ドラマ『なつぞら』8話あらすじと視聴率。なつに起こった背景が見える粟野咲莉の表現力に期待が高まる!! | Dramas Note
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ドラマ『なつぞら』8話あらすじと視聴率。なつに起こった背景が見える粟野咲莉の表現力に期待が高まる!!

どうしても兄に会いたくなって、ひとりで帯広に来てしまったなつ。

東京までの電車賃を稼ぐため、道端で靴磨きをするも警察に保護されてしまう。

柴田家はなつを探しに一家総出で帯広に向かうも、なんとなつは警察から逃げ出したと知らされることに……。

NHK連続テレビ小説『なつぞら』

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8話あらすじ

警察に保護されていたなつは「お便所に行きたい」と嘘をついて、警察署から逃げ出してしまいます。

柴田一家は、警察署を訪れるも一足違いでなつと会うことができませんでした。

再び雪月に戻り、途方にくれるなか剛男がなつを預かった経緯を話し出します。

剛男は、なつの父との約束を果たすため、戦地から真っすぐ東京に向かいました。

戦友から託された手紙を届けるために、なつたちの居場所を捜し歩きやっとのことで会うことが出来たのです。

なつと兄の咲太郎は、刈り込みで保護され孤児院に入れられていました。

妹は親戚に預けられた上、せっかく貯めたお金も孤児院のやつらに奪われたと悔しそうな顔をする咲太郎になつは、「妹はきっと幸せに生きてる、ここにいるよりずっといい」と励まします。

剛男は、そんな2人に一緒に北海道で暮らさないかと提案します。

しかし、咲太郎は「自分まで行ったら下の妹が可哀想だし、迎えに行けなくなる」からと、なつだけを預かってほしいと言うのです。

なつは、兄と離れたくはないとしがみつきましたが、少しでも兄の負担を減らそうと必死で我慢して北海道にやってきたのでした。

必ず迎えに行く、手紙を出すという兄の言葉を信じて……。

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ドラマ『なつぞら』8話の見どころ

東京でなつたちに起こったこと

なつと兄の咲太郎が東京で置かれていた状況が見えてきました。下の妹は、親戚に預けられたという事でしたが、小さい子だけ引き取られたのは当時の食糧問題が関係しているのではないかと思いました。

大きければ大きいほど食べる量も多いはずで、警察からひとりでも預かるように言われたとするならば、食べる量が一番少ない小さな子を引き取ったのではないかと推測します。

東京の施設では、”ここにいるよりずっといい”となつが言っていたことから察するに、粗悪な環境で暮らしていたのでしょう。

兄は、なつの幸せを考えて剛男になつだけを預かってほしいと頼み、なつは兄の負担を少しでも減らそうと必死で我慢する。お互いのことを思いやった兄妹の絆は、とても深く強い結びつきなのだと感じました。

泰樹はなつの心を分かっていた

ドラマ『なつぞら』6~7話あらすじと視聴率。なつ、東京の家族が恋しくなったのか?
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泰樹は、なつから聞いた話からたった9歳の少女がどのように生きてきたのか、察しがついていたようでしたが、今回なつが家でしたことから更になつが抱えていたものが見えてきたようです。

それが8話で泰樹の言葉として現れました。「あの子は、怒っているだろうね」という富士子にこう話します。

「怒りなんてのはとっくに通り越してるよ。怒る前にあの子は諦めとる。諦めるしかなかったんだ。それしか生きる術がなかったんじゃ、あの歳で。怒れる者はまだ幸せだ。自分の幸せを守るために人は怒る。今のあの子にはそれもない。争いごとを嫌ってあの子は、怒ることが出来なくなった。あの子の望みはただ、生きる場所を得ることじゃ」

NHK連続テレビ小説『なつぞら』8話から引用

クラスの男子に病原菌扱いされても、なつが怒らなかったのはこんなことが原因だったのかと悲しくなります。

戦争で親や家を奪われた子供たちは一番の被害者でしょう。大人の身勝手で戦争が起こり、さらには子供たちの人生も左右されてしまう。悲し過ぎる時代でした……。

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ドラマ『なつぞら』8話を観た感想

何度観ても”戦争の悲惨さ”を考えさせられるドラマです。本来ならば、両親と兄妹で幸せに暮らしていたであろうはずが、戦争という行為ですべてを奪われてしまう。

なつが怒りを通り越して諦めているという泰樹の言は、胸が貫きそうなほど痛々しく聞こえました。

そんな苦労をしたからこそ、なつは”同情”では生きられないことも知っていたのでしょうね、たった9歳で。

なつは、幸せになりたいのではなく、兄妹と一緒に暮らすことが一番の幸せだと思っているのかもしれませんね。戦争という状況が兄妹の絆を、更に強く固いものにした。

兄に会わせてあげたいという思いはあれど、果たして咲太郎はまだ孤児院で暮らしているのかどうかです。

手紙を出すと言っても、稼いだお金はすべて奪われてしまったこともありますし、お金を稼ぐことが出来ていなければ郵便代すらないでしょう。

粗悪な環境と言えど、孤児院が具体的にどんなところなのか、働ける環境にあるのかも分かりませんし。

咲太郎は、世渡り上手な一面もあるので、なつを預かってもらった後は、孤児院を抜け出している可能性もあります。そうなればなつの手紙が咲太郎に渡らないのも当然。

ただ、佐々岡信哉もなつが大きくなってから訪ねてきたという事もあるので、兄とはしばらく音信不通になってしまうのかな?という予感もします。

それにしても、幼少時代のなつを演じている子役の粟野咲莉さんの表現力には圧巻です。何かを隠そうとするときの笑顔、本当に楽しいと思っている時の笑顔。

笑顔という表現のひとつひとつに、なつの心情がよく表れていて、それが視聴者にも伝わってくる。彼女の今後の演技力に期待したいですね。

『なつぞら』8話の視聴率は22.1%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)