ドラマ『いだてん』20話あらすじと視聴率。アントワープも惨敗を期す!日本体育変化の年か!? | Dramas Note

ドラマ『いだてん』20話あらすじと視聴率。アントワープも惨敗を期す!日本体育変化の年か!?

ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺-』20話。ベルギー・アントワープで開催されるオリンピックでの正式種目として陸上が認められ、日本体育協会は陸上選手を4名選出することが決まります。

その中には当然、金栗四三の名も……。

今回は、アントワ-プオリンピック出場前後の日本を中心に描かれました。

ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺-』

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20話「恋の片道切符」あらすじ

アントワープオリンピックでの経費は、マラソンに感銘を受けた岸の配慮により、選手15名まで監督1名という人数制限はあるものの、すべて日本体育協会が負担することになりました。

どの競技で誰を選出するかが話し合われる中、金栗の後輩・野口源三郎(永山絢斗)がデカスロンの選手として自らエントリーしたいと申し出ます。

デカスロンは、100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110m障害、円盤投、棒高跳、槍投、1500mの十種目競技での総合得点を争う、陸上の王様と言われている競技。

他にも、水泳や庭球(テニス)、陸上など様々競技で選手13名が決定しました。嘉納治五郎は、永井道明(杉本哲太)に監督をと考えていましたが、永井はこれを断ります。

自分が行っても指導出来ない。スウェーデン体操が古いということが分かっていたが、自分を変えることは出来ない。日本スポーツのため、自分の美学のために監督を辞退したのです。

可児徳(古舘寛治)は、永井の辞退を聞き、監督は自分になると期待していましたが、残念ながら監督に選ばれたのは東大陸上部出身の弁護士・辰野保でした。

そして大正9年5月。日本選手団の壮行式が行われ、13名の選手が揃いアントワープオリンピックに向けた5か月間の長い遠征に出発したのです。

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ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺-』20話のネタバレと感想

現代では考えられないほどの長期間移動だった

当時、日本からベルギー・アントワープまでは5ヶ月ほどかかり、1920年5月に選手団が日本を出発し、到着したのは1920年8月3日でした。

13名の選手と監督1名を乗せた船が横浜を出航し、サンフランシスコに到着。陸路アメリカ大陸を横断し、ニューヨークで嘉納治五郎と庭球(テニス)の選手・熊谷と柏尾と合流。オリンピック号という客船に乗船しロンドン経由でアントワープを目指しました。

現代では、日本からベルギーまでの飛行機で直行便はないので、乗り継ぎによって時間は前後しますが、最短でも14時間ほどで到着します。

当時5ヶ月かかったことを考えれば、14時間という時間はとても短く感じますね。5ヶ月もの間、移動しなくてはならなかったため、選手たちにも相当な負担が掛かっていたことでしょう。

金栗の結婚がバレる!まさか野口も!?

大河ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺』全話エピソード。
1912年、日本が初めてオリンピックに参加したのはストックホルム。 しかし結果は大惨敗。 ...…

移動中の船の中で、金栗は何度も写真を見てはニヤついていましたが、偶然通りかかった選手にその姿を見られてしまいます。

金栗は結婚し子供がいることを誰にも知らせていなかったため、選手団の中では”写真は絶対女性だ!マラソンしか興味がない金栗の相手は誰だ?”と詮索し始めます。

ちょうどその頃、ロンドンに入る前の旅券確認が入り、旅券に書かれていた”イケベ・シソウ”と名前を呼ばれたことから、金栗が池部であることが知られてしまいました。観念した金栗は、結婚して子供がいることまでを伝えることとなったのです。

その一方で、実は自分も……と野口までもが、地元松本で結婚して息子までいることを暴露します。嘉納治五郎の驚きの声と共に、仲間たちから喜びの声が上がったのです。

ただ、二階堂トクヨがどうやら野口に恋をしているようで、持ち上がっている縁談に出て断ってほしいとシマに頼んでいました。

さすがに自分には後がないことは分かっているものの、野口を諦めきれない様子。野口が既に既婚者であることを知ったらトクヨはどうなるのか……。

3か月後の報告会。その結果は?

ベルギーオリンピックは惨敗を期したためか、このシーンについては省かれていました。報告会では、まだ帰国していない者もいたので全員揃ってはいませんでしたが、嘉納治五郎に代わり野口が報告します。

新聞記者や選手家族、体育協会の面々など沢山の人が揃う中で話しはじめました。

庭球(テニス)・シングルスの熊谷一弥は銀メダル、熊谷と柏尾のダブルスでも銀メダルを獲得し、会場には歓声が沸き上がります。

続いてデカスロンに出場した野口は最下位。23名中11人が棄権したとはいえ、最下位という言葉に避難の声が上がりました。それでも野口は、完走し終えた事には満足だと胸を張りますが、ブーオングは止まりません。

更に、100m、200mに出場した加賀一郎は予選落ち、大浦留一は5000mで失格となり10000mを棄権。水泳の内田正練と東京高師の斎藤兼吉の両社2名も予選敗退。

そして、日本中が金栗選手に期待を寄せていた注目の競技マラソン。金栗は自分のペースを守り、25位で折り返し一時順位を5位まで上げました。

35km地点まで会長に飛ばしていたものの、8年間走り続けた無理がたたってか、その後ペースを落としてしまいます。

記録は2時間48分54秒で16位。続く茂木は20位、八島は21位、三浦が24位と、アントワープオリンピックで惨敗を期し、ストックホルムの雪辱を果たすことは出来ませんでした。

金メダルを取るだけのために、ただただ走ることだけを考えてきた金栗にとって、ストックホルムでの敗退よりも、悲しい現実を突きつけられた感じかもしれませんね。

傷心の中、たどり着いたのはかつてオリンピックが行われる予定だったドイツ・ベルリン。そこで、槍投げをしている女性たちを見て衝撃を受けました。

当時は、女性は妻となり母となるものという考え方が一般的で、金栗でさえ”女子と男子の体つきは違うから、スポーツ向きではない”と考えていたようでした。

しかし、その考え方を打ち消すような光景に、打ちのめされたようです。ベルギーに向けて独協中学を退職してしまったという金栗。

次回は、なんと女子學校で教壇に立つようです。女子スポーツの新たな入り口となるのか、金栗の挑戦はまだまだ続きそうですね。

『いだてん』20話の視聴率は8.6%でした(ビデオリサーチ、関東地区調べ)