「マッドマックス:フュリオサ」は広大で幻想的で野心的「マッドマックス」のDNAが引き継がれている

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「マッドマックス:フュリオサ」は、「マッドマックス:怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが演じたシタデルの大隊長フュリオサの若き日を描いたスピンオフ作品。世界が崩壊し、バイカー・ホードの手に落ちながらも試練を乗り越え故郷への道を探すフュリオサの15年とは…

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「マッドマックス:フュリオサ」

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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では物語が3日間で設定されていたのに対し、マッドマックス:フュリオサ」では15年間を舞台にフュリオサの起源の物語が描かれます。

1979年に「マッドマックス」が公開され、1981年に「マッドマックス2」、1985年に「マッドマックス/サンダードーム」が公開されました。いずれもジョージ・ミラーが監督を務め、3シリーズで主演したメル・ギブソンの出世作となっています。

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そして2015年には前作から27年ぶりとなるシリーズ第4作目となるシャーリーズ・セロン/トム・ハーディ主演の「マッドマックス:怒りのデス・ロード」が公開され、第88回アカデミー賞では6部門を受賞しています。

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「マッドマックス:フュリオサ」では、自然豊かな村で育った無邪気なフュリオサがどのようにして成長するかについての物語が描かれます。誘拐されたフュリオサは、世界の支配者ディメンタス大将軍 (クリス・ヘムズワース) 所有となり、終末後の邪悪な帝国に身を寄せます。

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フュリオサは、誰とも深く関わり合うことなく一匹狼として行動しますが、Varietyの記者は「クリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍は、カリスマ性があるほど狂っているわけではなく、ただ狂ったように横暴なだけだ」と語っています。

ディメンタス将軍は、世界の崩壊により家族を亡くしているためフュリオサに感傷的な愛着を抱いているのではないかと言うことです。

ただ、「フュリオサ」は確実に「マッドマックス」のDNAが引き継がれていると感じたようでした。

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若きフュリオサにシャーリーズ・セロンを起用するつもりだった?

ジョージ・ミラー氏は当初、「マッドマックス:フュリオサ」にシャーリーズ・セロンが出演できるようディエイジング技術の利用を検討しましたが、実現するのは「難しかった」と語りました。

マーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」やウィル・スミス主演の「ジェミニマン」などの映画でデエイジングが使われているのを観察したようです。「視聴者は効果だと分かっていてもシャーリーズ・セロンが若く見えることに注目するのと思っていました。でも時間が経ち、ワーナー・ブラザースとの訴訟もあったため、若い人を探さなければならなくなった。」と話しています。

*2017年、ミラー監督は「怒りのデス・ロード」のボーナスをめぐってスタジオを訴えた。

そして「クイーンズ・ギャンビット」で主演したアニャ・テイラー=ジョイが候補に挙がったようです。ジョージ・ミラー監督がアニャ・テイラー=ジョイの才能に気づいたのは、エドガー・ライト監督に「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」の上映会に連れて行ってもらった時でした。

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ジョージ・ミラー監督は、アニャ・テイラー=ジョイに関して「彼女は、物理的な意味で、そのキャラクターの素質をすべて備えていました。多くの天性のスキルと能力を持ち、荒野というかなり妥協のない世界でも生き残ることができる人です。彼女はそれをすべて体現していました。」と、彼女の実力を認め起用を決めたようです。

SourceVariety
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