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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』2話のネタバレ感想。心がヒリつく視聴者が続出!

『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』2話では、純の葛藤が描かれました。

普通に女の子と付き合い、普通な幸せを得たいという思い。

純はその願いを満たすために、紗枝からの告白を受け入れます。

人間くさい純の選択に、心がヒリつく視聴者が続出!

キレイ事だけではないストーリーから目が離せません。

ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』

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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』2話のあらすじ

純は、クラスメイトの紗枝が腐女子だと知りました。それ以来、紗枝に何かと話しかけられるようになった純。次第に紗枝の好意が見え始めますが、ゲイである純は思い悩みます。

そんなある時、純はクラスメイトの亮平(小越勇輝)に遊園地に誘われました。話によると、クラスの男子2人と女子3人が来るとのこと。

普段、人とあまりつるまない純は、今回の誘いもあまり乗り気ではありませんでしたが、仕方なく承諾することに。

遊園地デート当日。来る前はあまり乗り気ではなかった純も、いざ遊び始めると笑顔が出てきます。

観覧車に乗る前に、クラスメイトの小野に声をかけられる純。

小野の話によると、実は亮平は紗枝のことが好きなのだと言います。けれど亮平は、自分の気持ちを押し殺して、純と紗枝がくっつくよう計画したとのこと。

さらに小野は「亮平のことを思うなら、三浦(紗枝)の告白は断れよ」と言うのでした。

小野の話を聞いた純は、果たして紗枝の告白を断るのでしょうか……!? それとも!?

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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』2話のネタバレと感想

紗枝のアプローチ

紗枝は、純と”BLイベント”に行って以降、純のことが気になっていました。教室で何かと純に話しかけたり、昼食を誘ったりと、次第に好意をにじませていきます。

純が読んでいた小説を自分も読んだり、小説の感想を話す紗枝。好きな人と共通の趣味を持とうとするのは”恋愛あるある”ですよね。紗枝も、小説の話で純との距離を縮めようとしているのが見て取れました。

それだけの好意を寄せられ、肝心の純は思いが複雑なようです。純はゲイなので、紗枝を交際相手としては見ていませんが、人としては好意を持っている状態。

どうしたものか……と悩む純は、ネット友達(ゲイ)に相談をすることに。

ネット友達のアドバイス

①ゲイであることをCO(カミングアウト)して、紗枝を振る

②COせずに紗枝を振る

③COせず、紗枝と付き合う

④COして紗枝と付き合う

純は果たしてどのような選択をするのでしょうか。

“好き”の計り方

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“好き”という感情にはLikeLoveがありますが、その違いを言葉で説明するのは難しいものです。純は、紗枝に”人としての好意”を抱いているものの、付き合うとなると色々な問題が出てきます。

悩む純に、ネット友達が【好きの種類の見分け方】について助言をしました。

友人のアドバイスを受けた純は、紗枝を相手に実践するつもりなのかもしれません。予告動画でも、肉まんで練習していましたし(笑)

母親の期待

純は、5歳の時に両親が離婚して以来、ずっと母親と2人で暮らしてきました。昼夜働き、いつも純のことを考えてくれる母親に感謝の気持ちが絶えません。

純は、母親のことは大好きだけれど、母親と一緒にいるのは疲れてしまうようで……。日々「早く子供の顔が見たいわ」と将来を期待されれば、確かに疲れてしまうかもしれませんね。

好きでもない人が相手なら、適当にあしらったり聞き流すこともできるでしょう。ですが、大切な母親だからこそ適当に接することができず、また母親に悪気がないことも分かっているため疲れてしまうのだろうと思いました。

純がゲイでありながら”普通の家庭”を持つことに憧れるのは、母親の影響もあるのかもしれません。

ところで。”普通が欲しい”と思っているということは、イコール自身のことを普通だと思っていないということではないか、と思いました。自分で自分を普通だと思っているのなら、普通が欲しいと悩まないはずだからです。

そう考えると、純が苦しんでいるのは、自分自身が自分を普通ではないと感じているからではないでしょうか。他の誰でもなく、自分自身が。

純の選択に心がヒリヒリする

純と亮平は、小学生時代からの親友。亮平は、純と紗枝をくっつけるために遊園地デートをセッティングしました。

遊園地デート当日。クラスメイトの小野に話しかけられた純。

小野の話

・亮平は、実は紗枝のことが好き

・けれど、紗枝が純を好きだと知ったため、自分は身を引いて2人をくっつけようとしている

・観覧車の中で、紗枝が純に告白する段取りになっている

さらに小野は「亮平のことを思うなら、告白を断れよ」と言いました。

亮平の思いを知った純は、当然”断ろう”と思ったはずです。しかし同時に、”普通が欲しい”と思ってしまいました。

普通に女の子と付き合って、普通に家庭を持って、普通の幸せを得たい。そんな”普通”への渇望が、純の心を蝕んでいきます。

そして、普通を得ながらゲイとしての欲望も満たしたいという、どこかズルい考えが生まれてきてしまい……。

結果、紗枝に告白された純は、交際を受け入れてしまいました。

キレイ事だけではなくて、人間のズルい部分も描かれているところが胸に刺さります。それに、純は高校3年生という若さなわけで、自分のズルさに負けてしまうのも仕方ないことだと感じました。きっとこの先、ズルい選択をした自分を後悔するのでしょうね……。

純の選択は理解できる部分もありますが、一方で、何も知らない紗枝が気の毒に思えます。

これからまた、さらに残酷な展開が待っているのだと思うと、心のヒリつきが止まりません。