『13の理由』シーズン1ネタバレ解説と感想。恋、友情、嫉妬。共感部分が多いからこそドハマリする!? | Dramas Note

『13の理由』シーズン1ネタバレ解説と感想。恋、友情、嫉妬。共感部分が多いからこそドハマリする!?

13の理由(出典:Amazon)
『13の理由』は、Netflixで配信されているテレビドラマであり、セレーナゴメスが製作総指揮官を務めたことで一躍話題となった作品です。

10代のセンセーショナルな面をリアルに演出したことが衝撃的であり、2017年Netflixで最も観られた作品と言われました。

ここでは『13の理由』の見どころををひとまとめに紹介します。

『13の理由』ネタバレ

スポンサーリンク

『13の理由』シーズン1あらすじ

高校生のクレイは、学校から帰宅すると家の前にカセットテープの詰まった箱があることに気づきます。

それは、数日前に自殺した、クレイが密かに恋心を寄せていたハンナが録音したテープでした。

クレイがテープを聴き進めると、ハンナの自殺した「13の理由」が浮き彫りになってきます。

リバティ高校の生徒や教師の秘密が解き明かされ、ハンナの自殺の真相が明らかになっていきます。

スポンサーリンク

『13の理由』の見どころ

ありがちな経験に共感できる!

ハンナが録音したテープを元に、ハンナ目線で展開されるストーリーが本作最大の見どころです。

異性との関係や同性とのトラブルがとてもリアルなこと、ハンナが女性であることからも女性が共感できる部分も多いはずです

例えば、アレックスとジェシカはハンナと仲が良く、放課後は3人でカフェに集まっていいたのですが、アレックスとジェシカが付き合うようになり、ハンナは嫉妬や寂しさなどに葛藤し、2人と口を聞かなくなってしまいます。

ハンナはきっと、自分だけ取り残されたような気持になったのでしょう。

その思いが2人から離れていくという選択に至ってしまったのかもしれません。

一見、なさそうに見えてありがちな経験。

きっと、ハンナの気持ちが手に取るようにわかる方もいることでしょう。

登場人物の裏表。誰もが秘密を抱えている

登場人物それぞれには裏表の顔があり、誰もが秘密を隠しています。

ザックはチャラそうに見えながら恋愛においては不器用で誠実。

ジャスティンは怖いもの無しの悪党に見えますが、家庭環境が複雑で幼馴染のブライスには逆らえず、実は心の弱い人間です。

アレックスは金髪にピアスと悪そうな見た目をしているにも関わらず、毎日カフェに通い飲んだことのない変わったドリンクを注文する変わり者でありながら、徐々に運動部と交流を深め薬物に手を出すようになりました。

何より、超善人に見えるクレイも実は秘密を抱えていて、正義感が強い一方でハンナの自殺に関わっています。

登場人物が多い分、視聴者はきっと誰かの虜になってしまうはず。

高校生といえば、初めて誰かと付き合ったり、初めてのことを経験したり多感な時期でもあるでしょう。

今は大人になった方も、過去に体験したことがあるかもしれません。

この作品を通して自分に似ている人物、共感できる人物、かつての自分を見つけることに繋がるようにも思えます。

スポンサーリンク

『13の理由』を観た感想

作中で出てくる「バタフライ効果」という言葉は、どんなに些細な出来事でも、積み重なれば大きなことになるということ。

今作では、ハンナが運動部から「最高の尻」という勲章をつけられたことから悲劇が重なります。

ハンナの自殺原因は、決定的な何かがあったわけではなく、小さなことの積み重ねによる限界を迎えてしまったこと。

自殺する人の多くは、1つの出来事から自殺に至るほど単純ではなく、他人から見ればどうでもいいようなことが徐々に人を追い詰めるのだと感じました。

大人には、これまでの経験を踏まえた上で選択肢は沢山あります。

しかし、高校生には「学校」しかなく、逃げることができないのです。

そのような狭い世界の中で沢山の悩みや不安、葛藤を抱える中で、どこに逃げ道があるのでしょうか?

今作では生徒間トラブルに加え、教師の対応の杜撰さも問題となっています。

ハンナは助けを求めていたのに、無視をした。ハンナの命は救える命だったはず。

これは現実世界にも大きく通ずる部分であり、それを誰もが目を背けずに理解するべきです。

また、ハンナ同様に被害者であると感じたのはジェシカでした。

レ〇プ被害にあいながらも、誰にも言えず苦しみ、支えである彼氏のジャスティンにも言えなかったのです。

それだけでもジェシカは苦しかったはずなのに、更に精神的に追い詰められることに……。

実はジェシカがレ〇プされていた場にジャスティンもいて、彼はそのシーンを見て見ぬふりをしていたのです。

大好きな人に”隠蔽”されたジェシカ……不憫でなりません。

ハンナもジェシカも誰か1人でも頼れる人がいたら、助けてくれる人がいたら、彼女たちの人生は変わっていたのではないかと思うと胸が痛くなりました。

当たり前ですが、アメリカの高校もミュージカル映画のようにいつも明るく楽しいわけではありません。

日本でもいじめ問題による自殺は、度々ニュースで取り上げられており、どの世界でもこれが現実です。

人としての感覚は世界共通ですが、それをここまでリアルに描写している作品はなかなかないと思います。

極悪人もいなければヒーローもいない、だからこそ共感できる部分が多くあるのです。

見るに耐えないシーンもありますが、それでも人の本質をわかりやすく再現した素晴らしいドラマでした。

また、主人公のハンナを演じたキャサリン・ラングフォートは、本作での演技が認められ無名でありながらゴールデングローブ賞、ドラマ部門の主演女優賞にノミネートされました。