ドラマ『ミラー・ツインズ』シーズン1最終話。一概に悪、正義で片づけられないこともある。 | Dramas Note

ドラマ『ミラー・ツインズ』シーズン1最終話。一概に悪、正義で片づけられないこともある。

ドラマ『ミラー・ツインズ』シーズン1最終話。

異なる人生を歩んだ双子の兄弟の物語を描いた本作が、ついに最終話を迎えました。

その結末はあまりにも切なく、正義の裏に悪がある。

しかし、単に悪、正義としては片づけられないことに胸を痛めます。

ドラマ『ミラー・ツインズ』

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最終話「慟哭」あらすじ

警察、そして圭吾はどこまでも追ってくる……勇吾は逃げることを決めた。

圭吾は、母の手紙から実父が皆川だと知り、勇吾に協力していたのが皆川だと察して問いただします。

弁護士が取り寄せた父の診断書によると、葛城の父は子供が出来ない体だったとのこと。それでもどうしても子供が欲しいと望んだ葛城の両親は、別の方法で子供を授かることにしたのでした。

それが精子バンクだったのです。

しかし通常は、双方に素性は明かさないはず。それなのになぜ、葛城の母は皆川が実父だと知ったのか。圭吾は、そのことを含めて皆川から説明を聞くことに……。

皆川は大学生のころ、知人に頼まれて精子バンクのドナーになったことがありましたが、誰に提供されるか知りません。

それが分かったのが20年前の誘拐事件だったのです。まさに運命のいたずらとしか言いようがなかったのです。

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ドラマ『ミラー・ツインズ』シーズン1最終話のネタバレと感想

皆川が圭吾と勇吾を実子と知った理由は?

20年前に起きた勇吾の誘拐事件。皆川はこの事件を担当する刑事でした。勇吾と圭吾が葛城の実子ではないことは、捜査上で判明していたので、犯人は実父の可能性もあると調べていたのです。

その際、皆川は勇吾と圭吾の父親が自分であることに気づきました。葛城夫妻には、犯人は実父ではない旨を伝えると、夫婦は実父ではないことを証明してほしいと懇願したのです。

皆川はその時、2人に「父親は自分」だと伝えました。これにより、葛城の母は皆川がドナーであることを知ったのです。

皆川は父親として勇吾の声に応えた

皆川には妻がいますが、2人の間に子供はいません。だからこそ、勇吾の声に応えたかったのでしょう。誘拐事件の捜査本部が解散された後も皆川はひとりで勇吾の行方を追い、教会で保護されていることを突き止めました。

自分が父親であることを伝え、勇吾と英里(里美)に何があったのかを聞きます。2人が捕われていた場所には、すでに犯人の姿はなく逮捕には至らなかったのです。

ここで犯人が捕まっていたなら、勇吾は復讐で人生を終えることはなかったのかもしれません。しかし、自分の人生を狂わせた犯人が野放し状態。これにより、勇吾は誘拐犯に復讐することだけが生き甲斐となったようです。

「勇吾の望みを叶えることであいつは救われる」

皆川は、そういう理由で勇吾に協力していたのです。もちろん圭吾は、皆川を責め続けますが、「圭吾が警察と両親に守られていた頃、たった10歳の少年が助かりたい一心で小さな手を血に染めた。どれだけ恐怖で地獄だったか……」と反論。

復讐という執念だけが、粉々になった勇吾の心をつなぎとめていたというのです。皆川は父として、勇吾を支えることを誓ったようでした。

勇吾の決心

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いずれは捕まると分かっていた勇吾は、逃げることに決めました。これまで捕まらずに逃げ切ってきた勇吾。その逃亡の形は、英里(里美)が思っていたことと違っていたのです。

英里(里美)は、どこに逃げるのかと勇吾に尋ねると、彼は「二度と戻ってこれない場所」と答えます。2度と戻ってこれない場所と言えば、死しかありません。

それでも英里(里美)は、ずっと一緒だった勇吾と最期を遂げる気持ちでいましたが、勇吾は「ずっとお前を利用していただけだ。だから英里は連れて行かない。」と彼女に別れを告げたのです。

英里(里美)を動けない状態にしてひとりボートに乗り込み……。「生きていてよかった」と叫ぶ圭吾の声に、あの時の自分を思い出します。

公園でキャッチボールをしていた時、門限だから帰ろうという圭吾に反発して帰ろうとしなかった自分。あの時、一緒に帰っていれば人生は変わっていたはず。勇吾の中には復讐だけではなく、あの時の自分への怒りもあったのかもしれません。

本当は、圭吾とも仲良くしたかったはず、それが出来なかった自分。すべて誘拐犯と圭吾の責任にすることで、自分自身を保っていたのでしょう。

そして彼の乗ったボートは爆発したのです。

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ドラマ『ミラー・ツインズ』シーズン1最終回を観た感想

皆川から息子たちに対する思い、圭吾から勇吾へ、勇吾から圭吾へ、そして勇吾から英里(里美)へのそれぞれの形がハッキリと浮き彫りになりました。

勇吾は本当は圭吾を憎んでなどいなかったはず。自分があの時(幼少時代)……と後悔していたものの、それを認めることが出来なかっただけなんだなと思います。

勇吾は英里を利用していたなんて嘘。彼の最期の望みは英里の幸せだったのですから。そのために、自分自身が消えることを望んだのです。

勇吾は、心の底からずっとずっと英里を愛していたのでしょうね。まさか最期が爆死とは驚きの展開でした(シーズン2もあるので死んだとは言い切れません)

確かに、復讐のためだけに生きた勇吾は犯罪者としては悪の立場かもしれません。逆に全うな人生を歩んできた圭吾は正義ではありますが、一概に悪と正義では片づけられません。

父として皆川がやってきたことも、刑事としては悪でも父としてはどうなのか……。久能一課長の件にしてもそうです。娘の命を救うために悪に手を染めた。

そこにはそれぞれが考える愛の形があり、単に私利私欲で行っていたことではありません。身勝手であろうと、悪と言われようと、きっとそこには後悔という言葉はないのかもしれませんね。

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ドラマ『ミラー・ツインズ』最終話の視聴率

ドラマ『ミラー・ツインズ』の視聴率は下記の通りです。

1話:3.9%

2話:2.9%

3話:2.9%

4話:2.3%

5話:2.4%

6話:3%

7話:2.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

最終話の視聴率は2.7%でした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)