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【ラグナロク】シーズン2第5話・第6話考察。ラウリッツのお腹にいたあのサナダムシはまさかの!?

アドベンチャー
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【ラグナロク】シーズン2第5話・第6話では、1度は神の力を拒絶したマグネが家族を守るため神の力を取り戻すことを決意します。ところが、トールの武器”ミョルニル”の製作に成功したものの、その力は戻りませんでした。そんな最中、マグネに協力してきたラウリッツはヨーツル家から目の敵にされ命を狙われる事態へと陥ります。

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第5話:本当の自分

ミズガルズ蛇

北欧神話で最も危険な怪物。

ロキの子で巨人の末裔。

ラグナロクの際、トールに倒された。

あらすじ

自ら神の力を手放したいと願ったマグネは、望み通り全ての力を失いました。しかし、突然の出来事に戸惑いを隠せなかったマグネはヴォータンに助けを求めたものの、力を失ったマグネはもう仲間ではないと突き放されてしまいます。

こうして特別な力も仲間も失ったマグネは、再び孤独の中で生きていくことを余儀なくされます。

一方、ヨーツル工業はサクサを後継者に据えるはずでしたが、突如として戻ってきたフィヨルを後継者とすることに。事業から手を引くはずだったフィヨルはヴィダルの死を機に考えを改め、彼の仇を討つべく町に残り定款に従って長男である自分が会社を継ぐことを決めたのです。

フィヨルは就任早々マグネの母トゥリドを解雇したり、経営方針をガラリと変更したりと好き放題に振る舞います。母の解雇を知ったマグネは不当解雇を理由にフィヨルに食って掛かりますが、神の力を持たないマグネが敵うはずもなく返り討ちにされてしまいます。

マグネは力を取り戻したいと考えますが、力を持つ者には犠牲が伴うため、また誰かを殺さなければならないことから神になることを躊躇ためらっていました。また、父ヴィダルが自分の殺害を企てていたことを知ったラウリッツは、マグネの行動が正しかったことに気がつきます。

そんな矢先、ラウリッツはサクサに誘われてヨーツル家の晩餐に参加します。

これは権力を得て暴走するフィヨルを止めるべく、投票権を持つラウリッツを取り入れようとサクサが考えた作戦でした。ヨーツル家では昔から重要な物事は採決で決めてきたため、サクサはヴィダルの子であるラウリッツを呼んで決を取ろうと考えたのです。

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第6話:愛がすべて

ミョルニル

トールの槌(ハンマー)。

巨人達を打ち倒した世界最強の武器。

投げると必ずトールの手に戻る。

あらすじ

ラウリッツがまたもランに殺されかけたことで、マグネは神の力を取り戻す決意を固めます。ただ、そのためにはトールの武器”ミョルニル”を作る必要がありました。

ヴォータンは既にミョルニルの製作に必要な巫女の羽と旧世界の矢尻は持っているため、次に必要なドワーフとしてハルヴォルを仲間に加え、古の火があるヨーツル工業に侵入してミョルニルを作る計画を立てます。

ハルヴォルとは、ヴォータンの暮らす施設職員で、以前ヴォータンが”闇の妖精“と言っていた男性のこと。

ヴォータン(オーディン)を筆頭に、フレイヤのイマン、テュールのハリー、闇の妖精のハルヴォル、マグネでヨーツル工業に侵入を図ります。ところが、ヨーツル工業での作業は容易いものではなく、ミョルニルが完成した直後マグネ以外が逮捕される事態となりました。

さらに、手順通りに作ったはずのミョルニルはマグネが投げても戻ってくることはなく、ミョルニルとしての力を宿していないどころか、マグネ自身もトールの力が戻ることはなかったのです。想定外の事態に戸惑ったもののミョルニルは嵐の日に落雷を受けて力を宿し、マグネもトールとしての力を取り戻すことができました。

ラウリッツはマグネがヨーツル工業に侵入できるよう鍵を渡していましたが、その目的がトールの武器ミョルニルの製作のためだとは知りませんでした。しかし、ヨーツル工業の倉庫の侵入にラウリッツの鍵が使用されたことが後の捜査にて判明し、裏切り者だとしてランとフィヨルから命を狙われてしまいます。

巨人と神を殺せる古の武器の弓をランに向けられて絶体絶命の事態へと陥ったラウリッツは「自分ならマグネを倒すための力になれる」と命乞いをしましたが、フィヨルとランは聞く耳も持ちません。ところが、マグネが力を取り戻したことを知った2人は態度を一変させます。

既に力を取り戻しミョルニルを手にしたマグネが相手では絶滅させられる可能性が高いこともあり、ラウリッツはヨーツル家に協力することで命拾いしたのです。

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【ラグナロク】シーズン2/第5話・第6話の考察

ロキの飼っていたペットはヨルムンガンドか?

ロキが部屋で飼っていたペットですが、その白蛇のような生き物は、北欧神話に登場するヨルムンガンド(ミズガルズ蛇)と推測できます。

ヨルムンガルドとは北欧神話における毒蛇の怪物であり、ロキがアングルボザの心臓を食べて産んだとされる。

それを裏付けるのは、ラウリッツは巨人の仲間入りすべく鹿の心臓を食していることと、その後サナダムシに感染していること。ラウリッツが食したのは北欧神話のように女巨人の心臓ではなかったものの、同じ生き物である鹿の心臓を食した後、感染していたサナダムシを摘出しています。

その際に、ラウリッツは医者から摘出したサナダムシは見たことのない大きさであり、摘出した後もまだ生きていると言われ、嬉しそうに「見せて欲しい」と頼んでいました。ラウリッツがそのサナダムシを貰った描写はありませんでしたが、病院から退院したタイミングで部屋にペットがいたため、摘出したサナダムシを貰ってきたと考えられるでしょう。

また、北欧神話でヨルムンガルドは脅威になると予見したオーディンによって海へと捨てられますが、実は海で巨大な蛇へと成長を遂げていました。この辺りも【ラグナロク】との共通点が見られ、ラウリッツ(ロキ)も海に白蛇を放つ際に「大きくなれよ」と発言していました。

ランはラーンという神族⁉︎

ヨーツル家の母役を演じるランの正体は現時点でまだ明かされていませんが、北欧神話に登場する神族のラーンである可能性も考えられます。

ラーンとは北欧神話に登場する女神のことで、海の神エーギルを夫に持つ。大きな網を使って船や人を巻き込み、それらを神々の食卓で振る舞っていた。

ラーンという名前は英語ではRan(ラン)であり、人間に好意的ではないラーンとランの性格がよく似ているのです。さらに、自分の持つ網をロキがドワーフを捕らえるために貸し出したこともあり、ロキとは友好関係にあったことが伺えます。

【ラグナロク】(2020)では、ランはロキに友好的ではないものの、ヴィダルの子という切っても切れない関係で結ばれています。これらの共通点はとても偶然とは考えにくく、【ラグナロク】(2020)は北欧神話に忠実であることからもランがラーンである可能性も捨てきれません。

*ただ、ラーンは神族でランは巨人族ということで、この辺りには少し疑問が残ります。しかしながら、ランはヴィダルとトゥリッドの過去に嫉妬したり、ヴィダルと撮った写真を見て涙を流したり、ヴィダルの死に心を痛めたりと感情があるようにも見えます。

サクサやフィヨル、ヴィダルにもこの”人間”的な感情と言うのはあまり見られないので、ランだけ何か違うような…。今後、もしかしたら彼女についての情報(秘密?)が加えられるかもしれません。

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【ラグナロク】シーズン2終了、シーズン3はあるのか?

シーズン2は6話が最終話となりましたが、シーズン3についての情報はまだ明らかになっていません。シーズン2は大まかに、ミョルニルを創ったこと、トールが力を取り戻したこと、ラウリッツが蛇のような生き物(ヨルムンガンド)を海に放ったことまでしか描かれてません。

「ラグナロク」は北欧神話における終末なので、ここで終わりとは考えづらいでしょう。ただ、時に思わぬ形で「キャンセル」になることもあるので、続くことを祈るばかりです。