PR
PR

『ラジエーションハウス』6話あらすじと視聴率。目を向けるべき大切なものは近くにある。

ラジエーションハウスネタバレ 2019年春ドラマ

ドラマ『ラジエーションハウス』6話では、当たり前にある物だけに目を向け、本当に大切なものを見落としてしまう。

それはこんなに近くにある、ということを思い出させてくれる内容でした。

さらに、杏が抱えていた思いとは?

PR

6話あらすじ

甘春病院では、唯織の行動が目立つとのことで鏑木医師が院長に苦情を申し立てていました。

「技師が読影すれば法に触れる。何かあった時は院長が責任を取ってください」と。唯織が医師免許を持っていることを知っているのは院長のみ。ただ、鏑木からすれば唯織の行動の責任を院長に取らせて、自分が院長の座に座るいいチャンスです。

そこで鏑木は、ラジエーションハウスの軒下を抱き込み、唯織を監視するよう指示しました。何かあったらすぐに鏑木に連絡する、いわばスパイ役。

そんな中、甘春病院に7歳の少女が緊急搬送されてきました。少女を撮影すると、脾臓が損傷していることがわかります。杏は、少女が7歳という事もあり、体に傷を残したくないという理由でIVR治療をすることに……。

IVR治療とは画像下治療のことで、X線透視で患者の体の中を透かして見ながら、カテーテルなどの細い医療器具を使って治療を行う最先端の医療技術のこと。『ラジエーションハウス』より

しかし鏑木は、少女の脾臓損傷は激しく、IVRでは止血しきれない可能性もあるからと、手術を薦めます。

杏は、まだ7歳の子供だから体に傷を残したくないと言いますが、鏑木は「だから何です?バイタルは不安定だし、もしもう一度出血性ショックを起こしたらIVR室では十分な治療が行えず最悪な事態にもなりかねない」と突っぱねたのです。

結局、少女は開腹手術へと切り替えられました。

こんな時のためにと、IVRを学んでいた悠木は実践することが出来ずに肩を落とします。「医師がダメだと判断したら自分たちではどうすることも出来ない。無理に手を出せば患者を死なせるかもしれない」という小野寺の言葉に反論。

「せっかく技術が進歩したのに使わなかったら意味がない。」

それでも技師が出来ることには限度があることに落胆してしまいます。命を一番に優先すべきなのは分かるけど悔しい。そんな空気が流れていました。

「その時、担当した医師がどんな治療をするかで、患者の人生が一変してしまう。それが現実」

そんな話を聞いていた杏は、医師としての自分の未熟さを感じてしまったのです。

PR

ドラマ『ラジエーションハウス』6話の見どころ

杏の父

杏の父は、甘春病院の元院長でしたが、技師の話によると突然体調を悪くして引退してしまったとのこと。更に、詳しい理由はわかっていないとのことでした。

IVRの腕も確かな上、温厚でスタッフの評判も良かったという杏の父。幼少期の杏も、お父さんみたいな医者になりたいと話していました。

父の背中を追ってきた杏。前回、前院長の様子が少しだけ映されましたが、ボーッとしていたので、痴呆症のような病気を患っている可能性があります。

物語が進むうち、この問題も明らかになると思いますが、当然のごとく唯織も関わる可能性が大きいでしょう。

杏に対する技師の見方が変わった

『ラジエーションハウス』全話ネタバレと視聴率。医師ではなく技師。...
『ラジエーションハウス』全話ネタバレエピソード。 普段は知られていない、放射線技師の活躍を描いた医療...

技師たちは最初、杏のことをプライドが高くて上目線。産まれた時から甘春病院のお嬢様だから、威張っていても仕方がない。

しかし、唯織の言葉が皆の考え方を変えたのです。7歳の少女にIVRが出来なかったことに対し唯織は、治療が出来ない技師だからこそ出来ることをと考え勉強し始めました。

「技師は治療出来ない。治療中に何か起きたとしても技師には責任を取ることは出来ない。医者は全ての責任を負い、医療行為を行っている。助けて当たり前の環境の中で、抱えている不安やプレッシャーを誰かに見せることも許されずに闘っている。僕にできることは、そうした不安を少しでも取り除いてあげることだと思う」

これにより技師たちの、杏に対する見方が変わったのです。

☑プライドが高いのは、そうでもしなきゃ立ってられないくらい大きなものを抱えているから。

☑産まれたときから大病院のお嬢様というのはプレッシャーだったはず

☑威張るのは自信のなさの表れだった。

☑医師免許を持つと言うことは同時にそれだけ大きな責任を背負うということ。

技師は写真を撮ることが仕事。それ以上は医師の仕事であるから関与してはいけないと、医師と技師を線引きしていましたが、それぞれが技師の立場として杏(医師)を全力でサポートしたいと考えるようになったのです。

PR

ドラマ『ラジエーションハウス』6話を観た感想

6話では、技師たちの全力サポートにより、杏に迷いが無くなり無事にIVRを成功させました。しかも、それに気づいたのが鏑木の”金閣寺”の話からとは……。

唯織は純粋なので、金閣寺のとなりに植わっている6本の松の木は、技師のことをいっているんですよね!と感激。

実際、鏑木はそんなつもりは無かったと思いますが、自分にいいように解釈する人なので、こういった医療ドラマには必須のキャラですね。

また、裕乃自身も自分の考えを口にするようになってきたので、彼女の成長も見守っていきましょう。

『ラジエーションハウス』1話の視聴率は12.7%、2話は12.3%、3話は11.5%、4話の視聴率は9.1%、5話は10.8%、6話の視聴率は13.2%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)