【清越坊の女たち~当家当主】全話あらすじネタバレ一覧。清朝乾隆帝の時代の蘇州を舞台に「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」のプロデューサーが、織物業に生きる2人のヒロインの波乱な運命を描く。
【清越坊の女たち】全話あらすじ一覧
【清越坊の女たち】1話あらすじネタバレ
清朝乾隆帝の時代の蘇州。
織物工房 清越坊では女将の沈翠喜(ジアン・チンチン)が任家を切り盛りしていました。
ある日、沈翠喜は馬車を飛ばし夫の任雪堂(シュー・ハイチャオ)が幼馴染の曽宝琴(ヤン・ロン)を囲って住まわせている山塘街に乗り込み、何も言わずに曽宝琴の左頬を殴りしました。
曽宝琴は沈翠喜に、任雪堂の侍女として置いて欲しいと跪きますが、沈翠喜は曾宝琴の立場ではふさわしくないと激怒します。
実は、任雪堂は官吏(*国家から選任された役人)であり買春した場合は杖刑60回、世話した者は杖刑30回という法があり、さらに行院(遊女や役者が住んでいた所)の女が傍にいれば処罰されると言うのです。*曽宝琴は投獄された後に行院に5年いた
わたしが傍にいれば任雪堂が破滅する……そう言われた曽宝琴は、首に刃をあてて死のうとしましたが、ここで死んでも任雪堂が処罰されると阻まれてしまいました。
巷では、沈翠喜が浮気現場に乗り込んだと噂になっていましたが、それでも沈翠喜は何も言わずに任雪堂を連れて屋敷に戻ります。
一方で、任雪堂の異母弟の如風は18歳になっても遊びほうけており、その日も博打場にいました。
手持ちが無くなりツケを頼みましたが決まりで出来ず、仕方なく帰ろうとしたところで広州から来た張飈という男が貸すと言ってきたのです。
返せるくらいの金額だと思った如風は、張飈に金を借ることに。
戻ってきた任雪堂と沈翠喜、曽宝琴のことについて話をしました。
任雪堂は、困ってる幼馴染を見殺しにはできないと言うと沈翠喜は、曽殿(宝琴の父)が有罪になり宝琴が売られたのもあなたのせいではないと言います。
それでも任雪堂は、曽宝琴は特別な人でやっとのことで探し当てて身請けした、彼女を侍女として迎え入れると言い立ち去ってしまいました。
後日、屋敷に張飈が如風に貸した金を返してもらうためにやってきました。
しかし、生糸の仕入れのことで張飈から困っていると聞いた如風は、自分にも金儲けのチャンスでもあると考え、良質な生糸を都合することを引き受けてしまいます。
まず良質な生糸を買うお金を”仕事”と言って母の陳暁紅のへそくりを借り、魯店主の店から良質な生糸をすべて買い入れたのです。
ところがちょうどその日、宮廷の織物を清算する織造局の李照から大量の注文が入りましたが、在庫が不足していると任雪堂に相談がありました。
任雪堂はすぐに魯店主のところで良質な生糸を買いそろえようとしましたが、すべて如風が買って行ったと言われたのです。
如風を問い詰めると如風はすでに売ってしまったいい、さらに曽宝琴のことがあるから沈翠喜が自分に頼んできたのだと嘘をついたのでした。
それを信じた任雪堂は沈翠喜に、「やっと連れ戻した宝琴の生きる邪魔をするな。君が改めないなら女主人はもうやめろ」と言ったのです。
そこにやってきた女中から「旦那様は喧嘩腰だし、若旦那(如風)は1日中いない」と聞いた沈翠喜は、何か企んでると察し如風を追うよう命じました。
【清越坊の女たち】2話あらすじネタバレ
如風と張飈が取引している所に大勢の男たちがやってきます。
如風が密告したと勘違いした張飈は急いで船に乗って逃げてしまいましたが、これは如風の企みを心配した沈翠喜が侍女の林舒芳に調べさせていたものだったのです。
しかし、この一件は清越坊を脅かすほど大きな出来事でした。
実は如風が取引しいたのは広州の商人などではなく近海を荒す海賊で、陛下が海禁令を出したため南洋からの者と商売すれば死罪になると言うのです。
沈翠喜は、任家を守るためには任家の系譜から如風を除名するしかなく、任家と如風の両方を守ることはできないと言いました。
すると、助けてほしいと何度も懇願していた陳暁紅が突然倒れ、意識が戻らなくなってしまいます。
そこに、曽宝琴の侍女の如意が「奥様に財源を断たれた」とやってきました。
任雪堂は自分の身銭をすべて渡し、足りなければまた取りに来るよう言います。
一方で、陳暁紅は仮病を使っていました。沈翠喜は、それに気づき理由を尋ねます。
陳暁紅は、帳簿を見て任雪堂が曽宝琴のためなら家財をなげうつつもりでいることに気づき、さらに曽宝琴が戻れば任家を手に入れたいと思うはずだから備えようと思ってしたことだと話しました。
すると沈翠喜は、大旦那様から如風が結婚する時にと預かっていた500両のお金を渡し、如風を助けるのと引き換えに如風も陳暁紅も今後 曽宝琴の味方をしないよう条件を出したのです。
その時、如意が来てることが沈翠喜の耳に入ります。
沈翠喜は、「如風の件も未解決で任家が危ない時に まだ女にうつつを?」と、如意が持っていた任雪堂の私費を奪い取らせ、今後一切山塘街(曽宝琴がいるところ)の者の出入りを禁じると言ったのです。
沈翠喜は任雪堂に帳簿を見せて忠告しました。
「かつて曽家は巨万の富を築きけど今は違う。生き残った宝琴がか弱いと思う?宝琴は投獄され、5年も行院にいた。曽家唯一の生き残りが以前のままでいられるとでも?あの女が任家と連座する覚悟だと思う?」
帳簿を見た任雪堂は、曽宝琴に使ったお金の額があまりにも巨額だったため大変驚きました。
叔母上が月2両で我慢しているのに、宝琴は侍女や小間使いに月20両、ほか書の道具や楽器など多い時には月数百両も使っていたのです。
沈翠喜が言ったことを考えた任雪堂は、曽宝琴に「如風が海賊と取引したから任家は完全に終わってしまう。でも何が起きようと2人は一緒だ」と、宝琴の想いが昔のままなのかを試しました。
すると、沈翠喜の言う通り宝琴は昔と変わっていたのです。
任雪堂が寝ている間に宝琴は侍女の如意と逃げ出そうとしましたが、門を開けたところには任雪堂の部下たちが待ち構えていたのでした。
曽宝琴は任雪堂に縋りついて謝り懐妊していることも伝えましたが、傷ついていた任雪堂は門を閉じさせ曽宝琴を出さないよう書硯に命じたのです。
翌日、任雪堂は織造局の李照を尋ねると、如風と張飈のことを探られました。
任雪堂は、如風にそんな度胸はないと隠しましたが、知られるのも時間の問題。
そこで沈翠喜と話し合って、まずは張飈を捕えることにしたのです。
【清越坊の女たち】1話・2話の感想
沈翠喜は、任家を守るために必死でやってきたのに、任雪堂は昔の恋を引きずったままで帳簿の管理も出来ていないし、異母弟の如風は何の考えもないという初回からモヤっと感が残りました。
そして、曽宝琴は投獄され行院に5年もいたため、やはり雪堂と約束を交わした時とは別人になっていたようです。
確かに、投獄された時の辛さが分かっているから共倒れして同じ目に遭うのが怖いと思ったのでしょう。
でも、聞かされた当日にそれも金目の物を持って逃げるとは……。
しかも懐妊しているということは?
沈翠喜との間には子はいないので、この存在がまた沈翠喜の立場を脅かすことになるかもしれません。
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