕に海軍のタトゥーを見つけ、仲間を置き去りにはしないと鎖を外そうとします。

魔除けがあるから大丈夫というとマーティンは、奴らは先兵だというのです。化け物が先兵だということは、それらを操っている?仕切っている?のはもっと大きなものであることは明らかです。

ボイドが石で鎖を壊していると、そこになかったはずのオルゴールが響き渡りました。バレリーナがくるくる回るオルゴールで、マーティンは「まずい、時間がない。やつらが来る」

マーティン曰く、森には恐ろしい想像もつかないような悪夢があるらしく、それは決して見てはいけないものだとボイドに忠告しました。ボイドに、音楽が止まる前に逃げるよう促しますが、ボイドは諦めずに鎖を壊し右手の鎖を壊します。

マーティンは「アビーが正しかった?もしこれが夢だったら?」そういうと、苦しみだしました。ボイドがマーティンを支えるとオルゴールが鳴りやみます。

「時間切れだ」そう言うとボイドの右腕を引っ搔いて、その傷口に自分の血を合わせました。

「これで私の血は、きみの血だ」

マーティンは息を引き取り、ボイドの皮膚の下に虫が這いまわるようになります。もともと、マーティンの皮膚の下に虫が這いずり回っていたのですが、マーティンの血をボイドに重ねることでそれらが移動し、マーティンは念願の死を迎えることができたのです。

その直後にたいまつを持って扉が出ると、今までいた場所は消えてなくなってしまいました。

ここで出てくるオルゴール、這う虫、マーティンのおかれた状況はチェックポイントです。さらに、皮膚下で這いずり回る虫を抱えているボイドの血は、のちに化け物を倒すことができることが判明しました。

ただ、”虫が這いずり回る血”を街に持ち込んだことで状況は悪化してしまいます。

オルゴールと繰り返されるフレーズ

フロム,シーズン2
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ボイドが街に戻ってから、人々に異変が起き始めます。住人のポーラという女性が、昼寝している間に体が内側から裂けて死亡しました。夫のレジーによると彼女は「何度も同じフレーズを繰り返していた」とのこと。

「触れて 壊して 盗む 誰も自由ではない」

ポーラの死に方は化け物に襲われた時と同じですが、奴らは日没後にしか行動しないし魔除けがあるので家には入って来られません。昼間にこういう状況で人が亡くなったのは、ボイドが街に戻ってきてからです。

繰り返していたフレーズというのは、のちにある曲のフレーズであることがわかります。そして、突然そこにないはずのオルゴールが現れて、恐怖に襲われるという状況が多発しました。

これも、ボイドが血を街に入れたことが原因で起こりました。バスの乗客のエルビンという青年、そして医師のクリスティの婚約者のマリエル(彼女もバスの乗客)、ジムの娘ジュリー、保安官代理のケニーなど複数人が見ているのです。

エルビンは、お風呂に浸かっているいるとき洗面台のところでオルゴールが鳴り始め、その直後に化け物に浴槽に沈められます。誰かがエルビンを起こしてくれて水を吐き出したので大維持には至りませんでした。

ケニーは眠っているときに夢を見たのですが、母親と話しているときに鳴らないはずの電話が鳴ります。受話器を取ると「触れて 壊して 盗む 誰も自由ではない やってくる 狙いは3人 曲をとめない限り」のフレーズが繰り返され、不気味に思ったケニーは電話を切りました。

しかし、母親が作っていた鍋を覗くと大量のセミ、そしてテーブルにはオルゴールが鳴っていたのです。その1匹のセミがケニーの腕に飛んできて腕にやけどを負いました。ケニーは母親に起こされて飛び起きましたが、腕にはやけどの痕がしっかり残っていたのです。

夢=現実になることで、その日は眠ってはいけないという指示が出されます。

オルゴールが現れるには、死を知らせる条件になっているようで夢で見たことが実際に起こり売るようです。

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化け物の弱点

フロム,シーズン2
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ボイドが街に入れてしまったのは、這う虫なのか血なのかはハッキリしません。ただ、「それ」を入れてしまったと表現していました。

ボイドは、突然の体調不良や腕の痛みに襲われ、自分に起きていることを話しますが誰も信じてくれません。しかし、6話でエリスがデイルという住民に刺され診療所に運ばれた時に、輸血が必要になりました。

夜ということもあり、外に出ることはできずその場で輸血できるのはボイドだけ。しかし、ボイドは自分の血を輸血したら”血”がエリスに移ってしまうことを懸念して拒否します。誰にも虫は見えず「このままではエリスが死ぬ」と輸血を強要されましたが、その場にいたマリエルが「私にも虫が見える」と言ったのです。

フロム,シーズン2
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するとケニーにもクリスティーにも虫が見えるようになりました。これは、クリスティやケニーもオルゴールや幻覚、悪夢を見たことでボイドと同じような状況になったからだと思います。

輸血をするためにボイドは、化け物に移すことを考えました。一か八かの賭けではありますが、ボイドはナイフを手に外に出て化け物を引き寄せます。

複数の化け物に囲まれるとナイフで手のひらを切り、そのうちのひとりの首に切りつけます。化け物はにやりと笑って立っていただけでしたが、ボイドが切り口に手のひらを当て「俺の血は貴様の血だ」とマーティンと同じ言葉を唱えます。

ところが化け物に異変は起きません……と思った直後、化け物は体を痙攣させて倒れ込み”本当の顔”をさらけ出して苦しみだしたのです。

すると、ほかの化け物はボイドを素通りして倒れた化け物を囲み、顔を合わせただけで去っていきました。血が化け物を倒したのです。

もしかしたら、これで化け物を倒せるかもしれない問う一筋の希望が湧き、クリスティは化け物が死んだのを確信したら解剖して確かめることにしました。

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ヴィクターの記憶

フロム,シーズン2
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「フロム」で重要な手がかりとなるのは、ヴィクターの記憶です。幼い頃から街で気暮らしていたヴィクターには、様々な記憶がありますが、自分で消してしまった記憶もありました。

ジェイドもまた、シンボルについてヴィクターに尋ねますが、彼はシンボルについての詳細は言いたくないと話していません。ただ、地下道にヒントがあるのは分かっているので、独断で地下道に入り幻覚で”白い子供たち”と”シンボル”を一瞬だけ見つけることができました。

何かのきっかけで、それらが現れるというような感じです。ボイドが、マーティンと会った場所は扉を開けた瞬間になくなって瓦礫の中にいましたが、ボイドは「暗闇に光を照らす」というキーワードでヒントを得ます。

マリエル、ジェイド、ジュリーが何かにとらわれ命の危険にさらされたとき、ボイドは再び、その場所を訪れ松明でで照らします。するとその場所が現れたのです。

さらに今回、ヴィクターにエロイーズという妹がいたことがわかりました。ヴィクターの母は、子供を守るために地下に閉じ込めて決して出ないようにいいましたが、エロイーズは母を追いかけて外に出てしまいました。

ビクターは恐ろしくて外には出なかったのでエロイーズがどうなったのかはわかっていません。ヴィクターが絵を描いているのは、記憶はいずれ消えてしまうけど絵は残るという理由。

タビサは、思い出したくないというヴィクターを説得し、ヴィクターの絵からヒントを得て町から出る方法を模索し始めます。

ヴィクターの記憶によると、彼らの母たちは町から出る方法を見つけたようです。それは、ビクターが隠していた絵にヒントがありました。タビサも、ヴィクターと同じように”白い子供”の幻覚を見るようになっており、それを恐怖を思っていましたが実は助けを求めていたと気づきます。

街を出るには「塔の子供を救う」ことのようで、塔に行くにはボトルの木の中に入らなければなりません。ヴィクターは母の遺体をボトルの木の近くで見つけたため、母親が木に入れなかったことを知ったようです。

木にはたくさんのボトルがぶら下げられていましたが、だれが下げたのはヴィクターも知りません。タビサはヴィクターの助言を得て、独断で木の中に入り塔を見つけます。

塔の頂上まで行くと、子供がひとり姿を現し「こうするしかない」と言ってタビサを塔から突き落としたのです。そして、タビサが目を覚ますと「本当の世界」に戻っていました。

タビサは森で倒れていたところを登山客に発見され、病院に運ばれたのです。そしてシーズン3では、タビサが家族や仲間を救うため、思いがけない人物の協力を得て再び街に戻るようです。

フロム,閉ざされた街
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シーズン3では、街の天候が悪化して食糧危機になり住民たちが絶望感に打ちひしがれるようです。妊娠がわかったファティマの健康状態も悪化し、ボイドは状況を改善しようと危険な計画を実行しようとしますが、ドナやエリスはやめるよう説得します。

ケニーは、食料を確保するためグループを率いて森に入るようですが、果たして彼らは生き延びることができるのか?

一方で、ジムの見解は「この街は実験施設で自分たちの行動を見られているのではないか」ということ。これはランドールも同じ考えのようですが、彼はさらに”外とつながっている奴”が街にいると考えています。

これまでからして、ジムとランドールが考えている説の可能性は薄いような気もします。この中で冷静に物事を見ているのは、やはりタビサではないかと。

だからこそ彼女は町を出ることができたのかもしれません。

フロム -閉ざされた街-|入ったら終わり悪夢のような街

「フロム -閉ざされた街-」シーズン3ネタバレ解説と考察。ついに見えてきた!アンクーイの意味、そして街にいる訳とは!?

「フロム-閉ざされた街」© 2024 MGMPlus Studios. All Rights Reserved.
紹介している作品は、2025年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各公式ホームページにてご確認ください。