「長相思-ちょうそうし-」のキャスト一覧と相関図を詳しく紹介します。シーズン1では、中原氏族を従えるべく、大荒の中央部、かつての辰栄の地を中心に物語は語られます。シーズン2では西北・西南を制し、大荒のすべてを手中に収めるべく辰栄義軍との攻防、そして……。
あらすじ

幼馴染のいとこ同士、皓翎玖瑶(小夭)と西炎瑲玹は大荒全体を巻き込んだ戦いの間も、祖母の西陵缬の居所である朝雲殿で束の間の平和を楽しんでいました。
ある日、瑲玹の父親である西炎第四王子・仲意の戦士の知らせがもたらされます。抱き合いながら悲痛な鳴き声を上げる祖母と叔母の姿は、幼い瑲玹の胸に悲しい思い出として深く刻まれました。
第四王子の葬儀の日、妻である妃・昌仆は夫の仇をとり第九王子・夷澎を殺害したうえで自害してしまいます。突然両親を失ってしまった瑲玹。幼い二人に、お互いを守り助け合うように言い残して祖母も息を引き取るのでした。
相関図(清水鎮)|登場人物

玟小六/楊紫(ヤン・ズー)

演:ヤン・ズー
清水鎮・回春堂の医師。小夭が預けられた玉山は王母と侍女一人以外はすべて傀儡しかおらず、死の世界のように静かでした。七十年間待ち続けても、兄の瑲玹も父の皓翎王も迎えに来ません。そんなある日、噂を耳にして、玉山を抜け出して行方不明になってしまいます。神族の特徴である、変化の術で男性に姿を変えた小六は、清水鎮に二十年以上住んでおり、同じ神族で西炎軍脱走兵の老木と、人族の麻子、串子と回春堂という医館を営んでいます。
軒/張晚意(ジャン・ワンイー)

演:ジャン・ワンイー
謎の青年・酒舗の店主。瑲玹は西炎王の第四皇子と若木氏族長の一人息子として生まれ、幼少期を王后でもある祖母の朝雲殿で育ちましたが、両親と祖母、叔母を相次いで失った後は庇護する者もなく、皓翎に人質として預けられます。皓翎王はかつて愛した、離婚した妻・西陵珩の甥である彼を息子同様に育て、いつか西炎へ戻るための力をつけさせようと助けます。
葉十七/鄧為(ドン・ウェイ)

行き倒れていた重傷者。清水鎮の西の川辺で行き倒れていた重傷者でしたが、小夭たちに助けられ、回春堂に運ばれました。小夭は霊薬である自らの血液で彼を治療し、長い間の看病により、歩けるまでに回復させました。元より神族で賢いため、すぐに薬草の名前や用途を覚え、小六の力強い助手となり、どこへでもついて回るようになり、枝についていた葉の数を数えて葉十七という名前を付けられました。
小六の正体を神族の女性と見破り、異性として意識しているため、小六が相柳と会うたびに首にキスマークをつけて戻ってくることから、相柳に激しく嫉妬しています。相柳が辰栄義軍を大事に思っていることに気付き、瘴気を使って兵を弱らせることで、操れることを察し、実行します。のちに小六が瑲玹に囚われた際にも、金の力を使って、相柳の力を利用し小六を助け出すため、瑲玹の部下たちを襲わせます。
九頭蛇妖・相柳/檀健次(タン・ジェンツー)

演:タン・ジェンツー
辰栄義軍軍師・九つの命を持つ蛇の妖怪。辰栄義軍の大将である洪江に命を助けられたため、彼のために辰栄義軍を守る軍師として、不便な森の中でつつましく生活している妖怪です。兵士の訓練や、用兵を指示するだけでなく、食料の調達や、暗殺などで金を稼ぎ、維持費を用立てるなど、全面的に義軍の仲間を養っています。それだけ努力をしても、冷血漢、得体が知れないと仲間からも蔑まれ忌避されて孤独の中に生きています。
相関図(皓翎)|登場人物

皓翎玖瑶・小夭/楊紫(ヤン・ズー)

皓翎王と西陵珩の一人娘・皓翎大王姫。玉山で過ごしていた七十年の間、どれだけ待っても、離婚した父が迎えに来ないのは、自分が母と、母を殺した赤宸の間に生まれた不義の娘だと言う噂が理由だと思い込み、逃亡します。
西炎瑲玹/張晚意(ジャン・ワンイー)

西炎王孫・皓翎王の弟子。皓翎王に頼まれて、小六を皓翎に連行するときや、皓翎へ連れてきてすぐの頃は、小六が探していた小夭であることに気が付かず、数々のひどい仕打ちをしてしまいます。
涂山璟/鄧為(ドン・ウェイ)

行方不明になっていた涂山氏の第二公子。腹違いの兄に騙され、厳しい拷問を受けた上で捨て去られ、小六たちに助けられました。
防風邶/檀健次(タン・ジェンツー)

防風意映の兄・相柳の別の姿。小六が清水鎮から逃亡する際、最初に頼ろうとしたのは相柳でしたが、あいにく、小六が自ら身を守るための弓を作る材料を集めるため、魔物と戦っていて出遅れてしまいます。
赤水豊隆/王弘毅(ワン・ホンイー)

辰栄王家と四大世家赤水氏の血を引く双子の兄。母方の実家である赤水族長を将来継ぐ予定の公子。同じく四大世家の出身の涂山璟は幼馴染です。
辰栄馨悦/王禛(ワン・チェン)

辰栄王家と四大世家赤水氏の血を引く双子の妹。幼い頃、辰栄王家の娘として母と二人で西炎城下に人質として囚われていた経験があり、自由の身になってからは強がりから、わがままで傲慢な態度をとるようになりました。
皓翎憶/代露娃(ダイ・ルーワ)

皓翎二王姫・小夭の妹。皓翎にやってきた小六に腹を立て折檻しているところで、正体を知った瑲玹にとめられます。
皓翎
皓翎王/鄭国霖(チェン・グオリン)

皓翎王・瑲玹の師父。西炎王の娘・西陵珩を娶り、一女玖瑶を授かります。
静安妃/金豊(ジン・フォン)

皓翎王妃・阿念の母。口がきけなく、臆病な貧しい女性でしたが、西陵珩に生き写しだったため、皓翎王妃となりました。阿念に対してはとてもやさしい母で、夫の王のことは少し怖がっています。
相関図(西炎)|登場人物

皓翎玖瑶・小夭/楊紫(ヤン・ズー)

西炎王外孫・西炎大王姫の遺児。西炎王の外孫として、またかつての大戦の功労者であり、殉国の英雄・西炎大王姫の遺児として、西炎王に望みはなんでも叶えてやると言われ、特別の礼を持って扱われます。幼馴染で従兄の瑲玹を助けるためにやってきたことは周知の事実で、五王、七王には煙たがられています。
西炎瑲玹/張晚意(ジャン・ワンイー)

西炎王孫・辰栄山特使。西炎城下には助ける者もなく、命が狙われる危険性があるため、女性遊びと薬物の中毒を装い、出来の悪い王孫のふりを続けています。かつて西陵珩に仕えていた応龍将軍は体たらくに怒り、怒鳴りつけますが、態度を改めません。
涂山璟/鄧為(ドン・ウェイ)

涂山族長。小夭と心を交わすようになり、婚約者のことは脇に置いて幸せな日々を過ごしていましたが、祖母の容態が悪くなってきたため、青丘に一旦戻ることを決意し、彼女の傍を離れます。
相柳/檀健次(タン・ジェンツー)

九頭蛇夭相柳・防風邶。事件で一度死んだ小夭を預かり、自分の命一つを使って生き返らせます。
赤水豊隆/王弘毅(ワン・ホンイー)

赤水族長。小夭が好きなことを涂山璟に公言し、助言を貰おうとしますが、涂山璟は本当のことを伝えずに彼に積極的に行ってはいけないなどと、正しくない助言で誤魔化します。
西炎王/侯長栄(ホウ・チャンロン)

元は名門でない家柄の出自ながら、四大世家の西陵缬を娶り力を蓄え、強大な国を作り上げていった野心家の王。
五王・西炎徳岩/孫玮(ソン・ウェイ)

西炎王の息子。長子から第四皇子までは亡くなったため、西炎王の子息の中では一番王位に近い位置にいます。常に七王と行動を共にしており、朝廷での影響力も強いです。