PR
PR

ドラマ『ミラー・ツインズ』2話ネタバレと考察。勇吾の闇は思ったより深い!? その理由とは?

2019年春ドラマ

同じ食事をし、同じ遊びや勉強をしていた葛城勇吾と圭吾。

勇吾が誘拐されたから20年という月日が流れ、圭吾は刑事となる一方で誘拐された勇吾は、ただ復讐するためだけに生きる人生を送ることになる。

2人の運命の歯車が狂ったあの日から……。

ドラマ『ミラー・ツインズ』

PR

2話「過去」あらすじ

圭吾にソックリな男に刺されたという田島が入院している病室に、何者かが侵入し彼の呼吸器を外した。

田島は死亡し、かつて現場に落ちていた毛髪と、自分の毛髪の鑑定依頼を出していた圭吾が疑われる。

緑坂署の皆川刑事(高橋克典)と久能(武田李奈)は、久能の父で警視庁捜査一課の課長・久能源一郎(石黒賢)に、圭吾の件を自分たちに担当させてほしいと申し出た。

願いが叶い、圭吾のいる取調室に向かった皆川と久能は、彼から話しを聞く。「勇吾が生きていると思っているのか?」

圭吾は、勇吾が生きているとは断言せず、ただ「田芦加奈子とは自分が刑事であること」と犯行を全面否定した。

皆川は、任意同行という理由から圭吾を家に戻すことにする。

しかし、匿名の人物が「田島を殺害した犯人を知ってる」と、SNSで”葛城”という表札と、圭吾の実家の写真が掲載された。

捜査一課刑事課の赤城刑事は、情報の出所を探させるとともに、葛城家の家宅捜索を行う。

その結果、葛城家の中から田島の血痕が付いたハンカチを押収。

これにより、圭吾に殺人容疑がかかり指名手配されてしまった。

その頃、圭吾は連絡が取れない里美の仕事場に向かうが、彼女は急用があるとのことで欠勤。

圭吾が違和感を感じていた時、赤城からの電話で自分が指名手配されていることを知る。

ちょうどその時、聞き込みに来ていた赤城の姿を見てそっさに逃亡してしまった圭吾。

「また俺は逃げる……。あの時と同じように」

PR

ドラマ『ミラー・ツインズ』2話の解説と考察

圭吾と里美はどうやって知り合ったのか?

勇吾を誘拐したのは、今回殺害された田島が絡んでいました。

20年前、勇吾が誘拐監禁されていた場所にいたのが、まだ幼い里美だったのです。

里美もまた誘拐されていたようで、勇吾は里美を守るために見張りだった犯人のひとりを殺害。

自分は人殺しだ……。

勇吾は里美に警察に行くよう言いますが、里美は勇吾と一緒にいることを選択。

2人は、偽名を使い教会で保護されたのです。

犯人を殺害したときに、彼が持っていた携帯電話を持って来ており、そこに電話がかかってきました。

表示されている名前は”タジマ”。

勇吾は電話ごしに田島に言います。「いつかお前も必ず殺してやる!」と……。

勇吾が生き残れたのは、偽名を使ったこと、教会に保護してもらったのが理由。

身元不明の子供が2人助けを求めてきたら通報するはず?というツッコミには目をつぶりましょう。

そして2人は、ある目的を遂げるために(実際は勇吾の目的で里美は従ってるだけ)人生を捧げたのです。

勇吾の目的とは?

ドラマ『ミラー・ツインズ』1話あらすじ。刑事と犯罪者、正反対の人...
東海テレビ×wowow共同制作、藤ヶ谷太輔主演のドラマ『ミラー・ツインズ』。 同じ食事、同じ勉強、同...

勇吾の目的は、自分を誘拐して人生を狂わせた犯人に復讐することでした。

しかし、勇吾の目的には他にもあったのです。

それは、圭吾への復讐。

刺された田島が握っていた毛髪は、勇吾がわざと握らせたもので、葛城の家から押収されたハンカチは里美が勇吾に渡し、勇吾が田島の血痕を付着させたものだったのです。

犯人を知っているとSNSに公開したのも勇吾。すべては圭吾を陥れるために勇吾が仕組んだことでした。

その理由は20年前、勇吾が誘拐されたとき圭吾はその現場を見ていたのです。

勇吾は圭吾に気づき、手を差し出して助けを求めましたが、圭吾はその場から逃げ出してしまいました。

誘拐されたのが圭吾だったとしたら、きっと奴も同じ人生を歩んでいたはず。

”もうひとつの現実を見せるための復讐”

そんな勇吾の想いが復讐へと駆り立てたのです。

PR

ドラマ『ミラー・ツインズ』2話を観た感想

前回の考察で予想していた通り「圭吾は見ていた」わけです。

ただ、足がすくんでということではなく、運命から逃げ出したということでしょう。

大人になった圭吾は、そのことをずっと心の中にしまい込み、後悔を背負ってきたのだと思いますが、勇吾にとってそんなことどうでもいいはず。

どんなに圭吾が後悔していようと、勇吾にとったら圭吾がやったことを許せるはずがありませんし。

誘拐した犯人はもちろんのこと、何より圭吾への復讐心の方が強いのではないかという印象を受けました。

勇吾の中には、なんぜ自分だけがこんな人生を送り、逃げ出したお前だけがまともな人生を送っているんだという憎しみが膨らんでいるはずです。

それだけではありません。勇吾を誘拐した犯人はまだ残っているので、これからまた別の事件が起こる可能性もあります。

ただ、圭吾が指名手配されている以上、そちらの方に焦点が当たるのかもしれません。次回は、圭吾の電話に勇吾からの着信が……。

直接対決する2人の運命は、どのように変化していくのか気になります。

2話の視聴率は2.9%でした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)