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ドラマ『なつぞら』6~7話あらすじと視聴率。なつ、東京の家族が恋しくなったのか?

ナツゾラネタバレ 2019年春ドラマ

兄妹に会いたいという想いから、なつは早朝に柴田家を抜け出して東京に戻ろうとしました。

柴田家では、なつの行方が分からず大騒ぎとなり、家族総出で探しにいきます。

なつ、やはり本当の家族が恋しくなったのか……。

6話ではなつが兄妹と”生きていた”頃も描かれました。

NHK連続テレビ小説『なつぞら』

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6~7話あらすじ

6話あらすじ

柴田牧場の朝。なつはいつも通り牛の世話に向かたころ、ちょうど牛の赤ちゃんが生まれていました。

そして学校の教室。算数の授業で、先生から指名されたなつ。10という答えに「銭」をつけて言ってしまい「金の計算してんじゃないよ」と、クラスの男の子にちゃかされて笑われてしまいます。

学校終了後の柴田家。

なつは郵便局員の正治に兄への手紙を渡します。返事が来たらすぐに届けてもらえますか?とお願いをして。

正治は、すぐに届けるよと言いながら、なつの手紙を預かりました。

夕見子はなつが東京の兄に手紙を書いたと知り、本当に柴田家に居たいと思っているのか不思議に思って聞いてみたのです。

「本当にここにいたいと思っているの?」

夕見子は、なつの考え方によってどんな風に受け入れればいいのかを迷っていたようでしたが、なつは「それなや無理に優しくしなくたっていいよ」と答えたのです。

夕見子はそんななつに、ちょっとだけイラついてしまったのでした。

そして、なつの兄からの返事は来ないまま、数日が経過。兄は、なつと別れる時に必ず手紙を書くと言っていました。兄は嘘をつくような人ではなく、手紙が来なければ妹の居場所もわかりません。

ある朝、なつは突然、東京に帰る決心をしたのです。

7話あらすじ

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柴田牧場で育てられることになり懸命に働いていたなつは、泰樹にも認められ学校にも通うことが出来るように...

富士子が畑仕事をしている剛男と泰樹のところに、なつを探しにやってきます。

そろそろ学校に行く時間なのに、いつまでなっちゃんを働かせているのかと……。ところが、なつは畑にも牧場にも姿はなく、なつの荷物が無くなっていたことから泰樹は、「東京に行ったんじゃないか」と思ったのです。

泰樹と剛男、富士子と夕見子で帯広まで探しにいきます。その頃なつは、路上で靴みがきしながら東京までの電車賃を稼ごうとしていました。

しかし、警察に見つかり保護されてしまいます。「どこからきた?」という警官になつは、「東京」と答え、「誰と来た?」という問いに「ひとりで」と答えます。

「私を東京に返してください」というなつに警官は驚きつつ、女の子が路上でひとりでいると危険だからという理由から、その日は警察で保護することに。

一方で、なつが保護されるのと入れ違いで、帯広の路上をあるく柴田家の面々。なつが靴磨きをしていた場所に残された新聞紙とレンガから、泰樹はそこでなつが靴磨きをしていたのではないかと考えたのです。

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『なつぞら』6~7話の見どころ

なつが突然東京に帰ろうと思ったのは、兄に何かあったのか心配になったからなのでしょう。自分が出した怪我巳も、兄に届いているのか心配になったはず。

もし兄に何かあったら、妹の居場所もわかならいままずっと離ればなれになってしまうと心配になったはずです。離れているからこそ心配になるし、いつか一緒に暮らせると信じているからこそ、離れていても我慢できたのだと思います。

東京に帰りたいと言えば、柴田家の人にも迷惑が掛かることになるからと、誰にも告げずたったひとり柴田家を飛び出したのでしょうね。

また6話では、なつの東京での暮らしが描かれました。なつと兄、妹、幼馴染の佐々岡信哉の4人は、川で魚やザリガニを釣って食べ、地下で寝泊まりしていました。

地下には、両親を失ったり行く先のない浮浪の子供たちが密集しており、なつたちも狭い地下で固まって過ごしていたのです。

兄は、得意のタップダンスを披露してアメリカ兵に気に入られ、その度に貰ってきた大量の缶詰や食料を闇市に売って資金を稼いでいました。

父がやっていた商売を再建し、家族で暮らすのを目標にお金を貯めていたのです。そんな暮らしでも、なつにとって幸せな時間だったことでしょう。

それでも浮浪の子供たちは、警官の”刈り込み”により親戚の家に連れていかれたり、身寄りのない子供は孤児院に保護されたようです。

戦争は、このような子供たちに大きな爪痕を残したのだと、当時の状況を聞いていたことはあっても、映像で描かれると胸が痛むシーンでもありました。

なつも、兄と一緒に孤児院にいたようですが、兄がなつを連れて行ってほしいと剛男に願い出たということは、孤児院も決していい環境ではなかったのかもしれません。

せめてなつだけでも幸せに暮らしてほしいという兄の願い。これだけでも泣けてきます。どんな時でも明るく笑う、なつが嫌味を言われても気づかずに笑っていられるのは、なつの性格はもちろんですが、過酷な体験をしたからなのでしょうね。

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『なつぞら』6~7話を観た感想

警察に保護されたときのなつの心情は、柴田家の人に迷惑を掛けたくないという思いと、どうしても東京に帰りたいという想いでしょう。

警察に柴田家で世話になっていると話せば、迷惑がかかるだけではなく、傷つけてしまうと子供ながらに考えたのかも。

ただ、兄がどこで何をしているのか、なぜ返事を出してくれないのか、兄になにかあったのかもしれない。という心配ばかりが先立ってしまったのだと思います。

現代のように、電話やメールで安否を確認できるわけではありませんし……。戦後ということもあり、電話さえままならなかったはず。

柴田家の人たちがどんなにいい人かはわかっていても、なつにとって本当の家族は兄と妹、そして信哉であることは変わらないのでしょう。

両親を失ったからこそ、強い結びつきがあるのだと思います。血のつながった本当の家族、なつにとって何よりも大切なものなのだと知らされました。

それにしてもなつはとてもたくましい少女ですが、同情を嫌っているような気もします。同情では生きていけないことを、なつはずっと前から知っていたのかも知れませんね。

なつのなかにある本当のなつの姿が気になります。

『なつぞら』6話視聴率は21.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

7話の視聴率は22.5%でした。