「君子盟(くんしめい)」14話・15話・16話のネタバレ感想|前回の種明かし

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作品情報

「君子盟」第14話、第15話、第16話のネタバレあらすじです。

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「君子盟」これまでのお話

ある目的のため暗躍する麗しき官僚と天才的推理力を持つ貧乏書生。
正反対の2人が都で起きる不可思議な事件を解決しながら、宮廷内の「禁断の秘密」へと迫る-
美しき男たちの熱い絆とスリリングな展開に胸躍る、極上のミステリー時代劇!

「君子盟」ドラマ公式サイト

二十年前に起きた摩籮村の事件は、どうやら背後に玄機がいたことは確実な様子です。蘭林が南方に向けて出発した際、時を同じくして玄機は、孔明灯政策の匠である常巍と血霧の毒を操る二皮匠を連れて、摩籮村へ向かったようです。そして、村人たちを毒殺した……

詳しい話を聞こうと、玄府へ向かった蘭珏と張屏でしたが、二人は玄機が心臓発作で亡くなったと聞きます。実行犯は三人とも死んでしまい、手掛かりは断たれてしましました。残る手掛かりは笛の胸飾り、ただ一つ・・・・・・

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14話:玄機の死の真相

玄機の死により、二十年前の事件の謎は闇の中に消えてしまいました。また、柳太傅を陥れることを拒んだため太后の恨みを買ってしまった蘭珏は、落胆から体調を崩し持病の胃痛がぶり返してしまいました。

陶器の笛の胸飾りの線を調べていた使用人も摩籮村に辿り着くことはできず、父の冤罪を証明する道は断たれてしまったかに見えました。

蘭珏は木の箱を開け、名前も何も記されていない木の筒を撫でながら嘆きます。この二十年もの間、自分の意に反するような正しくない行いも、欺瞞も、出来ることは何でもやって来たのに、結局父の汚名は雪げず墓も位牌も立てられない。

こんな人生など生きている意味があるのだろうか。

もちろん意味があります。生きている限り希望はあります。蘭珏の独り言に、いつの間にか後ろに立っていた張屏が答えます。二人は名も記されていない木の筒に向かって香を焚き霊を慰めます。

翌日から張屏と陳籌は蘭珏の胃を治すべく、蘭府に押しかけてくて食事療法を施します。始めは一口も食べられなかった蘭珏ですが、張屏の工夫した薬膳料理で少しずつ食事もできるように回復していきます。

更なる回復を図るため、薬局に薬草を買いに来た二人。そこで張屏は妙なものを見かけます。麝香、地黄、紅参、桂枝、黒芝麻……用法用量までもが、以前見かけた玄機の心臓の薬と全く一緒なのです

店の中で様子を伺っていると、案の定、玄機の家の召使が薬を受け取りにやってきました。後を追って玄府へ行くと、荷造りして引っ越そうとしている様子。

張屏は陳籌に蘭珏を呼びに行かせて、玄関の様子をそのまま探っていました。どうやら、死を装って都を離れようとしているようです。

その後、陳籌には薬局の使いのふりをさせ、渡した薬の中に誤って毒トリカブトを混入してしまったので交換させて欲しいと声をかけさせました。

家令は慌てて奥の建物に入っていき、しばらくしてから元の薬を持って出てきました。どうやら玄機はその建物に隠れているようです。引っ越しでバタバタしている召使たちを横目で伺いながら、蘭珏と張屏は建物に忍び込みます。

建物の中にはどうやら秘密の部屋があることはわかりましたが、仕掛けがどこにあるのかわからない。二人は部屋を調べます。部屋には並び順がおかしい八卦がありました。

正しい並びに替えようとしたところ、最初の一度は手順を誤り、危なく矢で射られそうになった二人。慎重に二回目を試し、やっと秘密の通路を見つけます。通路を降りる二人の後ろを影が横切りました。

隠し部屋の中で二人に斬りかかって来た玄機ですが、若く体力もある二人 対 心臓の悪い老人では勝負にならず、あっさり掴まってしまいます。

二人は摩籮村の事件について正直に言えば助けてやると約束しました。そして、玄機の口から語られた摩籮村と蘭林の事件の真実とは……

感想

ここまではすっかり、さすが太后にずっと寄生してきただけあって、悪だくみに長けた古狸だと感心していました。が!!裏切られたというか、えっ?となりました。多分大半の人がまじかーって思ったはず。
驚きの展開は次ページの千秋儀鳳凰像盗難事件の真実からどーぞ!

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15話:玄機の手紙

玄機は蘭林が摩籮村の妖女に鏡花水月の術で惑わされ、南棟との国境まで連れていかれたと告げます。そして「すべて隠し事が出来ない状態に陥り、軍の機密を話してしまった。そのため、南征軍は全滅した。」といいます。

摩籮村は妖術を使って、このような悪だくみをする悪い人々なので、密命を帯びた玄機たちが彼らを滅ぼしたと言います。

あのとき何かを察して血霧の毒から逃れた妖女は、鏡花水月の術を使う水鉢とその息子を抱いて森に逃げ、見つかったときには息子も水鉢も見当たらなかったと告げます。

そして、毒犯の事件も鳳凰の盗難事件も、その村から逃げた生き残りが仕組んだことだと主張しました。

てっきり、二つの事件が玄機の仕組んだことだと思った二人は面食らいますが、それだけではなく、その妖女の息子は鏡花水月の術を使え、笛の胸飾りの模様を描くことが出来た張屏だと考えると辻褄が合うのです。

騙されて軍の秘密を漏らしてしまった蘭林は、誅殺されたと玄機は言い、「共通の敵はあの妖女とその息子の張屏だ」と名指しします。三人が話に夢中になっているとき、秘密の部屋に後から入って来た男が斬りかかってきました。

男の目的は玄機です。

またしても証人を失ってしまうと、蘭珏は必死に玄機を守ろうとしますが殴られて気絶してしまいます。後を追う張屏も背中を切られ逃げる玄機、追う男に追いつけません。

仕掛け扉が閉じてしまい、開けようともたついている間にうめき声が聞こえ、やっと扉を開けた時には息絶えた玄機と仕掛けの矢に射られた男が倒れていました。

玄機は男に刺され、絶命する直前に仕掛けを発動して男を射たのでしょう。

なんとか気絶した蘭珏を連れて蘭府へ戻る張屏。気が付いた蘭珏は玄機のことを尋ねますが、既に死んでしまっていました。今度こそ手がかりが全て途絶えてしまいました。最早父の汚名を雪ぐ手は残されていません。

それもこれも!張屏に刀を突き付ける蘭珏に、張屏は苦しそうに、「つまり私たちは敵同士なのですか?」と問いかけます。殺すことで憎しみを解き放てるならそうしてくれと刀の方へ近寄る張屏。

蘭珏は床に線を引き、お互いの間に関係はもう存在しない、生きるために逃げろそう言い放ちます。張屏は自分の忘れてしまった過去を知るために、西川郡に、自分の育ての親の元へ戻ります。

玄機の死を無駄には出来ない。蘭珏は彼の筆跡を真似て、父の事件の真相を晴らす手紙を書こうとします。これまで数々の過ちも見過ごしてきたし、自分を偽って来た。正しくない行いもした。また一つ、それが増えても違いはない。

王硯も旭東までもが、本当にそんなことをするのかと問います。陶器の笛の胸飾りには、「殺尽雍人」(大雍の人間を皆殺しにしろ) という文字を掘り、年老いた駅站の係員には妖女が父を惑わせるために邪術をかけているところを見たと証言させる手はずをつけ、目撃者と 物証を揃える。

筆跡を真似た手紙だけがずっと書けなかった。そして、手紙には一連の事件を起こした首謀者、摩籮村の唯一の生き残りの名前を入れるだけになっていました。その名は、西川郡の学士 張屏……

感想

父が通敵叛国の汚名を着せられたのは、摩籮村の妖女に鏡花水月の術を掛けられて騙されたから。そしてその妖女の息子が張屏だと考える理由はたくさんある。そんな状況で、生きるために逃げろ、と蘭珏は言い、意味を理解して立ち去る張屏。ホント因縁というか、悪縁というか。始めから反対側の立場に立ってましたもんね。
これまでは張屏が正義側にいたけど、今回は逆転?

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16話:師父の占い

西川郡に戻った張屏は育ての親である師父に、自分を拾った時の様子を何度も尋ねるがはぐらかされてしまいます。傷を治療し魚を焼いて食べさせ、ゆったりした時間を過ごさせようとする師父と、過去を知りたくて仕方がない張屏。

師父は張屏を連れて町へ行きます。行く先々で色んな人が師父に声をかけ、戻って来た張屏に食べ物をくれます。人の優しさに触れながら、少しずつ心が穏やかになっていく張屏。

突然の雨に雨宿りする二人。そこには覇気もない乞食が三人うずくまっていました。師父は、三人を占ってやろうというと、一人は将軍になるといい一人は金持ちに、そしてもう一人は領主になるとお告げをします。

三人は気をよくして元気になって雨の中を出て行くと、売れ残りの食べ物や酒をふるまってくれる街の人々。

適当なことばかり言う師父に呆れる張屏に師父は、「運命は天に定められているが幸運は手に入れることができる」と諭します。生まれや育ち運命に縛られることなく、その時その時を真剣に生き幸運を手に入れていくこと。

乞食たちはうずくまって燻っていても食べ物にはありつけなかったけれど、雨のなか通りを歩いていたら同情した街の人々が食べ物をくれた。自分を諦めないこと。希望を持つこと。

翌朝、張屏はもう一度、師父に問いかけます。師父は、張屏を森の中で見つけたこと水鉢を持っていたこと、異国の服装をしていたこと、森の近くを探したら一族皆が奇妙な死に方をしていたことを語ります。どうやら、張屏が摩籮村の出身なのは間違いないようです。

それから、泣き続ける張屏に香囊を嗅がせると落ち着いて泣き止むことに気が付いたといいます。その香囊は懐かしい香りがしました。

中に入っていた花を探したが丹念に育てても数株しか育たない珍しい蘭だといって見せてくれた花は、蘭珏の家にある蘭と同じものでした。

張屏はその香囊を優しそうな男性から貰ったことを思い出します。”あれは老蘭大人だったんだ”と気が付く張屏。

同じころ、都では筆跡を真似て張屏を告発する手紙を書くはずだった蘭珏が、すっきりした顔で手紙を焼いていました。封筒に入った白紙を見て喜ぶ王硯。

虚偽の手紙を書こうとしていた間耳から離れなかった不快な猫の鳴き声は、生まれたばかりのかわいい猫たちの声に変わり、仔猫を抱く蘭珏の顔にも笑みが戻ります。

都へ戻る張屏に師父は銅銭を渡し、こっそり秘密を打ち明けます。

実は私は占いなどできないんだ。人が喜ぶ与太話をするだけなんだ。だが時には人は拠り所となるものを持つべきだ。この銅銭に希望を託しなさい。

感想

師父が優しくて素敵過ぎます。こんな師父と優しい町の人たちに育てられたから張屏は真っ直ぐな青年に育ったんだろうなあ。希望を持つことの大事さって、辛い時にこそ必要なんだけど、辛い時に忘れがち。何かのよりどころを持つのは本当に大事だと思います。

事件の詳しい解説は次ページから