後宮の涙キャスト・あらすじ・相関図。本作は聡明な少女が宮廷で苦難を乗り越えながら努力と才能で宰相にのぼりつめていくドラマ。「楚喬伝」のチャオ・リーイン、「ユン・シャン伝」のチェン・シャオ、「記憶の森のシンデレラ」のキミー・チャオが共演します。
あらすじ
南北朝時代の北斉。文宣帝が急逝し、亡き郁皇后の息子である高湛が皇位を継ぐと思われていましたが、婁皇后は自分の息子の高演を即位させようと高湛の暗殺を謀ります。
その頃、豪商の陸家では新しい皇帝に献上する磁器を作ることに失敗し、一家皆殺しの危機に直面します。しかし、長女・陸貞の手柄で陸家は救われたのでした。
その後も陸貞は父の商売を献身的に手伝いますが、嫉妬した継母が父を殺してしまいます。陸貞は継母から逃れるために宮中入りを決意し…。
登場人物・相関図

陸貞役/趙麗穎(チャオ・リーイン)

演:チャオ・リーイン
名商・陸家の長女。継母に追放された後、命を狙われている皇子の高湛と出会って互いに魅かれます。継母に毒殺された父の仇を討つ力を得るために後宮に入って女官を志します。
本作は多くのドラマ、映画で活躍するチャオ・リーインのドラマ初主演作。類まれなる才能で欲望渦巻く後宮を生き抜いた一人の女官の物語を堂々と演じ切りました。
高湛役/陳曉(チェン・シャオ)

演:チェン・シャオ
皇太弟。文武に優れ、情に厚い。皇位継承の最有力者でしたが、婁昭君の計略によって兄である高演が即位しました。母である郁皇后の死が婁氏の謀略によるものと知って復讐を誓います。自分も婁昭君に暗殺されそうになり逃亡している途中に陸貞と出会い、魅了されました。
演じるのは本作がブレイクのきっかけとなったチェン・シャオ。端正な顔立ちで、優秀な皇子役を好演しています。
王室
高演役/喬任梁(キミー・チャオ)

第3代皇帝。弟の高湛に比べ才覚は劣りますが、母である婁昭君の勧めで悩みながらも即位しました。高湛を皇太弟に任命し、皇位を継承させようとします。不仲な貴妃・蕭喚雲との溝を埋めようと苦悩します。
婁昭君役/劉雪華(リウ・シュエホァ)

高演の生母。残忍な性格。後継者として有力であった高湛から皇位を奪い、自分の子の高演を皇帝にして権力を掌握しました。
蕭喚雲役/楊蓉(ヤン・ロン)

梁国の公主。12歳の頃に人質として北斉に来て、年の近い高演、高湛と共に育てられました。子供の頃から高湛を慕っていましたが、婁昭君と皇帝により高演と結婚させられました。高湛と再び結ばれる日を夢見続けています。
内侍局・司衣司・司宝司・司儀司・青鏡殿
内侍局:婁青薔役/張可頤(マギー・チョン)

五品尚侍。婁昭君の姪で、腹心。五品尚儀の王璇と勢力を争っています。婁氏の繁栄をもくろむ婁昭君のために陸貞を使って蕭喚雲側に圧力をかけようとします。陸貞が婁氏を敵とする高湛と恋仲だと知り……。
内侍局:王璇役/姜鴻(ジャン・ホン)

五品尚儀。蕭喚雲が公主であった頃からの侍女。婁青薔と後宮の勢力を二分しています。陸貞が後宮の災いとなるとして追放しようとしますが、婁青薔に妨害されます。蕭喚雲が高湛らと和解後、陸貞と共に内侍局の管理をします。
司宝司:沈嘉敏役/習雪(シュエ・シー)

六品司珍。国公・沈吉の娘。高湛の従妹。美人ですが品性、学識に乏しく、婁昭君や蕭喚雲に利用されてしまいます。高湛の寵愛を受ける陸貞に嫉妬し……。
司衣司:沈碧役/唐芸昕(タン・イーシン)

陸貞と同時期に宮女になりました。父は高官ですが正室の子でないため、宮女より妃賓になることが望みです。高湛に一目惚れし、婁青薔と共に陸貞を陥れようとします。
司儀司:杜蘅役/金巧巧(ジン・チャオチャオ)

六品司儀。病のため静心院で療養していました。教養、学識が高く、博学多才。陸貞が静心院に入った時は契約を交わし、助けます。陸貞の才能を認め、師弟の契りを交わしました。陸貞が危機の時には師として助言をし救います。
青鏡殿:何丹娘役/呉映潔(ウー・インジエ)

先々帝の妃である周太妃付きの二等宮女。食べることが好きな心優しく明るい性格です。陸貞と仲良くなり、陰で支えます。
沈嘉彥役/李彦希(リー・ユーシュアン)

二品羽林将軍。国公・沈吉の養子。沈嘉敏の義兄。幼い頃に戦争孤児になりましたが沈家に引き取られました。陸貞に想いを寄せていて、たびたび助けます。高湛とも懇意で、後に武官考試に合格して禁軍将校となります。
解説
本作のヒロイン、陸貞は北斉時代に実在した女官・陸令萱をモデルにしています。陸令萱は北斉初代皇帝の文宣帝の時代に、文宣帝の弟の高湛の宮中奴隷でした。
陸令萱は高湛とその妃であった胡妃から信任を得て、高湛と胡妃の間に産まれた子、高緯の乳母になります。乳母になった陸令萱は持ち前の聡明さで高緯にも気に入られて破格の待遇を受けていました。
文宣帝死後、その子の高殷が皇帝となりましたが、高湛の兄である高演が高殷を廃して孝昭帝として即位します。孝昭帝が病死し、高湛が武成帝となり高緯が皇太子となりました。
武成帝は陸令萱の高緯に対する教育が行き届いていることを喜び、陸令萱を更に重用し、郡君に昇格させます。武成帝が病死した後、高緯が後主として即位しました。
後主は乳母である陸令萱を全面的に信頼して言いなりになり、陸令萱は宮中のすべてを取り仕切るようになるのでした。
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