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『いだてん-東京オリムピック噺-』8話ネタバレ感想。親子愛、兄弟愛そして嫁ぎ行く貴女に送る歌に涙。

いだてんネタバレ NHKドラマ
©DramasNote

毎週日曜日、夜8時放送のNHK大河ドラマ『いだてん』。

日本のオリンピック初参加から、1964年の東京オリンピック開催が実現するまでの物語を描いた作品で、中村勘九郎や役所広司を初めとする、名だたる俳優陣が出演しています。

涙なみだの感動てんこ盛りの『いだてん』8話ネタバレ解説と感想をお届けします。

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『いだてん-東京オリムピック噺-』8話あらすじ

金栗四三の兄・実次が熊本から上京したことで、東京高等師範學校の仲間たちは、兄が四三を連れ戻しにきたと勘違いしてしまいます。

ところが、実次ハストックホルムオリンピックに出場するための1800円という大金を為替なんかでは送れないと、わざわざ届けに来たのです。

実次が1800円という大金を用意したのはこんな経緯がありました。

春野スヤが働きかけ、彼女の婚約者である池崎に借りることが出来たのです。初めは、かけっこをするために田んぼを売るなんて……と渋っていた池崎。

しかし、池崎の母・幾江が「走った先に何があるか分からない。何もないかもしれない。でも、走った先に何があるかを見せてやりたい」という実次の言葉で、田んぼは買い取るがタダで貸すといい、お金を工面してくれたのです。

ところが、東京高等師範學校の仲間たちも、金栗四さんの同好会を結成し日本中から寄付金を集め1500円ほど集まっていました。

田んぼを売ってまで作ったという兄と、誰か分からない人が寄付してくれたお金を下げるわけにはいかないという仲間たちの押し問答の末、1500円は寄付金から出し、足りない分の300円を兄が出すことでめでたく解決

そしてその2日後。金栗四三と三島弥彦はストックホルムへと旅立って行ったのです。

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ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺-』8話の涙の見どころ

兄弟愛、親子愛に涙…涙

弟を思う兄の、走った先を見せてやりたいという愛情が池崎幾江に伝わり、出発ギリギリでお金を工面することが出来ました。

いくら役所の仕事をしているとはいえ、田んぼがなければ大家族を養っていくのも一苦労のはず。それでも、体が弱かった四三が日本代表になったということは、実次にとってこの上ない喜びだったに違いありません。

当初、かけっこさせるために師範學校に行かせたわけじゃないと言っていたのは、四三のことを考えてのことだったのでしょう。

実次あどれほど四三のことを考え大切に思っているのか、愛情がひしひしと伝わってきました。

また、三島弥彦も母は家のこと、兄は金のことしか興味はなく、自分にはまったく興味はないと言っていましたが、ストックホルム行きの電車に乗り込むと、母も兄も見送りに来ていたどころか、母は日の丸ユニフォームを手渡すと泣き崩れてしまいました。

今の世の中だからこそ「子に興味がない親なんていない」とポツンといった四三の言葉が、胸に染み渡ります。

スヤへの祝言をのせた四三の歌に涙

春野スヤは四三を、金栗四三はスヤを好いていましたが、この時代は親の決めた相手との結婚が当たり前でした。

春野スヤが結婚前に、金栗実次を助けたことは四三への思いであり、最後に彼の願いを叶えてあげたかった、ただそれだけだったのでしょう。

東京でも歌ってねと約束した「会いたかばってん、会われんたい……」の歌。

「ある人が教えてくれた歌です」と、四三が大きな声で歌ったのは嫁ぎ行くスヤへの祝言として。ここで重ねてくるとはなんと……。歌詞が切ない思いをさらに助長させ涙溢れるシーンでした。

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ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺-』8話を観た感想

今回は、親子、兄弟、恋う人それぞれの愛情が深く描かれた内容でした。

実は自分は愛されていたと知った時の川島弥彦の表情も、そばで見ていた四三の表情も、とても温かい気持ちになれた一幕です。

大河ドラマ『いだてん-東京オリムピック噺』全話エピソード。
1912年、日本が初めてオリンピックに参加したのはストックホルム。 しかし結果は大惨敗。 『いだてん...

公式の登場人物紹介では、春野スヤは夫の金栗四三を支え続けたとあるので、いつかは四三の元へ行くようですね。

幾江は、スヤの気持ちがわかっているような感じですので、スヤが四三の元に行けるか行けないかの鍵を握っているのは幾江かな?と感じました。

オリンピック初出場までの道のりは長かったですが、これからが面白くなるところです。

視聴率が低迷しているのは、時代背景が分かりづらいことにあるようですが、確かに時代が細かく前後するのが原因なのかもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたか?これからが更に見どころが増えるドラマ『いだてん』。

大河ドラマというだけあって、まだまだ先は長いです。

見始めたらついつい最後まで見届けたくなる作品ですので、一度ご覧になってみてはいかがですか?