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最終回【大宋宮詞】57話から61話のあらすじとネタバレ感想

歴史 / 時代劇
©2020 Shanghai Ruyi Production Company & Rosat media & entertainment corporation

最終回【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】57話・58話・59話・60話・61話のあらすじとネタバレ感想。己の出生の秘密を知った趙禎は、真相を突き止めるべく帰京を決意します。一方で曹鑑は門下を集め、劉娥に政権返上を迫るための準備をしていました。

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57話のあらすじネタバレ

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己の出生の秘密を知った皇帝・趙禎は、大臣はみんな知っているのに自分だけが蚊帳の外だったのかと憤ります。

そして趙禎は、李婉児から自分を奪って育てたのは野心のために違いないと劉娥への疑念を抱き、真相を突き止めるべく帰京を決意しました。

宮中に戻った趙禎は、出生の秘密を知る李載豊(李婉児の弟)と董侍医を捕らえるよう丁謂に頼みます。

しかし、その2人は何者かによって同じ日に殺されました。

一方、丁謂が趙禎に接触したことを知った劉娥は、丁謂を目の届く場所に置くため朝廷に呼び戻します。


蘇義簡は劉娥に、武則天に倣って即位してはどうかと仄めかします。

蘇義簡はここ数日の趙禎の言動を見て、天下太平と宋のためにこのような提案をしたのです。

しかし、劉娥は「謀反をそそのかすつもりか」と怒り、即位するつもりはないとハッキリ断ります。

一方で曹鑑は門下生を集め、劉娥に政権返上を迫るための準備をしていました。

それに気づいた息子の曹利用は必死に止めようとするも、曹鑑は聞き耳を持ちませんでした。

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57話の感想

こうなったら趙禎の出生を隠すのはもう無理なので、早めに真実を話したほうが良い気がします。

何も知らない人から見れば、劉娥が権力を握るために趙禎を奪って育てたように見えるのも仕方ありません。

でも実子のように育てた趙禎への愛情は本物ですし、趙禎も肌で感じて分かっているはずなので、いつか和解できると信じたい!

それにしても、まさか蘇義簡が劉娥に即位を促すとは。

蘇義簡は普段あまり感情を表に出さないので、劉娥に忠実だということ以外は何を考えているのか読めません。

そんな彼が、これほどまでに劉娥推しだったとは驚きでした。

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58話のあらすじネタバレ

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曹鑑は太学館で門下生を集め、劉娥に政権返上を迫るための準備をしていました。

その動きを知った蘇義簡は、郭崇信と共に禁軍を動員し太学館を包囲します。

蘇義簡は自重するよう説得するも、曹鑑は聞く耳を持たず「死をもって諫言する」と自害しました。

曹鑑の死を知った息子の曹利用は、皇宮の外で跪き曹鑑の遺体を返してほしいと訴えます。

その姿を目にした皇帝 趙禎は、曹利用から事情を聞き一緒に太学館へ向かいました。

ところが、劉娥の許可がなければ太学館に入ることはできないと郭崇信に阻まれます。

趙禎が郭崇信に剣を突きつけたところへ、劉娥が現れました。

劉娥は曹鑑の遺体を曹利用に引き渡した後、この場にいる官史の罪状を述べ、罪状のない者に関しては、曹鑑と結託していたとしても不問としました。

そして最後に、政権をいつ返上するかは自分で決めると宣言します。

その後の朝議では、蘇義簡と郭崇信が無断で禁軍を動かしたことが問題となるも、劉娥は俸禄の没収で終わらせようとしました。

すると丁謂は、蘇義簡は重臣の曹鑑を死に追いやった上に、李載豊と董侍医も殺害したと糾弾します。

すでに大理寺での審理を終えており、証拠も出揃っているとのこと。

劉娥は再審を命じて時間を稼いだものの、蘇義簡は死を覚悟していました。

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58話の感想

曹鑑には曹鑑なりの正義があったのでしょうね。

女人の参政はご法度の時代でしょうから、反発する大臣がいるのも理解できます。

曹鑑のやってきたことが正しいかどうかは別として、命をかけての諫言はアッパレでした。

柱に頭を打ちつけての自害は中国ドラマではあるあるですが、男性がやったのは初めて見たかも。

それにしても、郭崇信は皇帝の趙禎に剣を突きつけられても門を開けないとは、劉娥への忠誠心がすごいですね。

そして蘇義簡も……劉娥への忠誠心が、いや愛が深い。

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59話のあらすじネタバレ

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王欽若と丁謂は、3人の命を奪った蘇義簡の死刑を求めます。

劉娥は仕方なく蘇義簡を投獄させました。

蘇義簡は牢獄に会いに来た趙禎に、劉娥に私心はなく趙禎と国のことだけを考えていると伝えます。


陵陽長公主は劉娥に、蘇義簡のしたことは全て劉娥のため、だから死なせてはならないと訴えかけました。

劉娥も蘇義簡を死なせたくはありませんが、法を曲げるわけにもいかず苦悩します。

陵陽は去り際に、「彼の心を占めるのは、昔も今も1人だけ。それが誰だか分かりますか」と劉娥に言葉を投げかけます。

劉娥はその問いかけに涙を流した後、獄中の蘇義簡に会いに行きました。

蘇義簡は法に従って自分を死罪にすべきだと言い、ここにはもう二度と来てはいけないと伝えます。

それでも蘇義簡を死なせたくない劉娥は、郭賢に相談に行くも解決策は見つかりません。

劉娥はもう一度 蘇義簡に会いに行き、手縫いの衣を渡します。

蘇義簡は喜んでその衣に着替え、自分の人生は満ち足りていた、劉娥に出会えて幸せな人生だったと告げるのでした。

蘇義簡の処刑後、劉娥は趙禎に出生の真実を語ります。

李婉児が実母だと知った趙禎は、李婉児の遺体に会いに行きました。

すると、棺の中から先帝趙恒の遺詔が見つかります。

遺詔には、「劉娥が政権を返上しない場合には、本書をもって返上させるように」と書かれていました。

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59話の感想

蘇義簡はすごい男でした……。

何が凄いかというと、何十年も劉娥を一途に愛しながらそれを表に出さなかったこと。

ここ数話こそ劉娥への愛が見て取れましたが、それまでは「もしかして好き……なのかな??」ぐらいにしか見えませんでした。

己を律し続けて愛を表に出さず、決して君臣の一線を越えようとしなかった蘇義簡の謙虚な愛に涙を誘われます。

でもそんな蘇義簡も、死に直面してからは自然と感情が表情に出ていた気がします。

劉娥が面会に来てくれた時の嬉しそうな表情や、手縫いの衣をもらった時の笑顔、そして、茶を立てる劉娥を見つめる眼差し。

そのどれもに愛を感じてグッときました。

そして今回、趙恒の遺詔が見つかりました。

劉娥、趙禎、李婉児の3人を守る内容であるのと同時に、劉娥が政権を返上しない場合のことまで書かれているとは。

その抜かりのなさに感心させられました。

でも劉娥からしたら、自分は完全には信用されていなかったのかと複雑かもしれませんね。

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60話のあらすじネタバレ

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趙禎は実の母ではなくとも大切に育ててくれた劉娥に感謝を伝え、郭清悟を皇后として迎え入れることに応じます。

また劉娥も趙禎の願いに応え、曹汝を貴妃として入内させることを認めました。

一方、殿試に合格して参内した蘇洵は、生前の蘇義簡に頼まれて集めた丁謂の悪事の証拠を趙禎に渡します。

その証拠を確認した趙禎と劉娥は、こんなにも私腹を肥やしていたのかと憤り、丁謂の職を解き左遷しました。

丁謂の義父として親密だった王欽若は、自ら辞職と隠居を願い出て認められます。

趙禎と郭清悟の婚儀直前。

戦況が一変して出征することになった郭崇信は郭清悟に、入内後は慎み深く振る舞うよう言い聞かせました。

しかし郭清悟は、婚儀を終えて早々に「曹汝だけは妃にしないでください」とわがままを言い趙禎を怒らせてしまいます。

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60話の感想

丁謂が派手に私腹を肥やしまくっていて笑いました。

丁謂はそれなりの地位もあり賢いのだから、もっと慎重に振る舞って自重すれば安泰だっただろうに。

その点、王欽若はさすがです。

お調子者で小心者ではあるけれど、ちゃんと身の程はわきまえているし、そして何より面白いキャラクターでした。

キャラが本当に存在しているのではないかと思える俳優の演技も素晴らしくてファンになりました。

今回印象的だったのは、朝議での変化。

今までは劉娥主導だったのが趙禎主導に変わり、趙禎に皇帝らしさが出てきました。

これで、劉娥も安心して政権を返上できますね。

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最終回(61話)のあらすじ

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郭清悟は曹汝をひっぱたこうとしましたが、趙禎がとっさに曹汝をかばったため誤って趙禎をひっぱたいてしまいました。

趙禎は郭清悟に禁足を命じます。

てっきり皇后の位を廃すると思っていた劉娥は、大局を見据えた良い裁きだと感心します。

その後の朝議で、劉娥は趙禎に政権を返上すると表明して倒れました。

日に日に病が悪化する劉娥は、朝廷から離れ静かに暮らし始めます。

劉娥は趙禎に、自分の命が短いことを明かし、唯一の願いは太廟で先帝趙恒のお参りをすることだと言いました。

本来、歴代の皇帝が祀られている太廟に后妃が入ることは禁止されていますが、趙禎は劉娥の願いをかなえると約束し、皇帝の服と同等のものを劉娥に用意しました。

その服を着て太廟に入った劉娥は、趙恒の位牌の前で、自分に私心はなく、ただただ趙恒のために宋を守りたかったのだと語りかけます。

そして、皇帝と同等の服を脱いだ劉娥は、太廟の外で倒れてそのまま亡くなりました。

<完>

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最終回(61話)の感想

速攻で禁足になる郭清悟に笑ってしまいました。

皇帝の前で堂々と他の妃に悪態をつくところが、潘玉姝にそっくり(笑)

最終話は、主人公劉娥の振り返りという感じでしたね。

ラストの何とも言えない終わり方が本作らしくて、最後まで笑わせてもらいました。

全体の感想としては、不思議な面白さを感じる作品でした。

不思議と毎回、感想が湧き出てくるんですよね(その大半はツッコミですが笑)

ツッコミどころは多いのだけど、笑って突っ込めるのが◎。

ただ、笑えるかどうかは個人差が大きいと思いますし、好みがはっきり分かれる作品だとも思います。

印象に残ったのは王欽若。

細かい演技で笑わせてくれましたし、不覚にも2回ほどキュンとさせられました(笑)

蘇義簡も最後に“いい男”っぷりを魅せてくれ、記憶に残った1人です。

本作と時代背景が近い【燕雲台】や【孤城閉】を併せて見ると、理解が深まり一層楽しめるかもしれません。

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本ページの情報は2023年4月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。