『ノーサイド・ゲーム』4話のネタバレあらすじと感想。
順調な滑り出しでリーグ戦を戦うアストロズ。
しかし、社内では佐々のミスで数千万もの取引がキャンセルとなってしまう事態が起こり、その影響はラグビー部にも及んでくることになります。
この記事では『ノーサイド・ゲーム』4話のネタバレと感想、視聴率をお届けします。
『ノーサイド・ゲーム』4話のあらすじ
リーグ戦が始まり、白星を重ねていくアストロズ。ラグビー教室も、試合をみて興味を持った子ども達であふれかえっていました。
手ごたえを感じる君島でしたが、「そんなに甘いもんじゃない。客が入るのは最初だけだ。」と、滝川は認めようとしません。
君島は気を引き締めて、さらなる集客を得るために新しい戦略をねります。
そんな中、トキワ自動車府中工場で打ち合わせ時間変更の電話を受けたアストロズメンバーの佐々は、間違えた時間を営業に伝えてしまいました。
佐々は、ミスを挽回しようとしましたが、その行動によって9千万もの取引をキャンセルされるという事態に。
さらに、取材を受けていた雑誌の記事が差し替えられたり、カザマ商事買収計画が取締役会議で承認されたりと、君島の前に次々と困難が降りかかることになってしまったのです。
『ノーサイド・ゲーム』4話の見どころ
追い詰められる佐々
チームの控え選手として地道に練習を続けている佐々。
しかし、担当したラグビー教室では子ども達から、他のスター選手に教えてもらいたいと言われてしまうくらい人気はイマイチ。
佐々自身も里村に憧れていて「俺だっていつか……」と夢見るも、チームメイトからは「里村がいる限り、お前の出番は一生ない。」と低評価されてしまいます。
それでも、闘志を燃やす佐々でしたが、仕事で痛いミスを犯してしまいました。
営業部へ書類を持って行った際に、代わりに電話を受けた佐々。
府中グリーンカントリークラブ担当者からの打ち合わせ時間変更の電話だったのですが、間違えた時間を伝えてしまいました。
慌てて謝罪へ行った佐々は、担当者がラグビーファンだということで里村のサインボールを持参します。
「里村さんは、僕の誇りです。アストロズの誇りです。ラグビーを好きな方なら分かってもらえると思いまして。」と熱く語るも、担当者はアストロズのライバルチーム、サイクロンズのファンでした。
その後、ハッキリした理由は分からないものの、最新型ゴフルカート60台分の発注がキャンセルとなってしまいました。総額9千万の痛手です。
社員たちの間では、佐々の責任だという空気に包まれていきます。
チームは佐々の件に加え、疲労がたまり、集中力がなくなってきていました。
仕事でもチームでも肩身の狭い思いをして追い詰められていく佐々が哀れに思えてなりません。
社会人ラグビーチームの仕事
「客が入るのは最初だけだ。」と、滝川が言った通り徐々に観客が減っていきました。
危機感を感じた君島は、滝川にもうすこし宣伝費を回してほしいとお願いしますが、滝川から「ラグビー部が活躍することで宣伝効果もあるから14億使っているのに、更に金を回せというのはおかしい。」と言われてしまいます。
本来、会社は自社の宣伝のためにスポーツクラブを作っています。
故に、滝川の言葉は正論だと納得。
選手たちも社員であり、工場でも仕事をしますが、一番の役割は試合に勝って会社の名前を世に広げるということなのです。
勝つために、練習だけでなく、選手たちの動きのデータをとったり、分析したり、様々な裏方仕事をしてくれる佐々。
レギュラー選手ではない佐々ですが、彼のような選手がいることも重要なのだと感じられる4話でした。
4話最後では、府中グリーンカントリーのサイクロンズファンだった担当者を「アストロズの試合が直接見てみたい。チケットも自分で買います。」と言わせた佐々。
佐々のおかげでまたファンを増やし、チームの絆をより一層深めていけることになりました。
キーパーソン七尾
試合を重ねるごとに、レギュラー陣の疲労が溜まっている様子が見え、柴門は選手層が薄いことがアストロズの弱いところだと君島に伝えました。
柴門は、七尾がいればもっとアストロズを強くできると感じています。
君島は先日見かけた七尾と会い、アストロズに誘います。
しかし、七尾からは「日本でラグビーをやるつもりはない。日本ではラグビーで食べていくことはできない。」と、あっさり断られてしまいました。
七尾が活躍していたのは、世界中でも1、2を争うニュージーランド代表”オールブラックス”です。
選ばれし精鋭が集まるオールブラックスで活躍していた七尾にとって、待遇も人気も格段の差の日本ではやる気になれないようです。
しかし、七尾もそろそろアストロズに入団してくるのではないかと予想される中、君島がどのような言葉で彼の気持ちを変えていくのか楽しみです。
『ノーサイド・ゲーム』4話の感想
北海道で人気が高い演劇ユニット”TEAM NACS”に所属する大泉洋さんが主演ということで、北海道では視聴率も他地区よりも高いようです。
全国的にも2桁台をキープしている『ノーサイドゲーム』。
4話の視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。
ラグビーのパートに関しては、このまましばらく上り調子になりそうですが、社内での滝川との対決は今後荒れそうな予感!?
スポーツドラマでありながら、経営戦略室で腕を磨いてきた君島の企業スポーツの再建物語の『ノーサイドゲーム』。
仕事やスポーツに対する君島の姿勢に色々勉強させられる部分がとても多いので、今後も君島が考える戦略が楽しみですね。