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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』5話のネタバレ感想。秘密を知られてしまった純……まさかの!?

『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』5話では、純がゲイであることが知れ渡ってしまいます。

以前から純に対して怒りを抱いていた小野は、純のことをとことん追い詰めました。

そんな中、ゲイと知っても変わらず純に接しようとする亮平。

しかし純には亮平の言葉も届かず、教室のベランダから飛び降りようとしてしまい……!?

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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』5話のあらすじ

温泉デートにて純は、パートナーとキスをしているところを、彼女の紗枝に目撃されてしまいました。その日以来、紗枝は口をきいてくれません。

明らかにギクシャクしている2人を見た友人たちは、2人に何があったのかを知りたがります。
しかし紗枝はクラスの友人に「別に何もないよ」と言い張り、純も「三浦さん(紗枝)に聞いて」の一点張り。

さすがにこのままではダメだと思った純は、紗枝を呼び出し、本当のことを話すと決意しました。

自身がゲイであること、けれど”普通の幸せ”が欲しくて女性と付き合いたかったこと、紗枝なら好きになれると思ったこと。

話を聞いた紗枝は、純が苦しんでいることを知ったため責めることもできず、言葉につまってしまいます。

するとそこにクラスメイトの小野が現れて「今の話どういうことだよ!」と激怒。

小野はもともと、亮平のことを裏切った純に怒りを抱いていました。その怒りが今回、爆発してしまったのです。

そして後日。クラスでは、純がゲイであることが知られ渡っていました。小野が言いふらしたのです。

純はクラス内で、ゲイであるという理由でイジめられてしまい……。

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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』5話のネタバレと感想

恋人がゲイだと知ったら?

純が同性とがキスしているところを目撃してしまった紗枝。

紗枝がいくら腐女子だとは言っても、実際に自分の恋人が男性とキスをしていたら驚いてしまうものでしょう。この段階ではまだ純の苦しみを知らないので、怒りがこみあげてくるのも分かります。

しかしその後、純から本当のことをすべて聞いた紗枝。

純がゲイであること、けれど”普通の幸せ”が欲しくて女性と付き合いたかったこと、紗枝なら好きになれると思ったこと。

紗枝にも言いたいことはたくさんあったでしょう。けれど純が苦しんでいたと知り、言葉を飲み込む紗枝は優しい女性ですね。

もしも純がもっと早くに(付き合う前に)カミングアウトしていれば、きっと紗枝は理解してくれたと思いますし、良い関係でいられたのではないかと思います。

純も何度かゲイであることを言いかけていましたが、やはり純にとってカミングアウトすることは簡単なことではないのでしょうね……。

こじれる友情

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クラスの友人・小野は、このところ純に対して怒りを覚えていました。

小野は亮平のことをかなり大切な友人だと思っており、ゆえに、純が亮平を裏切ったことが許せなかったのでしょう。

小野が怒っている理由

・亮平は紗枝のことが好き

・けれど亮平は、紗枝と純がくっつくように仕向ける

・小野は「三浦(紗枝)のこと別に好きじゃないだろ?だったら亮平のために、三浦の告白を断れよ」と純に話す

・純は小野の話を聞き入れず、紗枝の告白を受け入れてしまう

小野から見ると、純が亮平のことを裏切ったように見えたのでしょう。ですから怒るのも無理はありません。

ただ今回の小野はやりすぎでしたね。純がゲイだと知り、とことんイジめて追い詰めてしまいます。

あの追い詰め方は見ていて胸が苦しかったです。友人の小野にあそこまで言われてしまった純はかなり傷ついたはず……。

クラスの男子が小野の言いなりになっている中、亮平だけは純を守ろうとしました。何度も小野に「やめろよ」と言って、イジめを止めようとする亮平。

しかし純は、朝の出来事を思い返していました。

亮平でさえもいつもと違った。そのことに深いショックを受けたのか、純は教室のベランダから飛び降りようとするのでした。

亮平との友情

純が亮平と出会ったのは、純の両親が離婚してすぐのことでした。

とある公園で純は、亮平に名前を聞かれます。離婚したから名字が2つあると言うと、亮平は「名字が2つもあるなんてカッコイイ!」と大興奮。

その後亮平に「オレと親友になろうぜ!」と言われ、2人は親友になったのでした。

そして現在。亮平は、純がゲイと知っても「今までと何も変わらない」と言い、小野のイジめを止めようとします。紗枝と同じく、亮平ならば純の良き理解者になってくれるのではないかと思いました。

けれども純は、今は冷静に周りを見ることができないぐらい追い詰められているのでしょう。教室のベランダから飛び降りようとしました。

「もう疲れた……」と呟き、身を投げる純。しばらく画面が真っ黒なまま止まり、ドスンと音が響いたところで幕を閉じました。

今回の話は、前回に増して胸がえぐられる思いでした。

客観的に見ると、紗枝も亮平も、純の良き理解者になってくれそうに見えます。それに、純がどん底に立たされても手を差し伸べ、純から離れていかない亮平は、本当の友人だと思いました。

純は、今は冷静に判断できなくても、いつか”紗枝と亮平は理解者”だと気づくといいですね。そして純にとって、生きやすい日が来ることを願わずにはいられません。

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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