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【鶴唳華亭<かくれいかてい>】3話・4話 ネタバレ感想|事件の顛末

歴史 / 時代劇
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【鶴唳華亭~Legend of Love~】3話と4話のあらすじとネタバレ感想。

蕭定権は事件の証拠となる張尚服が隠した檄文を見つけ出します。しかし、証人となる呉氏は刺客に襲われてしまい…..。

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3話のあらすじネタバレ

張尚服は檄文の隠し場所を言いませんでしたが、蕭定権には心当たりがありました。夜になり、蕭定権は顧逢恩とともにかつて母が暮らしていた宮殿へ向かいます。

蕭定権が幼い頃、張尚服が壊してしまった母のかんざしを隠してやった戸棚を開けると、そこに巻物にした檄文が隠されていたのです。

巻物を持って宮殿を出ようとすると皇帝と蕭定棠が現れ、蕭定権に隠されていた物を見せるようにと言いました。ところが、皇帝が巻物を広げるとそこには何もかかれておらず、ただの白紙が巻かれていただけだったのです。

顧逢恩は檄文がなくてもそれを投げ込もうとしていた宮人は存在するはずだと言いますが…..。同じ頃、呉氏は姜氏を案内して張尚服が檄文を隠したと思われる蕭定権の母の宮殿に向かっていました。

しかし、その途中で刺客に襲われた呉氏は蕭定棠にだまされていたと悟り…..。皇帝の命令で蕭定権は朝まで宮中で軟禁されることになり、顧逢恩は捕らえられてしまいます。

宮殿を出た皇帝は家臣の李重夔りちょうき(グオ・ポン)に”白紙なのは妙だと思ったであろう?蕭定権ばかりを責めるのはおかしいと思ったであろう?”と尋ねました。

李重夔は否定しますが、皇帝は”2人とも嘘をついているが、蕭定棠は私の息子で、蕭定権は私の臣下だからな”と言います。

そして、皇帝は”明日の朝議の前に蕭定権にもう少し聞き分けがよくなれと伝えておけ”と言い、”皇帝の言葉ではなく、お前が皇帝の心を察したことにして伝えよ”と言いました。

一方、姜氏は蕭定棠に呉氏を始末したと報告し、証拠として呉氏の耳飾りを渡しました。

また、姜氏はどうして事前に私に教えてくれなかったのか、場合によってはご自身の立場も悪くなるかもしれないと忠告します。

蕭定棠は気にせず、明日の朝議を見るがいいと答えたのでした。その後、食事を運んで来た李重夔に、蕭定権は”お前も私が間違っていると思うか?”と尋ねます。

李重夔は”事前にわかっていたのなら、檄文のことを冠礼の儀の前に皇帝に言うべきでした”と答えました。蕭定権は”皇帝が心の中で兄と私をどう思っているのか知りたかったのだ”と言います。

李重夔は”皇帝の心は探れません”と言い、”謝りさえすれば皇帝は許してくださいます”と言いました。その言葉を聞き、”皇帝がそう言ったのか?”と尋ねる蕭定権に、李重夔は思わずうなずいてしまうのでした。

その頃、皇帝は1人で今は亡き皇后である蕭定権の母の姿絵に思い出話を語りかけていました。

幼い頃、遊んでやろうと思って名を呼んだら”自分の名は蕭定権ではない”と罰当たりなことを言って逃げ出した。
謝れば手を上げるつもりはなかったのに、蕭定権は謝ろうとせずに母と伯父の顧思林を呼んだ。
その時から自分は顧思林に及ばぬのかと思っていた。

翌朝、蕭定権は朝議に向かう途中、檄文を投げ入れようとした宮人探しのため尚服局の女官たちが連行されて行くのを目撃します。

朝議の会場に着いた蕭定権は烏帽子と上着を脱いで謝罪の意を伝え、今回の件を以下のように説明しました。

自分は蕭定棠がいつまでも領地に行かずに都にとどまっていることに疑念を持っていた。
蕭定棠を都から離れさせるために、蕭定棠が書いたように見せかけた檄文を張尚服に命じて冠礼の儀の最中に投げ込ませようとした。
しかし、張尚服は実行できずに死を選んだ。

盧世瑜は蕭定権を止めようとしますが、蕭定棠の妃の父である李柏舟りはくしゅう(ジャン・チージエン)はそれを遮って皇帝に蕭定権の処分を尋ねます。

皇帝は蕭定権の冠礼を取りやめ、領地の返上と減俸を言い渡しますが、李柏舟はそれでは軽すぎると言いました。

見兼ねた盧世瑜は今回の件はあまりにも不可解だから何か裏があるはずだと進言しますが、李柏舟は蕭定権の失態は師である盧世瑜の責任では?と言い返します。

それを聞いた皇帝は蕭定権の指導を誤った盧世瑜の職を解くと言いました。蕭定権は慌てて今回の件には師匠は無関係だと言いますが、皇帝にまつりごとに干渉するなと一蹴されてしまいます。

李柏舟はこのような行いをする者を皇太子の座に居座らせるのですか?と追い打ちをかけ、複数の家臣たちも同調しました。

皇帝は蕭定権に寺に行って沙汰を待つようにと申し渡します。蕭定権は”謝りさえすれば許す”と皇帝が言ったことを確かめようと李重夔を見ますが、目を逸らされてしまうのでした。

諦めて去ろうとする蕭定権でしたが、盧世瑜はひざまずき皇帝に事件を法に則って調査することを進言します。

李柏舟は”本人が罪を認めたのに往生際が悪い”と言いますが、盧世瑜は蕭定権にも”どうか法の裁きに委ねてください”と言いました。

ところが、蕭定権は”自分のことは自分で責を負う”と言って盧世瑜を立たせ、一同に”私の手にある証人と証拠をお見せする”と言ったのです。

そこへ巻物を持った傷だらけの呉氏が連れてこられました。家臣から”その者は?”と尋ねられた蕭定権は”それは蕭定棠の口から答えてもらおう”と言います。

なかなか答えようとしない蕭定棠にしびれを切らせた蕭定権は呉氏に向かって”自分で答えるか?”と聞きました。呉氏から涙を浮かべた目で睨まれた蕭定棠は仕方なく”尚服局の呉氏です”と答えます。

それを受けて蕭定権は”張尚服は蕭定棠が檄文で私を弾劾しようとしているのを知ったが呉氏に突き落とされた、そして私が罪をかぶせられたのだ”と説明しました。

李柏舟は慌てて”仕立てられた証人の証言で判断できるか”と反論しますが、蕭定権は”では、この者に皇帝の前で全てを話させるか”と挑発します。

蕭定棠も”そんな文は書いていない”と言いますが、蕭定棠は”これを見せれば皆わかるはずだ”と言って呉氏の手から巻物を取り、床に放り投げました。家臣たちも”それを開け、皇帝からの裁きを!”と口々に言うのでした。

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3話の感想

どうやら皇帝が蕭定権に辛くあたる原因は、幼い頃から蕭定権が皇帝よりも伯父や師匠を慕ってきたことにあるようです。

しかし、蕭定権はそれに気づいてない様子…..。蕭定権って天然⁉と思ってしまいました(笑)

最初は皇帝に許してもらうためとはいえ、蕭定権はどうしてそんな大きな罪をかぶってしまうのかと思いましたが、証拠と証人を手にしていたからなんですね。

蕭定権がどのように反撃していくのか楽しみです。

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4話のあらすじネタバレ

皇帝は巻物は開かずに、蕭定棠の処分については蕭定権に全権を委ねると言いました。

蕭定権は家臣に蕭定棠を寺へ送るように命じます。

わめきながら連行される蕭定棠。

その声を聞いた蕭定権は”待て”と言って、泣きながら”この事件は張尚服が我ら兄弟を争わせるために起こした可能性もある”と言い出します。

そして、蕭定権は蕭定棠に”悪人につけいられないよう行いに気をつけよ”と言って事を収めたのです。

皇帝は蕭定権に”適切な処置だ”と言い、李柏舟も密かに安堵の表情を浮かべていました。

盧世瑜はここぞとばかりに皇帝に”蕭定棠がいつまでも都にいるからこのような事件が起こるのです”と進言します。

皇帝は”次の科挙が終わったら蕭定棠を領地に赴任させよう”と言いました。

続いて、蕭定権は捕らえられている無実の尚服局の者たちの釈放を進言し、皇帝は承諾します。

朝議が終わった後、皇帝が蕭定棠の前で呉氏の持ってきた巻物を開いて見せると、それは白紙でした。

また、皇帝は蕭定棠に、呉氏はもう口が利けなくなっていたと教えました。

証拠の品も証人も効力がなかったのに、蕭定棠は蕭定権のハッタリで罪を認めてしまったのです。

皇帝は蕭定棠に”それでも蕭定権はお前の罪を見逃したのだぞ”と言い、”都を出るまで身を慎むように”と忠告しました。

一方、監禁されている呉氏を訪ねた蕭定権は”張尚服はお前の生みの親だ”と言い”お前をかばうために全ての罪をかぶったのだ”と告げたのです。

その後、皇帝に謁見に行った蕭定権は、蕭定棠が”都を離れたくない”と言って皇帝に泣きついているのを見て謁見せずに帰りました。

その帰り道、宮中で偶然盧世瑜に会った蕭定権は”皇帝が私に辛く当たるのは私に原因があるのか?”と尋ねます。

盧世瑜は”今回の件は事前に皇帝に言うべきだった”と言い、”皇帝は主君、皇太子は臣下なのに、これでは臣下が主君を信じていないことになるのでは”と答えました。

”もし昨日、お会いしていれば師匠には話していました”と言う蕭定権ですが、盧世瑜はため息をつくのでした。

蕭定権は”食事がまだなので師匠の家に行って夫人の揚げ菓子が食べたい”と言いますが、盧世瑜は”重要な用事以外で朝臣の所へ行ってはいけない”と言って去って行きます。

後日、蕭定権の冠礼の儀が無事に執り行われました。

ある日、書をかき上げた蕭定権は顧逢恩を呼びますが、女官に”今日は不在です”と言われてしまいます。

そこで、盧世瑜に見せに行こうとしますが、女官に”おそらく同じ理由で不在です”と言われてしまう蕭定権。

その日は科挙が始まる日で、顧逢恩は受験生として、盧世瑜は試験の責任者として会場に行っていたのです。

女官に”皇帝にお見せになっては?”と言われますが、蕭定権は見せに行こうとしません。

その後、宮中を歩いていた蕭定権は、偶然、蕭定棠の同母弟である蕭定楷しょうていかい(シン・ポン)に会います。

蕭定楷は”これから皇帝と母と兄と、外祖父からの差し入れの魚を食べるので一緒に行こう”と誘いました。

蕭定権は”魚は嫌いだ”と言って断ろうとしますが、蕭定楷は皇帝に”蕭定権も来てる”と言いに行ってしまいます。

仕方なく同席し”蕭定棠が離都が近いのに酒は飲めない”と言って水を飲む蕭定権。

離都を引き延ばしたい趙貴妃は”蕭定棠は妃を迎えて3年経っても子がいない。蕭定権の婚儀の福に預かって子が授かるのを待ってから赴任させては?”と提案します。

蕭定権は”情理にかなったお言葉です”と一旦同調した上で”情の上には法があり、親王は都を離れる決まりがある”と言って離都を延期しないよう釘を指すのでした。

その夜、蕭定権は科挙の会場に滞在している盧世瑜を訪ねます。

驚く盧世瑜に蕭定権は”重要な用事で来ました”と言って自分が書いた書を見せたのでした。

そして、蕭定権は”外が寒かったから師匠と熱い茶が飲みたい”と言います。

蕭定権は茶を入れながら”明後日の師匠の誕生日に何かほしい物はありますか?”と聞きました。

盧世瑜は”何も要らないから書を1枚ください”と言い、蕭定権は快諾します。

その後、盧世瑜は思いついたように”それから故郷の料理が食べたい”と言いました。

その言葉は故郷の味を思い出した人が職を辞して故郷に帰りそれっきり都に戻らなかったという故事にならって、職を辞したいという意味だったのです。

それに気づいた蕭定権が盧世瑜の机の上を見ると、書きかけの辞表がありました。

盧世瑜は蕭定権に”陸英という者を都に呼んで皇太子を補佐するように言ってあるから今後のことは心配しないように”と言います。

しかし、蕭定権は書きかけの辞表を燃やし、泣きながら”行かないでください”と懇願するのでした。

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4話の感想

せっかくの罰を与える機会だったのに蕭定棠を助けた蕭定権の行動は意外でした。

しかも、幼い時から懐いていた張尚服に罪をかぶせてしまうなんて!

蕭定棠を助けることによって皇帝に”適切な処置だ”と言ってほしかったのかもしれませんが…..。

蕭定権は蕭定棠とは違って弟の蕭定楷とは仲が良いようですが、異母家族の食事会に行くのは誰でも嫌ですよね。

それに気づかずに天真爛漫に蕭定権を誘ってしまうところが、蕭定楷はまだ幼い子供なんだなぁと思わされました。

また、蕭定権の数少ない味方の1人、盧世瑜が職を辞したいと思っていることが判明。

蕭定権が泣いて引き留めたくなる気持ちもわかります。

まだまだ茨の道が待っていそうな蕭定権の人生が今後どうなっていくのか気になります。

鶴唳華亭全話

Photo:「鶴唳華亭」©Jetsen Huashi Media Co.,Limited
紹介している作品は、2023年5月時点の情報です。
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