ドラマ『きのう何食べた?』最終回のネタバレ感想。
今回は、ケンジがシロさんの両親と初対面!
幸せ絶頂のケンジが「もうここで死んでもいい」と言うと、シロさんは「2人で長生きしよう」とまるでプロポーズ!
最終回はアドリブが満載とのことですが、この記事ではどのセリフがアドリブなのかを推測をしています。
『きのう何食べた?』最終回のあらすじ
シロさんの母親に「恋人を連れてらっしゃい」と言われ、ケンジを連れて行くことを決意したシロさん。
ケンジが職場の人たちに”ヒゲを剃ったほうがいいか”を相談すると、男性陣は口を揃えて「剃ったほうが良い」と言います。
しかし、店長の妻は「いつもの自分を見せないと意味がない」と助言。
どちらの言い分も分かるだけに、ケンジはどうして良いか分からなくなってしまいます。
そして当日。ケンジは、ヒゲを剃るかどうかを朝から悩みます。
そんなケンジを見たシロさんは「今のままでいいよ」と言葉をかけました。
落ち着いているように見えたシロさんも、実家に着いた途端いっきに緊張がみなぎります。
出迎えたシロさんの両親も緊張の眼差しを隠せません。
食事を前にしてもまだ全員の緊張が解けず、そんな中、シロさんとシロさんの母親はから揚げを作るためにキッチンへ。
ケンジはシロさんの父親と2人きりになってしまい……!?
最終回はアドリブ満載!?
番組プロデューサーの話では、最終回のラストシーンは、西島秀俊も内野聖陽もアドリブ満載だったとのこと。
周りのスタッフたちは笑いをこらえるのに必死だったと言います。
アドリブが多かったという“カフェシーン”と“ラストの料理シーン”。
確かに、アドリブだろうと思えるセリフがたくさんありましたね。
具体的にどのセリフがアドリブなのか、推測しながら視聴しました(笑)
それから、先にクランクアップした内野聖陽に対し、西島秀俊は「寂しいよー」と連呼していたようです。
なんて尊いエピソードなんでしょう!
『きのう何食べた?』最終回のネタバレと感想
シロの両親と初対面!
実家訪問の当日、ヒゲを剃るかどうかで悩み抜くケンジ。「今のままでいいよ」というシロさんの言葉にほっこりしました。
シロさんの実家に着いてからは、全員、緊張で言葉に詰まってしまいます。
そんな中、父親はどこか違和感のある笑顔で「やあ」とフランクな挨拶を口にしました。場を和ませようとしたのかもしれませんね。
その後、食事の席で、両親からの質問に答えるケンジはまるで面接を受けているかのようにガチガチ。
男女のカップルでも、相手の実家を訪問するのは緊張するものです。
それが男性カップルともなれば、かなりの緊張だったことでしょう。
ケンジが緊張でガチガチな中、シロさんの母親とシロさんはキッチンへ行ってしまいます。つまり父親と2人きり。
父親はケンジに「史郎の昔のアルバムでも見るかね」と言葉をかけました。
シロさんのアルバムを見ているうちに、緊張がほぐれていくケンジ。
だいぶいつも通りになってきました。
父親の話では、シロさんは学生時代は勉強ばかりしていたとのこと。
それを聞いたケンジは、「僕はゲイだと認識していたから、手に職をつけるためにも美容師になった」と言います。
きっとシロさんが弁護士を目指していたのも同じ理由かもしれないと言うケンジ。
シロさんの話をするうちに、父親とケンジの緊張が薄まっているように見えました。
女装をしているのはどっち?
から揚げが完成し、食卓に再び呼び戻されたケンジ。
この頃にはいつものケンジに戻っており、から揚げを食べながら乙女な発言をしてしまいます。
乙女感まるだしのケンジを見た母親・久栄は、言葉を失い固まってしまいました。
すると父親が急いで久栄を連れ出し、何かを話し合っている模様。
戻ってきた母親は緊張がほぐれて笑顔になっていました。
最後も笑顔でお見送り。しかも「またいらして下さいね」と言葉をかけてもらえたケンジでした。
帰り道。ケンジは「お父さんはね、どうしても聞きたいことがあったらしい」と口を開きます。
「君(ケンジ)がスーツを着ているということは、普段家で女の格好をしているのは史朗のほうなのかね」
何とか理解しようと両親なりに答えを当てはめた結果が“女装”だったのでしょう。
ゲイへの解釈が合っているかどうかは別として、理解しようと努め、歩み寄ろうとする2人は素敵な親だと感じました。
前回の11話で、シロさんも言っていました。
「親に“ゲイの何たるか”を理解してもらおうと思っているわけではない。今の自分が決して不幸ではないことを知ってもらうためにケンジを連れて行く」のだと。
だから両親の解釈(女装)は重要ではなく、シロさんの幸せそうな姿を見せられたことが一番重要なのだと思います。
そして両親を安心させるため、ケンジは自分が女装していることにしたのだと言います。
「悪いな」というシロさんですが、ケンジは夢のようだと幸せ顔。恋人の実家に行って、ご飯を食べることもできて、このまま死んでもいいと言うケンジ。
するとシロさんは、「油と糖分を控えて、2人で長生きしよう」と言葉をかけました。
これは、ある意味プロポーズですよね。
しかも、ケンジの肩を抱き寄せるシロさん!最高の最終回です。
アドリブ満載なカフェシーンと料理シーン
買い物に出かけたシロさんとケンジ。
ケンジは「オシャレなカフェがあるからお茶を飲みにいこう」とシロさんを誘いました。
「コーヒーならそこの喫茶店もうまいぞ」と言うシロさんに対して、「そういうことじゃなくてぇ~!」と言うケンジは完全乙女。
おしゃれなカフェに!シロさんと!行きたいんですよねケンジは。
カフェでは、シロさんが苦手な真ん中の席。大きいスコーンを譲り合うシーンはアドリブでしょうか(笑)
周りの女子が好奇の目を2人に向けますが、シロさんは以前のように”ゲイバレが~”と怒ったりしません。
その後、「シロさん、えり足が長くなってきたから切ってあげる」というケンジ。
「痛い!わざとだろ」のくだりもおそらくアドリブでしょう。
家に帰り、家計簿をつけながら髪の毛を切ってもらうシロさん。
以前だったらゲイバレを恐れて、真ん中の席は嫌がったであろうシロさんですが「ケンジが嬉しいなら、別にそれでいい」と言います。
シロさんの言葉に感激したケンジは、なんと!シロさんをバックハグ!
これまでは、2人の触れ合いシーンはあまり描かれませんでしたが、最終回なだけあって、ガッツリ描かれていました。
そして。最終話のラストを締めくくるのは、やはり料理シーン。
おふざけをするケンジに「エビの鮮度が落ちる!」と言うシロさん。
するとケンジは「恋の鮮度は落ちてない?俺たちの」と返します。
シロさんの反応からして、おそらくアドリブですね(笑)
「……ん?保ってるんじゃないか?」と半笑いで返すシロさんに笑ってしまいました。
1話から最終回まで、すべての回が面白かったですし癒されました。