「想いの温度差~九霄寒夜暖~」キャストと相関図を紹介。乾国の督査衛の捜査官・蘇玖児は幼い頃にかかった奇病のため、体が冷えて動けなくなってしまう特異体質の持ち主。寒冷の地である祺国からやってきた寒狰は熱い心と体を持った少しぶっきらぼうな皇子様。
それぞれ別々の理由で三本傷の祺人を追う二人は、数々の祺人が絡んだ事件を追ううち次第に心を通わせていきます。
あらすじ
乾国は個々の人々には特別なとびぬけた能力はないけれど、法と秩序の力で強い国を築き上げてきました。一方、祺国は四つの氏族が高い身体能力を用いて治めてきた国です。
舞台となる乾国にはたくさんの祺人が住んでいます。祺人は寿命も乾人より何倍も長く、身体も大きく力も強く、動作も素早い超人的な能力を備えています。
今や、乾国内は親祺派と呼ばれる祺人と仲良く共存して行こうという人々と、彼らを恐れ忌み嫌い、排斥しようとする嫌祺派に分かれています。
乾国の督査衛の捜査官・蘇玖児は童謡がカギとなる連続殺人事件の捜査の過程で、容疑者としてとらえられた寒狰と出会います。
「おっかなくて意地悪!」「いい加減な嘘つき!」とお互いに良い印象は持たなかったのですが、蘇玖児は奇病の発作で眩暈がし、偶然、寒狰の手に触れます。とても温かく心地よく、体中に力が湧いてきて、うっとりしてしまいました。
人探しのために乾国にやって来た寒狰は、そんな状況の乾国内で支障なく動き回るために、なんだか得体が知れないし、気に食わない相手ではあるけれども、蘇玖児に協力することとなり……
相関図
主要キャスト
蘇玖児/李一桐 (リー・イートン)
乾国の督査衛の捜査官。
子供の頃に患った奇病のせいで、疲れると突然身体が冷たくなり気を失ってしまいます。機転もきくし能力は高いのに、そのためいつもみそっかす扱い。なぜか寒狰に触れると力が溢れてくるため、常に触れていたい!でも彼自身はおっかないし苦手……
- 中国本土の俳優。
- 2016年 「半妖傾城」聶傾城役にてデビュー。
- 2017年 「射鵰英雄伝」黄蓉役
- 2018年 「晩媚と影」晩媚役
- 2019年 「海棠が色付く頃に」顧海棠、「鶴唳華亭」陸文昔、「剣王朝」長孫浅雪など
- 2021年 「大唐流流」傳柔役
- 2022年 「蒼蘭訣」司命星君、「月と雲が出逢うとき~My Deepest Dream~」譚皎など
- 2023年 「英雄志」「狂飆」「特工任務」など10本近くに出演
寒狰/畢雯珺 (ビー・ウェンジュン)
祺国の雪祺王の一人息子。
三本傷の祺人を探しに乾国にやってきたけれど、乾国の人間は嘘つきで狡賢くて大嫌い。若く見えるけど実は乾国の人たちの年齢でいうところのなんと60歳!
でも、一生一人の人だけを愛し続ける祺族の出身なのでまだ恋も知らない奥手な青年。やたらとベタベタ触ろうとする蘇玖児が理解できず気味が悪いけど、彼女が他の男の手を握ってるのを見ると、なぜかイライラしてしまいます。
- 中国本土の俳優、歌手。「楽華七子NEXT」のメンバー
- 2019年 「お嬢さま飄々拳」衛楚役にてデビュー。
- 2020年 「トキメキ☆雲上学堂スキャンダル」雨楽暄役
- 2021年 「霓裳」欧陽子虞役
- 2023年 「英雄志」「狂飆」「特工任務」など10本近くに出演
- 受賞歴
- 2019年 フォーブスチャイナ30歳以下精英榜
- 2021年 抖音星動之夜年度人気グループ賞
文駿 /陳鶴一 (チェン・フーイー)
乾国の第二皇子。
別名を風流な戯曲作家・悄悄客。事件のカギとなる戯曲を書いた謎の作者としてあらわれますが、なぜか蘇玖児のことを以前から知っているみたいです。事件の度に協力してくれたかと思ったら、自分も捜査がしたいと言い出す始末。
蘇玖児のことが大好きで、そのことを隠そうともしないので、寒狰はまたイライラしてしまいます。
胡八道/王茂蕾 (ワン・マオレイ)
乾国の督査衛の捜査官。蘇玖児の名付け親。
督査衛の先輩で名付け親。お酒が大好きで仕事はうだつが上がらない万年ヒラ。後輩である厳局長にいつも怒られ虐められています。でも街の皆のことはよく知っています。蘇玖児の一番の理解者でいつも助けてくれる優しい名付けのお父さん。縁起が悪いことを口走ると、すぐに木を触らせます。 (おまじない)
叱蘭/何瑞賢 (ホー・ルイシエン)
祺国の大将軍。寒狰の幼馴染。
寒狰にとっては姉のような存在の幼馴染。同じく幼馴染の穆延とは恋人同士。いつも4人で一緒に過ごしていましたが、10年前の事件以来それぞれがバラバラに。国師の命令で乾祺六約を締結するための使節として乾国を訪れますが、実は寒狰のお目付け役も兼ねています。
乾国太子の文嬰とは、会う度に不思議なほど親近感を覚えます。
克哈/胡承熠 (フー・チョンイー)
祺国の蒼祺族。寒狰の従者。
寒狰に忠誠を誓い、いつでも一生懸命な彼。
牢の外で蘇玖児に祺国の言葉を教えるシーンには、彼の悪気がないけど空回りしちゃうとことか、頑張ってるんだけどアレなところとか、ヤッチャッタ後に悪びれないところとか、ポジティブなところとか、すべてが表現されてます。必見です!
克雲察/李嘉輝 (リー・ジァフェイ)
祺国の青年。寒狰の幼馴染。
乾国で苦労しているところを幼馴染の寒狰と偶然出会い、助けられます。乾族の少女と恋に落ちて移住したはずでしたが、寒狰たちと出会った時には、その恋人の姿は既にありませんでした。寒狰は彼との再会によって乾祺恋愛の難しさと、乾国での祺人の生活の苦労をまざまざと知ります。
穆延/劉特 (リウ・ター)
祺国の元玄祺王の息子。寒狰の幼馴染。
玄祺王の失脚の際に、幼馴染の寒狰は彼を逃がそうとしましたが、助けようとする寒狰を振り切ってある事件を起こし、乾国に逃亡したとされています。その事件は10年後の今、祺国の存亡にも関わる重大事となって、四氏族から追われる身に。
寒狰もまた、彼を追って乾国にやってきました。
乾国キャスト
秦湘宜/鄧英 (ドン・イン)
乾国の医師。蘇玖児の母。
蘇玖児の父が病気で亡くなって以来、母一人子一人で蘇玖児を守ってきました。娘の奇病を治すためなら何でもしようと必死ですが、薬湯のお風呂で体を温めるくらいしか出来ません。
お金がない祺人の病気やケガも診るので薬剤を買うお金にも事欠くほどですが、腕の良い医師です。
蘇渙/宗峰岩 (ゾン・フォンイェン)
乾国の督査衛の元局長。蘇玖児の父。
10年前に出張で出かけた祺国から戻ってきてすぐに病気で倒れてそのまま死んでしまいました。胡八道とは親友で、かつては督査衛の名コンビでした。
頭脳明晰、几帳面で文武両道。蘇玖児は父に憧れて督査衛の捜査官になりました。
阿花/傅首爾 (フー・ショウアー)
乾国の少女。蘇玖児の親友。
蘇玖児とは大の仲良しで、恋多き乙女。イケメンが大好きで、恋のアドバイスが得意です。蘇玖児を後押ししたり、寒狰に協力したり恋のキューピッド役を演じてくれます。
文嬰/楊仕澤 (ヤン・シーヅァー)
乾国の太子。文駿の兄。
いつも冷静沈着。やり手で切れ者の第一皇子だけど、弟の文駿にとってはとても甘い優しい兄。亡くなったという皇太子妃を一途に愛していて、思い出を大事にしています。
なぜか叱蘭には彼女の話をしてしまうし、心を許している様子。皇太子妃の誕生日も偶然、叱蘭と同じ日。
劉福/李世鵬 (リー・シーポン)
乾国の侍従。文駿の家令。
文駿を守り、いつも第一に考える忠臣です。文駿のこととなると目の色が変わるくらい大切に思っています。
実は武芸に秀でており、ボディーガードとしても役に立ちます。文駿のよきパートナーです。
定坤帝/王佛華 (ワン・フォファ)
乾国王。文駿たちの父親。
祖父の定めた祺国との条約に少し不服で、祺人に対してはネガティブな感情を持っています。乾祺六約はできることなら調印したくなく、のらりくらりと引き延ばしています。少し狸ジジイなところがありますが、道理が通らないほどではない皇帝です。
賢侯爺/王力 (ワン・リー)
乾国の王叔。
祺人を毛嫌いしていて、とても無礼な態度をとります。道楽者同志として、文駿のことをとても気に入っています(が、文駿は苦手に感じています)。美術愛好家で画廊を経営しています。
娘の和音を目に入れてもいたくないほどかわいがっており、文駿を婿に欲しがっています。
和音/馬月 (マー・ユエ)
乾国の王族。賢侯爺の娘。
わがままで自分勝手なところがある、甘やかされた娘です。文駿のことが大好きで、付きまとっています(が、文駿は苦手に感じています)。
文駿が好きな蘇玖児にライバル意識を持っています。
祺国キャスト
雪祺王/邵峰 (シャオ・フォン)
祺国の王。寒狰の父。
戦好きの玄祺王の横暴に反旗を翻し、王位を簒奪しました。普段は温厚そうに見えますが、そこは王様、ひと睨みすると迫力があります。
大事なことは国師と相談し、大局を見て判断する、冷静な君主です。
寒凛国師/戚跡 (チージー)
祺国の国師。寒狰たちの師匠。
雪祺王を補佐する国師。4人のことを親身に心配しつつも国のことを第一に考えています。
叱蘭の穆延への思いをよく知っているだけに同情的なところもありますが、乾祺六約と、今後の祺族の行く末をとても心配しています。
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