ドラマ『パーフェクトワールド』8話のネタバレ感想。
今回は、樹が命の危機にあったことで、つぐみと樹はお互いに愛を再認識しました。
しかし、つぐみは婚約中の身。
愛を再認識したものの、元には戻れないと悟る2人でした。
一方のヒロは、つぐみの心情の変化に気づき……!?
『パーフェクトワールド』8話のあらすじ
高木夫妻から建築依頼を受け、樹とつぐみは共に仕事をすることになりました。
樹は、レストランの店を持ちたいという夫の夢と、一軒家を建てたいという妻の夢を同時に叶えるプランを提供。
2人の夢を同時に叶えることで、負い目を感じていた妻も笑顔を取り戻したのでした。
高木宅の地鎮祭の当日。つぐみは実家で強い地震に襲われました。
とっさに樹のことが頭に浮かび、すぐさま樹に電話をするつぐみ。しかし何度かけても樹に繋がりません。
居ても立ってもいられなくなったつぐみは、両親が止めるのも聞かず、家を飛び出しました。
一方の樹は、訪れたモデルルームで地震に遭ってしまいます。車イスごと倒れ、木材の下敷きになってしまう樹。
助けを呼びますが周囲に人はいない模様。樹は電波を確認するも圏外で、どうすることもできません。
意識が薄れいく中、走馬灯のようにつぐみの笑顔が頭に浮かぶのでした。
『パーフェクトワールド』8話のネタバレ感想
命の危機で愛を再認識!?
地震が起きたあと、樹と電話が繋がらなくて焦るつぐみ。
樹の身に何かあったらと、心配で仕方がない様子です。
つぐみの動転っぷりは、ただの”元カレ”に対するものではなく、それ以上の感情があるように見えました。
樹を探すために奔走するつぐみ。
そしてやっと、別荘のモデルルームにて樹を発見します。
樹は木材の下敷きになっていましたが、つぐみが到着したときに意識はありました。
樹が無事に脱出したあと、プチお説教するつぐみが可愛かったです。
つぐみは「なんでこんなに危ないことしたの?ひとりで山の中に行くなんて危ないでしょ」と怒りますが、裏を返せば“あなたが心配で仕方がない”という意味にも取れます。
「無事で本当に良かった……」と言って涙するつぐみ。抱きしめる樹。
つぐみがヒロと婚約していない状況だったなら、ここで樹とつぐみが元サヤに戻ってハッピーエンドだったでしょうね。祝福もきっとできたことでしょう!
しかし今つぐみはヒロと婚約中。
樹とつぐみが相思相愛だと分かっていても、ヒロのことを考えると素直に応援しづらいです。
とにかくヒロがかわいそう。……ですが、やはり最終的に結ばれてほしいのは樹とつぐみだなと思いました。
樹の切ない目や、つぐみを好きだと再認識しながらも抑えている樹を見ていると、樹にはつぐみしか居ないと思えたので。
車内で一夜を明かす樹とつぐみ
「どうして別荘にひとりで行ったの?」と、地震の件をまた蒸し返すつぐみ。
「婚約中のつぐみを引きずり回すわけにいかない」と答える樹。
するとつぐみは、「鮎川くんは何でもひとりで出来ると思いすぎ。
そういうのは気遣いって言わないよ。人間は、一人で出来ることと出来ないことがあって当然」と怒り顔。
その後、つぐみと樹は避難所へ向かいました。避難所には大勢の人がおり、樹が休める場所はなさそうです。
つぐみが救護スタッフに相談をすると「良かったら私の車で寝てください」と言って、車まで案内してくれました。
「もう大丈夫」と言って、つぐみを帰らせようとする樹。しかしつぐみは「私も一緒に(車に)いる」と言いました。
つぐみの行動はもはや、ただの”元カレ”に対するものではありません。”元カレ”とか”友人”という域を超えている気がします。
樹からすると「一緒にいる」とつぐみに言われて嬉しかったでしょうね。つぐみの手を握ろうとするも、思いとどまる樹が切なかったです。
当て馬ポジションのヒロに同情!
つぐみの居る松本で地震が発生し、心配したヒロはすぐさま松本に駆けつけました。
その際、長沢ヘルパーに頼まれて、一緒に松本へ向かうことに。土砂崩れがあったらしく道は大渋滞でした。
ヒロは長沢に「鮎川と付き合ってるって本当?」と聞きます。答えない長沢を見て「やっぱウソだったか」と言うヒロ。
長沢とヒロは、お互いのことを“みじめ”だと言い合いますが、よくよく考えると2人は立場が似ていますね。
ずっと1人の人間を想い続け、けれどその人の心に自分はいない。
それでも相手のために何かしたいと必死になっているところが似ています。
「つぐみを信じるしかない」とヒロが言うたびに、ヒロが気の毒に思えました。
ドラマの結末は、どう考えても樹とつぐみのハッピーエンドになってしまいますから……。
いっそ、ずっとつぐみに振られ続けていたほうがヒロは苦しまずに済んだのかもしれません。
つぐみと婚約して幸せな時間を過ごしたからこそ、その後の別れがよりツラいものになるはずです。
本当の気持ちに気づいた樹とつぐみ
避難所の車内にて、トランプをする樹とつぐみ。恋愛は割と泥沼模様になってきていますが、笑いあう2人を見て少し安堵しました。
樹はふと真剣な表情になり、別荘のモデルルームで下敷きになってしまった時のことを話します。
死ぬかもしれない状況になって、走馬灯のように過去の出来事を思い出したという樹。
思い出したつぐみの顔はどれも笑顔で、”この笑顔をもう一度見たい、生きたい”と思ったと樹は話しました。
これはもう、告白ですよね。樹の言葉は“好き”という言葉にしか聞こえませんでした。
地震での一件があって以降、つぐみはきっと、樹への愛を再認識したのでしょう。
ヒロと結婚式の打ち合わせをするも、つぐみは完全にうわの空。
おそらくヒロも、つぐみの心情の変化に気づいていると思います。
『パーフェクトワールド』8話の視聴率と次回予告
次回予告では、しおりが「お姉ちゃん最低!!」と言ってつぐみをビンタしていました。
ということは、おそらくつぐみはヒロと婚約破棄をしたのでしょうね。
“いつかこのドラマが、ただのありふれたラブストーリーになりますように”
という謳い文句のドラマなので、最初は純愛ドラマだと思っていました。
しかし今やかなりの泥沼恋愛になって驚いています(笑)
8話の視聴率は6.1%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)