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「黒豊と白夕(こくほうとはくせき)」27話・28話・29話のネタバレ感想

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©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
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作品情報

「黒豊と白夕(こくほうとはくせき)」27話・28話・29話のあらすじとネタバレ感想。

白建徳は護令者の調査を頼んでいた者が殺されたと知ります。遺された荷物を調べると上等な玉牌が入って白建徳はかなり身分の高い者がこの件に関わっていると察し……。

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27話:白風夕の正体

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白建徳のもとに護令者の調査を頼んでいた者が殺されたとの知らせが入ります。遺された荷物を調べると上等な玉佩が入っていました。かなり身分の高い者がこの件に関わっていると察した白建徳は大東国に向かうことにします。

実は3つの偽の玄極令を作るように皇帝に進言し、護令者を調査していた者を始末したのも玉無縁だったのです。

一方、于鳴は都の各所で豊蘭息について探らせていましたが、一様に”聡明だが病弱”という答えが返ってきました。于鳴は合致しすぎるのも怪しいと考えます。于鳴は宴を開くと言って豊蘭息を誘い出すことにしました。

豊蘭息は白風夕を侍女として連れ、宴に出席します。会場で豊蘭息と于鳴の席次が同等なことに疑問を呈する任穿雨。

于鳴はかつて雍州王が良城に来た時も同じ席次だったと言い、豊蘭息に無礼な配下を裁くように進言し任穿雨を遠ざけようとします。豊蘭息はそれに応じて任穿雨を会場から追い出しました。

実は豊蘭息は任穿雨は追い出したように見せかけて会場の外の于鳴の兵を制圧させていたのです。

宴の会場で豊蘭息はわざと白風夕を自分の膝に座らせて酒を飲ませ、非常識な振る舞いで于鳴を油断させようとしました。その後、豊蘭息は于鳴に勧められた酒を飲んで眠ってしまいます。

その時突然会場の明かりが消え、楽器を演奏していた者たちが武器を取り出し豊蘭息を襲おうとしました。しかし任穿雨が味方の兵を連れて会場に駆け込み伏兵たちを阻止。于鳴には白風夕が剣を向けます。

実は豊蘭息も酒に薬が入れられているのをわかった上で眠ったふりをしていただけでした。于鳴は今後は力になると言って助命を願いますが、白風夕は民から搾取していただけの者は生かしておく価値もないと言って斬り捨てます。

その頃、幽州の華純然は大東国に仏舎利を献上し、皇帝から大東天女の封号を与えられていました。華純然は大東天女となることで婿選びで皇朝と対等に渡り合いたかったのです。

実は幼い頃、豊蘭息、皇朝、華純然、風惜雲の4人は大東国で会ったことがありました。初代青州王の冠がほしいと言って泣く華純然を皇朝が皇后の冠である鳳冠の方が似合うと言ってなだめていたのです。

そのことを思い出しながら華純然は「私に鳳冠をかぶらせてくれるのは誰かしら?」と考えるのでした。

華純然が大東天女となったことを伝え聞いた豊蘭息は白風夕の前で、それでも青州の風惜雲には敵わないと言います。その言葉を聞いた白風夕は「散歩してくる」と言って部屋を出て行ってしまいました。

それを見ていた鐘離は豊蘭息に「嫉妬したのでは?」と言います。豊蘭息は白風夕が嫉妬したと聞いて自分に気がある証拠だと言って喜びますが、鐘離は急いで機嫌を取らないと永遠に関係を修復できなくなるかもと心配しました。

豊蘭息は話題を変えて民を戦に巻き込まないため、青州の風写月にふみを送って和睦の道を探ると言うのでした。

部屋を出た白風夕が向かったのは風写月の軍営。白風夕は風写月を”兄上”と呼びました。なんと白風夕の正体は青州の公主である風惜雲だったのです!実は白風夕に”良城に危機”というふみを送ったのは風写月でした。

白風夕は風写月に、于鳴が死んで今良城を掌握するのは豊蘭息だと言います。そして白風夕は国境の水害を防ぐために挙兵したのなら、豊蘭息に解決策があるから直接話し合ってみるようにと言いました。

風写月は明日良城に使いを送ると言い、白風夕に今日はここに泊まっていくように勧めます。風写月は黒豊息の正体が豊蘭息だと聞いて、黒豊息と白風夕は似合いの2人だと言いました。

白風夕は風写月に、自分の正体は豊蘭息にはまだ秘密にしておいてほしいと言うのでした。

感想

豊蘭息、皇朝、華純然、風惜雲の4人には幼い時からの因縁があったのですね。子供時代にもすでにそれぞれの個性が出ているところにクスッとしてしまいました。

白風夕の正体は青州の公主だったのですね!豊蘭息はいつこの事実を知ることになるのでしょうか。

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28話:和睦

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翌朝、朝帰りした白風夕に不機嫌な豊蘭息。しかし豊蘭息はすぐに鐘離の言葉を思い出し、機嫌を取ろうと急に優しくなります。

朝帰りしたことを豊蘭息が”風惜雲のせいだろう?”と言ったのを聞いて正体がバレたと勘違いする白風夕。続けて豊蘭息が”風惜雲の名は口にしない”と言ったのを聞いて白風夕は正体を秘密にしてくれるという意味にとります。

白風夕はとりあえず”ありがとう”と言ってその場から逃げようとしますが、気持ちを受け入れてもらえたと思い込んで顔を近づけてくる豊蘭息……。

ところがその時、任穿雨が青州からの使者が来たことを伝えに来ます。白風夕はその隙に逃げ出しました。

部屋に戻りどこで正体がバレたのか1人で考える白風夕。そこへ豊蘭息が来ます。豊蘭息に”風惜雲に嫉妬したのだな”と言われ、白風夕は正体はバレてなかったと安心するのでした。

冀州では冀州王が皇朝が重臣を暗殺していたことを知ります。皇朝は自分を陥れようとしていたからだと説明しますが、冀州王は信じようとしません。

そんな中、冀州王が毒の症状で倒れます。幸い玉無縁が解毒薬を持っていて冀州王は一命をとりとめるのでした。

雍州では、豊莒が雍州王に如玉軒が脱税をしている上に隠泉水榭と関係があり機密の売買に絡んでいると報告していました。雍州王は如玉軒については考えておくと返事をし、豊莒に縁談があることを話して下がらせます。

豊莒が帰った後、雍州王は配下に密かに如玉軒の店主を捕らえるように命じるのでした。

良城では白風夕が豊蘭息に風写月との和睦の話し合いに同席したいと申し出ていました。白風夕はわざと”民に愛されている風写月に一度会ってみたかった”と言うのでした。

風写月が到着し、やたらと視線を合わせる白風夕と風写月に内心穏やかではない豊蘭息……。

話し合いが始まり豊蘭息は風写月に自分が考えた水利の図を見せました。風写月はこのとおりに水渠を作れたら青州の民にも利益があると言って明日兵を撤退させることを約束します。

その後、白風夕が風写月が泊まる部屋を訪ねると、風写月は態度を見て豊蘭息が白風夕に本気だということがわかったと言いました。その時、突然豊蘭息が訪ねてきたので白風夕は部屋の奥に隠れます。

豊蘭息は風写月がやたらと侍女(白風夕)と視線を合わせていたことを指摘しました。風写月はわざとあの侍女を譲ってもらえないかと尋ねてみます。

そう言われた豊蘭息はあの者は私の侍女ではなく志を同じくする大切な人ですときっぱりと言いました。風写月は笑いながらお心を探ってみただけだと言います。

豊蘭息は何ゆえ私を試したのかと尋ねますが、風写月はいずれお分かりになりますとしか答えないのでした。豊蘭息が帰った後、部屋の奥で会話を聞いていた白風夕は満足そうに帰って行きます。

その後、街歩きをしていた豊蘭息と白風夕は急に雨に降られます。傘を買おうとしますが、あいにく在庫が1本しかありません。豊蘭息は白風夕に傘を持たせておぶって帰るのでした。

感想

勘違いがラブコメあるあるですね。それにしても豊蘭息と白風夕がいい雰囲気になると必ず任穿雨が来るというお約束に思わず笑ってしまいました。

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29話:如玉軒の危機

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冀州では皇朝の調べで冀州王に毒を盛ったのは残りの重臣たちだとわかります。冀州王は誤解を解き、皇朝に冀州を任せることにするのでした。

皇朝の妹である皇雨こううは玉無縁に想いを寄せていましたが、玉家が30歳まで生きられない家系であることを理由にずっと断り続けられていました。皇雨は玉無縁の気を引こうと従軍を志願するのでした。

良城では春に川の干満の差が激しくなる前に急いで水渠を完成させるため、労働条件を明示して人足を募っていましたが思うように集まりませんでした。豊蘭息は良城は長年の悪政で民からの信頼を失っていると気づきます。

また良城は食糧不足で日当をもらっても民は食糧が買えないこともわかりました。豊蘭息は日当を食糧で支給するとし、雍州の都から食糧を調達するよう命じます。

その後、豊蘭息は白風夕に良城の民から失った信頼を取り戻すための策を尋ねました。

白風夕は于鳴から没収した財を水渠の下に埋めて”于鳴は蓄財を水渠の下に埋めていた”との噂を流し、工事に志願した者に持ち帰らせる案を出します。

工事現場に銀子が埋まっているという噂はみるみる広まって志願者が集まり、工事は順調に進むのでした。

都から連れてきた兵に良城の兵を加えても兵力としてはまだまだ足りないと思った豊蘭息は良城の城外でのさばっている匪賊を帰順させようと考えます。

白風夕は城内で貧しい民のために診察を始めました。良城では薬材も不足していることがわかり、豊蘭息は都から持参した薬材を民に分け与えることにします。

夜になり疲れたと言う白風夕に豊蘭息が按摩をすると眠ってしまう白風夕。そこへ鐘離が来て豊蘭息に”如玉軒の者が消えた”と耳打ちします。

豊蘭息は良城は任兄弟に任せ、鐘離には自分と都に戻るように指示しました。実は寝たふりをしていただけの白風夕は自分も都に行ってあなたのそばにいると言います。豊蘭息は白風夕を抱きしめるのでした。

一方、大東国からの帰り道、華純然の馬車が刺客に襲われます。ところが馬車には誰も乗っていません。危険を察して隠れていた華純然は別の道から帰ることにしました。

道中、配下の調べで刺客を仕向けたのは兄である世子だとわかります。そこへ貧しい身なりの親子が華純然に近づいてきて銭を恵んでほしいと言い、旅にも同行させてほしいと言いました。

華純然は配下が止めるのも聞かずにそれを許可するのでした。

感想

白風夕の人足を集めるための妙案は他に誰も思いつきそうもないもので驚きました!如玉軒に雍州王の手が回ったのは緊急事態ですね。豊蘭息はうまく対処することができるのでしょうか。

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