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【デクスター〜警察官は殺人鬼】シーズン2ネタバレ。絶体絶命⁉デクスターの正体は暴かれるか!?

海外ドラマ
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【デクスター】シーズン2では、海に捨てたデクスターの獲物達の死体が発見され、”ベイハーバー切り裂き魔”事件として世間を震撼させる騒ぎになります。そして、マイアミメトロ警察とFBIの合同捜査チームが結成され、いよいよFBIが本格的に捜査に乗り出しました。“冷蔵庫キラー”事件の傷も癒えないデクスターとデボラ兄妹。しかし、デボラは“ベイハーバー切り裂き魔”捜査チームに抜擢され転機が訪れます。一方のデクスターは絶体絶命のピンチに追い込まれてしまいます。

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「デクスター」の記事一覧

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【デクスター】シーズン2 あらすじ

“冷蔵庫キラー”事件から38日後、ドークスはデクスターが何かを隠していると疑念を強め、毎夜デクスターの行動を監視するようになっていました。

ドークスのせいで1ヶ月以上も自由に行動が出来ず、フラストレーションが溜まる一方のデクスター。

ある夜、デクスターはドークスの監視が無くなった隙に、以前から狙っていた獲物を襲います。

儀式の準備は万端、いつものように血のコレクションを採取し、いよいよフィナーレです。

しかし、ナイフを握った瞬間デクスターは自分が分からなくなっていました。

そして、獲物にトドメを刺せず……儀式を止めてしまいます。

深夜、帰宅すると居候のデボラは、ランニングマシンで無心に走っていました。

デボラは“冷蔵庫キラー”の事件以来 不眠症に悩まされ、1人でいると恐怖感に襲われるトラウマを抱えていました。

さらに、世間から“冷蔵庫キラー”の恋人と噂され憂鬱な日々が続いていたのです。

一方、デクスターの恋人リタに獄中の元夫ポールから「デクスターに嵌められた、その証拠となる片方の靴が庭に落ちていないか探して欲しい」と何度も連絡が入っていましたが、リタはポールに対する不信感から真剣に取り合いませんでした。

その後、ポールは囚人とケンカし殺されてしまいます。

リタは、ポールの死に責任を感じデクスターに疑念を持ちはじめました。

そして追い打ちをかけるように、デクスターにリタ以上のピンチが起こります。

デクスターの捨てた死体がダイバーによって発見されてしまったのです。

それは、冷蔵庫キラー以上の大量殺人事件で世間を震撼させるニュースとなり、”ベイハーバー切り裂き魔”事件と名づけられFBIが乗り込んできました。

指揮を執るのは、難事件を幾つも解決したFBIのスター捜査官のフランク・ランディ。

しかし、ランディの登場でデボラに思わぬ転機が訪れます。

FBIとの合同捜査チームに抜擢され、ランディと“ベイハーバー切り裂き魔”事件を追跡する中で、“冷蔵庫キラー”のトラウマを克服する事ができ、新たなスタートを切ったのです。

一方、デクスターは“冷蔵庫キラー”事件以来、儀式は失敗……次の獲物には逃げられすっかりスランプに陥っていました。

そして、今度は“ベイハーバー切り裂き魔”事件としてFBIが捜査に乗り出す始末に……。

デクスターの見通しは真っ暗闇になり、絶体絶命のピンチが迫ります。

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【デクスター】シーズン2ネタバレと解説

ドークスとデクスター

ドークスは“冷蔵庫キラー”事件を機にデクスターへの疑念が確信へと変わり、デクスターを付け回し自由な行動をさせませんでした。

ドークスは自身の直感を信じ、デクスターの個人情報までも調べ上げていたのです。

そんなドークスは、半年間に追跡中の容疑者を2人射殺しており、ラゲルタからカウンセリングを受けるよう勧められていました。

また、警察署では自警団による事件が発生しており、皆でミーティングを行う中、ドークスはデクスターの職場の個室に無断で入ります。

そこで母親とハリーの録音テープを見つけ聞いていた所へ、デクスターが部屋へ戻って来て言い合いになってしまいました。

しかし、この独壇場で強引なやり方はドークス自身を窮地に追い込んでしまいます。

デクスターはドークスを罠に嵌め辞職に追い込みますが、その後もデクスターとドークスの攻防はヒートアップしていきます。

ドークス役のエリック・キングはアメリカの俳優。【カジュアリティーズ】(1989)のブラウン伍長役。

ライラとデクスター

リタは、ポールが訴えていた無くした片方の靴を庭で発見し、ポールの死に責任を感じてデクスターを問い詰めます。

リタは、ポールを貶めるためにヘロインを使用したデクスターを薬物依存症だと思い込んでいました。

デクスターは、真実を誤魔化すためヘロインの依存症だと認め、渋々断薬会へ参加する事にします。

そこで、イギリス出身の芸術家ライラと出会い、彼女はデクスターが“ベイハーバー切り裂き魔”と知らないまま彼の後見人となります。

ライラはデクスターの心の闇を共有し、ハリーの掟を頑なに守るデクスターに「自分は自分のままでいい」と伝えました。

また、デクスターの母親の惨殺事件の犯人と対面し心を治療するべきだと勧めます。

デクスターもライラを唯一の理解者と思い心を開いていきましたが、実は彼女の心にも闇の部分が潜んでいました。

後に、ライラは想像以上に危険な人物となり、デクスターを窮地に陥れます。

ライラ役のジェイミー・マーレイはイギリスの女優、モデル。代表作は【ツイてない男】【今日も僕は殺される】(2007)【華麗なるペテン師たち】(2004~2012)
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ハリーの死の真相

デクスターは、母親の惨殺事件を調べる中でハリーに疑念を抱き始めます。

・ハリーはなぜ発見時にデクスターだけを助けたのか
・なぜ兄のルディの存在を隠していたのか
・母親とハリーが以前から顔見知りだったのか
・2人が親密な関係の疑惑

そして、デクスターは自分をモンスターに創り出したのはハリーであったと気づき衝撃を受け、それと同時に心臓発作で亡くなったはずのハリーの死の真相が明らかとなります。

ハリーは、自ら創造したモンスターの実態を目の当たりにし、罪の重さに自ら死を選択したのです。

”ハリーの掟”を心の拠り所にして来たデクスターにとって、明らかにされた真実はとても残酷な結果でした。

ハリーの創り出したモンスターは“ベイハーバー切り裂き魔”か、それとも英雄“闇の守護神”なのか……。

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まとめ

【デクスター】シーズン1は、ジェフ・リンジーの小説【デクスター 幼き者への挽歌】の原作をほぼ踏襲して製作されましたが、シーズン2以降はテレビシリーズ独自のストーリーで展開されています。

後見人となったライラがデクスターに言った

「自分が思っている通りの人間とは限らない。完全な善人も悪人もいない。誰もが心に善と悪を持っている」

このセリフはシーズン2の核心的テーマとなっています。

“ベイハーバー切り裂き魔”デクスターの心の葛藤と、FBIやドークスとの攻防をデクスターの善と悪の部分を絡めたストーリーは見どころです。

このセリフ通りドークスやラゲルタの登場人物にも善と悪の部分があるように、誰しもが2面性を持つ中で一線を越えてしまった人々の異常さが際立っていました。

また、デクスター自身も悪人を罰するスーパーヒーローだと信じていましたが、ハリーの死の真相を知りバイブルだった”ハリーの掟”を崩壊してしまいます。

絶体絶命のピンチから生き永らえたデクスターは、自分の人生を踏み出す決心をし、危険と知りつつも周囲の人々と心を通わせていきたいと願うのです。