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【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第9話ネタバレと解説。イノック……完全停止。

エージェントオブシールド7 MARVEL
©2020Marvel & ABC Studios.

【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第9話ネタバレと解説。タイムドライブが故障し、移動の中での移動で時空に穴が開いてしまい、ゼファー内はループしてしまう。唯一、ループを覚えているデイジーとコールソンは状況から脱却するために策を練るが、その重要な鍵を握っていたのはイノックだった。

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【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第9話あらすじ

制御器(タイムドライブ)の修理の失敗で、ゼファー内で異変が起こる。

一方で、回復装置に入っていたデイジーが回復し装置から出た。

心配で傍についていたスーサが目を覚ましデイジーに「まだ寝ていなきゃだめだ」と声を掛けるが、時間移動が気になっていたデイジーは仲間の元へと向かう。

仲間たちは、ほとんどのシステムが損傷したゼファーの対応に追われていた。

過負荷が起こり、自分たちが今どこにいるかもわからない状況だったのだ。

するとデイジーが操縦席のモニターに映ったあるものを見つける。

シモンズは放射線レベルが高いと言い、ディークは時間嵐に飲まれたと報告する。

移動の中で移動して時空に穴が開き、渦(中心)の中に吸い込まれていると言うのだ。

もし、渦に吸い込まれたら存在が消えるだけではなく存在の跡も消えてしまう、もしくは原子レベル並みに小さくなってしまうが正確にはどうなるか分からない状況とのこと。

この時点で渦までの距離は94km先だった。

その時、機器がショートしてマックの目を直撃。

マックは一時的に目が見えなくなり、クインジェットにいたヨーヨーは扉が開かずにジェットに閉じ込められてしまう。

マックはシモンズが手当てし、ディークはクインジェットに向かった。

ところがその時、タイムドライブの誤作動によるタイムスリップが起こる。

デイジーは、回復装置から目を覚ますところから始まった……。

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【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第9話ネタバレ

無限ループ

タイムドライブが作動する度、デイジーが回復装置から目覚めるところからはじまる。

それが何度も何度も繰り返されるのだが、ループに気づいているのはデイジーとコールソンの2人だけだった。

デイジーがループしていることに気づいたのは、装置から出た後に全く同じシーンを目の当たりにしていたからだ。

そこでデイジーは、スーザを起こさないように装置から出て充電中のコールソンを起動させる。

コールソンは、眠りの中でも何が起きているのか把握していた。

「今回は何分で気づいた?」コールソンはデイジーに言う。

コールソンによると、2人で何度も同じ会話を繰り返しているとのこと。

「全て忘れたなら、君はまた死んだな」

この言葉にデイジーは、「また?私が死んだ?」と尋ねる。

「毎回同じ反応だ」と、コールソンが笑う。

実は、同じことを繰り返していることを覚えているのはデイジーとコールソンだけで、デイジーは死ぬ度に全てを忘れて初めからやり直しているというのだ。

毎回コールソンが解説して、この時でもう14回も説明しているとのこと。

さらに「デイジーは14回死んでいるが、体験しているのは87回にもなる」とコールソンは嬉しそうに話す。

繰り返しているのは87回だが、デイジーがコールソンを起動したのはそのうち14回

なぜ2人だけが覚えているのかは、確かではないが”前回のデイジーの推測”では眠っている状態で始まっているのが2人だけだからとのことだった。

そこでまたループが始まる。

デイジーは目覚める度にコールソンを起動し、どうすればこの状況から脱却できるかを話し合った。

この時でループは90回になっている。

状況を改善するにはタイムドライブを直すしか方法はないが、直している間にまたループしてしまう。

タイムリミット迫る

また、何度もループしてはいるが、唯一違っていることがあった。

それは(渦)までの距離だ。

デイジーが装置で目覚める度に、渦までの距離がどんどん短くなっていたが、デイジーはコールソンに言われるまでそのことに気づいていなかった。

渦までの距離はループする前で94kmだったが、コールソンに言われた後ディークから聞いた距離は79kmになっていた。

つまりループする度に渦に近づいていると言うことになる。

そこで2人は、ループをほどくための時間を延ばす計画を実行してみることにした。

これは23回から43回目のループでチャレンジしたが失敗しているが、今回は「急いで解く」にチャレンジする。

そのためにデイジーは、ループしていることを仲間に伝え協力を求めた。

渦までの距離は65km。

その間に何度ループできるか分からない、そこでマックはフィッツが何か残していないかをディークに聞いてみた。

ディークは、シモンズが仲間に秘密にしていることを思い出し、「大変だけど、調べてみる」とシモンズのいるラボへ向かう。

ディークはシモンズに、埋め込んでいるインプラントを外せばタイムドライブが直せると説得。

インプラントは外せばシモンズがフィッツの記憶を取り戻し、対応策がわかると推測したが、その話をコールソンとデイジーに聞かれてしまった。

シモンズがフィッツの居場所をクロニコムに盗まれないためにインプラントを埋め込んでいると聞いた2人は、今はフィッツの居場所を守るよりも危機的状況だとシモンズを説得する。

ところが、シモンズがラボでインプラントを外そうとした時、「息が出来ない」と咳き込みながら死んでしまった。

そこでまたループが起こる。

次はデイジーもラボに入ったが、今度はシモンズだけではなくデイジーまでもが死んでしまう。

原因は、人為的に切られた管のガス漏れによるものだった。

そしてまた、デイジーが装置から目覚めるところからはじまる。

ゼファーの中に人殺しがいる。

コールソンとマック、メイは「もしかしたらクロニコムが誰かにすり替わっているかもしれない」と推測したが、実は”犯人”はイノックだったことに気づく。

シモンズとフィッツは秘密の暴露を防ぐため、密かにイノックにプログラムしていたのだ。

イノックはこの事を知らなかったが、コールソンは「人類の安全に関わる秘密のために仕方なく殺している」のだと言う。

それを証明しようとその場でデイジーがインプラントを外そうとすると、その瞬間イノックはデイジーを殺しにかかる。

イノックがプログラムされたのは、インプラントを守るためならたとえシモンズでも殺すというものだった。

しかし、隙を見てデイジーがイノックを弾き飛ばしイノックは元に戻った。

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【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第9話の結末

渦まで11km地点、時間は残り2分しかない。

スーザがイノックをおびき出している間にインプラントを取り出し、記憶を取り戻したシモンズは、イノックの体内にある変位装置、つまりエネルギー制御装置が鍵であることを思い出した。

エネルギー制御装置はタイムドライブと互換性があるが、この制御装置は人間で言えば心臓部分になる。

ただ、このエネルギー制御装置を取り出せばイノックは死んでしまうのだ。

イノックも大切な仲間であり友人である。

デイジーとコールソンは、究極の選択を迫られることになった。

そして次のループが起こり、渦まで残り1kmを切る地点に来てしまった。

デイジーが全てを説明するとイノックは、自ら体内の制御装置を取り出してディークに渡す。

ディークとシモンズは、装置を持ってタイムドライブの修理に向かう。

イノックの最期の時までは、デイジーとコールソンが寄り添った。

自分はクロノコムだが、あることに気づいてしまったとイノックは話し始める。

「ずっと昔から人間を見てきたが孤独だと感じたことはなかった。逆にひとりでいる方が心地よかった。しかし、シールドのエージェントたちと出会ってから、ひとりだと孤独を感じるようになった。そして今は不安に感じる」と。

それから少しして、イノックは完全に停止した……。

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【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第9話の感想

最終シーズンと言うこともあり、ここでイノックが死んでしまう形で幕を下ろした。

彼はクロニコムではあったが、シールドのエージェントたちと関わり合っていくうち人の感情と言うものを理解し、自分の中にもそれを芽生えさせることが出来たのだと思う。

今回、コールソンも同じような感情を抱いていた。

デイジーやシモンズが死ぬシーンを何度も何度も見たことを、「もう仲間が死ぬ場面に耐えられない」と言っている。

また、仲間の死をすべて見届けなくてはならないことも、今の自分に与えられた使命だと悲しそうな表情をしていた。

ロボットとはいえ、彼らは人間の感情を共感できるようになりつつあるのではないか。

そうだとすれば、【エージェント・オブ・シールド】最終話の展開が楽しみになる。

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