Caught:摘発の先に(Netflix)キャスト・相関図・あらすじ。「沈黙のメッセージ」で有名な作家ハーラン・コーベンの同名小説をドラマ化したミステリーシリーズです。
司法から逃れる犯罪者を摘発することで頭角を現した女性記者が、次なるターゲットに選んだのは16歳少女失踪事件の容疑者のソーシャルワーカーでした。しかし、この人物との出会いは、彼女が抱える自分自身の問題へと繋がっていきます。
作品情報
- 2025年/アルゼンチン/全6話/16+
- 原題:Atrapados(英題:Caught)
- 原作:ハーラン・コーベン
- リリース:2025年3月26日
- キャスト:ソレダ・ビジャミル アルベルト・アンマン フアン・ミヌヒン
配信:
あらすじ

エマ・ガライ(ソレダ・ビジャミル)は、webジャーナルの世界で、司法から逃れがちな犯罪者を摘発することで頭角を現した記者です。そんな彼女の次なるターゲットは、ソーシャルワーカーのレオ・マーサー。
レオは悩みを抱えるティーンエイジャーの頼れる存在として地域コミュニティで尊敬される人物であると同時に、16歳の少女失踪事件の第一容疑者でもありました。さらに、エマが真実を追っていくと、それはエマ自身の問題と向き合わざるを得なくなるのでした。
登場人物/相関図

エマ・ガライ役/ソレダ・ビジャミル

記者。webジャーナリズムの世界で、司法から逃れがちな犯罪者を摘発することで頭角を現しました。しかし、16歳の少女・マルティナ失踪事件の容疑者との出会いが、エマの人生を思わぬ方向に向かわせます。

ブルーノ/エマの息子
マティアス・レカルト

フアン/エマの夫
ラファエル・フェロ
レオ・メルセル役/アルベルト・アンマン

フロンテラス財団を運営するソーシャルワーカー。地域の子どもたちの手助けをしており、地域コミュニティで尊敬されるています。しかし、エマの摘発によりマルティナ失踪事件の第一容疑者になってしまいました。
マルコス・ブラウン役/フアン・ミヌヒン

演:フアン・ミヌヒン
レオの友人。レオとは兄弟のように仲が良く、フロンテラス財団に土地を寄付したバリローチェの有名人でもあります。
- マルティナ・シュルツ役(失踪したバイオリニスト)/カルメラ・リベロ
- アルマンド役(レオを父のように慕う)/マーティン・ミラー
- フリアナ役(アルマンドの母、レオの旧友)/ビクトリア・アルメイダ
- ミラス役(警察署長)/フェルナン・ミラス
- フラン・ブリーゲル役(ザールラント・グループのオーナー)/マイク・アミゴレーナ
- カミラ・コスタ役(ネット恋愛で虐待を受けた犠牲者)/マイテ・アギラール
解説
原作とハーラン・コーベンについて

「Caught:摘発の先に」は、アメリカの推理作家ハーラン・コーベン著書の小説「Caught」を映像化したミステリードラマです。コーベン原作のNetflixによる映像化作品は、これまでに様々な場所を舞台としており、今回はアルゼンチンを舞台としています。
アルゼンチン・パタゴニア地方のサン・カルロス・デ・バリローチェで、犯罪者を摘発することで台頭した女性記者が次なるターゲットに接触したところ、思わぬ形で自身の問題と直面する様子を描きました。
コーベン作品の国際的な映像化は今回が初めてではありませんが、ラテンアメリカでNetflixがコーベン作品を映像化するのは初めてです。これまではフランス、ポーランド、スペインの作品があり、その他は主にイギリスの作品でした。
Netflixで配信されているハーラン・コーベン原作の作品は、以下の通り。
- SAFE埋もれた秘密(イギリス)
- ザ・ストレンジャー(イギリス)
- その森に(ポーランド・アメリカ)
- イノセント(スペイン)
- 忽然と(フランス)
- ステイ・クロース(イギリス)
- ホールド・タイト(ポーランド)
- 偽りの銃弾(イギリス・アメリカ)
- ミッシング・ユー(イギリス)
- ジャスト・ワン・ルック(ポーランド)
- Caught:摘発の先に(アルゼンチン)
近年、Netflixでコーベン原作の作品が増えたのは、Netflixとコーベンの複数年にわたる独占包括契約によるものです。2018年にこの契約を結んでいますが、2022年に4年間延長されました。
この契約の一環として、コーベンの既存の14作品及び、今後の新作がNetflixで全世界配信されます。なお、コーベンは全てのプロジェクトで製作総指揮を務めます。
3つの物語が繋がっていく

エマが調査するネット犯罪者(ネットで少女を巧みに誘い、性が絡んだ暴行を行う)と、その犯人と思しきレオを取り巻く状況、さらにはエマの息子ブルーノの同級生マルティナ失踪事件の3つが繋がっていきます。
エマは少女を狙うネット犯罪者の調査をしていたところ、地域のソーシャルワーカーをしているレオと出会います。ここでエマとレオの接点ができるものの、この時点ではまだエマの調査とレオは結びつきません。
この後、エマが犯人を捕まえるためのおとり捜査を行う現場にレオが現れたことで、レオはエマが調査するネット犯罪の犯人だと報道されました。確かにレオはまるで犯人かのようなタイミングでエマが指定した場所に現れましたが、終始無実を訴えます。
エマは警察と協力し、姿を消したレオを捜しつつ独自に調査を続けていました。すると、エマはレオに呼び出され、あの日あの場所に行ったのは”マルティナに助けを求められた”からだと聞かされます。
そこで初めてエマはマルティナの存在を知り、マルティナを調べていくうちに、彼女がパーティーの夜から行方不明になっていることを把握しました。こうしてエマの調査とレオ、マルティナ失踪事件の全てが繋がります。
その後、マルティナは遺体で発見され、第一容疑者のレオも死亡したと思われるため、事件は解決したかのように思われました。ところが、レオが犯人だと確信が持てないエマの執念の調査により、マルティナの裏の顔を暴きます。
マルティナは友人のアブリルと共に、成人向けの動画投稿サイトに動画投稿をしていたのです。そのサイトは、動画を視聴したいユーザーが投稿者にお金を払うシステムで、マルティナには高額を支払う常連がいました。
さらに、マルティナはその常連と実際に会っており、それからマルティナは周囲に対する対応や、人が変わったとのこと。エマは実際にマルティナの足取りを再現し、マルティナの常連を突き止めました。それは思わぬ人物だったうえ、マルティナを殺害した人物はさらに衝撃の人物でした。
ジャスト・ワン・ルック(Netflix)原作ハーラン・コーベン。1枚の写真から明らかになる過去、夫は入れ替わっていた⁉︎