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【ムーンナイト】1話のあらすじ(ネタバレあり)解説。オスカー・アイザックが正反対の2人を演じる。

海外ドラマ
@Marvel

2022年3月30日にDisney+で配信がスタートしたオスカー・アイザック×イーサン・ホークの「ムーンナイト」。配信直前で死亡したギャスパー・ウリエルの遺作でもある本作は、MCUの世界を拡げてくれると期待されているドラマシリーズである。1話ではオスカー・アイザック演じるスティーヴンが制御権を渡しムーンナイトに変身するまでが描かれた。

2022年 / アメリカ
原題:Moon Knight
原作:ダグ・モエンチ、ドン・パーリン「ムーンナイト」
配信:Disney+ (ディズニープラス)月額プラン(PR)
監督:アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン
「ムーンナイト」オフィシャルサイト

© MARVEL ©Disney

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あらすじ

© MARVEL ©Disney

国立博物館の土産物店で働いているスティーヴン・グラント(オスカー・アイザック)は、睡眠障害を患っていた。

仕事を終えると家に戻る毎日を送っていたが、何より彼は眠ることを恐れていた。

ベッドに入る前、彼は必ず行っていることがある。

ドアを開ければ分かるようにテープを張り、ベッドの周りには砂を撒くと自分の足首を拘束具で固定した。

眠っている間に自分が動き回っても分かるように……。

自分が眠っているのか眠っていないのか、夢か現実かの区別もつかない。

毎夜”悪夢”にうなされ、仕事に行けば”うだつがあがらない”と上司に罵られる日々。

しかしある日、壁の板が一部ずれていることに気づく。

心当たりが無かったスティーヴンが、そっと板を外してみると中には携帯電話とキーが入っていたのだ。

自分にはまったく心当たりがない。

携帯を見てみると履歴には「レイラ」から何度も着信があった。

スティーヴンが恐る恐る電話を掛けてみると、電話に出た女性が「生きてたのね、何ヶ月も連絡してるのよ」と怒っている。

しかし、スティーヴンには何のことか全くわからなかった。

さらに女性はスティーヴンのことを「マーク」と呼んだのだったーーー。

以下、ネタバレを含んでいますので未視聴の方はご注意ください。

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【ムーンナイト】1話ネタバレ解説

スティーヴンは、ショップ定員ではなく博物館のガイドをやりたかった。

博物館にやってきた客にガイドの真似をしては、上司のドナに怒られる。

ある日、スティーヴンが好意を寄せている女性から「明日の約束だけど、7時でいいのよね?”絶品のステーキ”よね?」と彼女に言われ、思わず頷いてしまう。

しかし、スティーヴンには彼女を誘った記憶がない。

それでもスティーヴンは彼女と”デート”出来ることにウキウキしていた。

その日の夜。

いつものように”寝る準備”をしてベッドに入ったが、突然見知らぬ国の山間で目を覚ます。

いつもと何か違って体が変だ。

すると突然どこからか声が聞こえてきた。

「眠ってろ 寄生虫。お前が来るところじゃない。マークに体を返せ」

辺りを見回しても誰の姿も無いのに「バカが制御権を握りおった」と罵倒される。

ポケットに手を入れると、金色と紺色の装飾で美しい楕円形に何かが入っていた。

この金色と紺色の装飾の物は、スカラベというもの。

古代エジプトでは、スカラベの習性を神秘的なものと捉え太陽神ラーの形態のひとつ(日の出)を現す太陽神ケプリと同じにみなした。

このスカラベが原因で、スティーヴンは見知らぬ男たちに狙われることになる。

身に覚えのないことで追われることになったスティーヴンは、町の人々が集まっている場所に逃げ込んだ。

住民に成りすましたが、腕に天秤のタトゥがあるカルト教団の指導者アーサー・ハロウ(イーサン・ホーク)という男に見つかり、スカラベを返してほしいと言われる。

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スティーヴンは、アーサーに言われるがままに渡そうとしたが、渡したいのに体が勝手に動いて渡すことが出来ない。

その場から離れようとしたが、住民に押さえつけられてスカラベを奪われそうになる。

そして一瞬気を失い、再び意識を取り戻すとスティーヴの手には血がついており、まわりには住民4人が倒れていた。

「まずい、バカが戻った」頭の中で誰かの声が聞こえた。

危険を感じたスティーヴンは、近くに止めてあったトラックを奪い逃走し追手もやって来る。

そして再び運転中に気を失い、目覚めると手には銃が握られていた。

慌てて銃を投げ捨てた直後、目の前に大量の丸太が転がってきて、「ヤバイ」と思った瞬間スティーヴが目を覚ます。

自分の部屋のベッドの上にいた。

現実ではないことに安堵したのもつかの間。

相棒のガス(ヒレがひとつだけの金魚)のヒレが2つになっていることに気づき、購入したアクアショップにクレームを言いに行く。

ここでスティーヴンは大切なことを思い出した。

彼女との約束だ。

しかし、しっかりキメ込んで約束のレストランで待っていたが、時間が過ぎても彼女は来ない。

しびれを切らせたスティーヴンが電話してみると、彼女はかなりご立腹の様子。

それもそのはず、彼女との約束は金曜日。

スティーヴンがレストランを訪れたのは日曜日だったのだ。

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感想

実は、スティーヴンは解離性同一性障害を患っており、彼の中には別に”マーク”と言う人物が存在しています。

スティーヴンが彼女をデートに誘った記憶が無かったのも、恐らくそれは”マイク”だったのでしょう。

まだ1話のみの配信なので、マークが本体なのかそれともスティーヴンが本体なのか詳細は不明です。

ただ、物語の端々で「マークに体を返せ」と言っていることや、人物像では多重人格者の元傭兵となっているので、恐らくマークが本人ではないかと予想しています。

しかしながら、マークが本人だとするとなぜ携帯電話やキーを隠す必要があるのか?ということ。

マークは恐らく多重人格者だと言うことを理解しているようですが、エジプトの月の神コンスと契約していることも何か関係してくるのかもしれませんね。

「スティーヴンは頼りないから」かも?

また1話のラストで、現実的にスティーヴンの前にアーサーが姿を現します。

追い詰められたスティーヴンは、鏡の中にいるマークに制御権を譲るよう説得されて頷きました。

次の瞬間、スティーヴンは白い覆面とマントに包まれた冷酷な暗殺者ムーンライトに変わっていきます。

マークは、瀕死状態で月の神コンスと出会い、ムーンナイトになることを受けいれて復活しました。

また、アーサーは人の過去・現在・未来の所業を見て、悪人になる可能性があるかないかを見分ける能力を持つカルト教団の指導者。

将来的に悪になるとみなされた人は命を奪われますが、スティーヴンを見分けた時は「混沌を抱えている」と命を奪われることはありませんでした。

とにかく、最初から謎が多い作品ということは確かで、次のエピソードでどこまで明らかになるのかが気になるところです。

このページの情報は2022年4月時点のものです。最新の配信状況はDisney+ (ディズニープラス)月額プラン(PR)  にてご確認ください。