【三国志~司馬懿 軍師連盟~】56話・57話・58話・59話・60話のあらすじ。主要キャラクターがまた1人退場してしまいました。そんな中、歴史的に有名な「五丈原の戦い」が始まり……。この記事ではネタバレ感想をお届けします。
56話のネタバレあらすじ
![](https://www.dramasnote.com/wp-content/uploads/2022/04/e53cfea1c37cc7a468de3c8e552c7e23-800x480.jpg)
曹真は敗戦後、洛陽に戻り病に倒れた。
司馬懿は曹叡に連れられて 曹真を見舞う。
すると、曹真は息も絶え絶えに「諸葛亮がまた攻めてくるに違いないから、司馬懿を大都督に就けてください」と曹叡に進言する。
そして、自らの手で兵権の印を司馬懿に手渡した。
司馬懿はそれを受け取り、必ずや魏を守り抜くと誓う。
曹叡が全員を下がらせると、曹真は 兵権を司馬懿に渡さざるを得なかった無念や 息子の心配を口にする。
「安心しろ。兵権はいずれ取り上げてやる。息子のことも任せよ、いずれ司馬懿に対抗させる」
曹叡がそう言うと、曹真は安堵して涙を流した。
曹真が死亡し、司馬懿は正式に大都督に任命されたが、諸葛亮に比べて自分はあらゆる面で劣っていると自己評価を下す。
だが、諸葛亮にも弱点がないわけではなかった。
李厳との不仲が弱点だと読んだ司馬懿は、李厳に諸葛亮の背後を突かせようと考えた。
そこで、柏霊筠に李厳との接触を試みてもらうことにする。
魏の太和3年、諸葛亮は再び魏に侵攻した。
56話の感想
また1人、メインキャラクターが死亡してしまいました。
曹真は息も切れ切れで命が尽きそうでありながらも、最期に曹叡に訴える姿は鬼気迫るものがありました。
司馬懿は、敵は敵でも楊修には好意的でしたが、死に際の曹真に対しては好意ゼロの冷めた眼差しだったのが印象的でした。
曹真という国内の敵がいなくなったことですし、しばらくは諸葛亮との戦いがメインに描かれるのかもしれません。
57話のネタバレあらすじ
![](https://www.dramasnote.com/wp-content/uploads/2022/04/9890f85c7bae5d4420247197cdea1b73-800x480.jpg)
魏と蜀の両軍が対峙した。
兵糧不足の諸葛亮は、戦うフリをして麦を奪うつもりだった。
それを見抜いている司馬懿は軍を適当に引き上げようとするが、将軍たちは攻撃すべきだと反発する。
特に司馬懿に不満を抱いている郭淮将軍は、自ら志願して諸葛亮の後を追ったが包囲攻撃され惨敗する。
一方で 蜀軍は 麦を刈り取ることに成功したものの、司馬懿と通じている李厳の根回しにより兵糧の到着が遅れていた。
郭淮はまたしても奇襲がしたいと司馬懿に強く申し出る。
案の定 大敗して戻ってきたが、司馬懿は罪に問わず食事を振る舞い「人は気持ちを抑えなければならん。私は怒りを飲み込んだ。そなたも汁物くらいは飲めるだろう」と言う。
その後、蜀軍は城の前で魏軍を侮辱し挑発してきた。
司馬懿は配下にどれだけ出陣をせっつかれても守りに徹した。
そんな中、“出陣しなければ指揮官を交代させる”という曹叡からの勅命が届く。
しかし、司馬懿は「諸葛亮を撤退させる策はすでにある」と言って出陣しようとしない。
夜になると、李厳の配下がこっそり司馬懿に会いに来る。
司馬懿はその者に、策を授けた。
57話の感想
司馬懿は、敵の兵糧が尽きるのを待つという“守りの策”に徹しています。
そうすれば確かに諸葛亮を撤退させることはできるけれど、それまで自軍が“我慢”できるかがポイントですね。
脳筋タイプの兵士は出陣したくて仕方ないでしょうし、そういう兵士らの不満が日に日に増しています。
ちなみに、司馬懿は史実でも諸葛亮との戦いは保守につとめたようです。
58話のネタバレあらすじ
![](https://www.dramasnote.com/wp-content/uploads/2022/04/c52bc4f92faa83fecfb07dabd21185de-800x480.jpg)
裏で司馬懿と通じている蜀の李厳は、兵糧を遅らせた罪で諸葛亮に処罰されることとなった。
そこで李厳は 劉禅(皇帝)お付きの宦官や、寵妃(李厳の養女)に助けを求める。
その後は 司馬懿と李厳の思惑通りにことが運んだ。
劉禅は宦官に言われるがままに、諸葛亮に戦から撤退するよう勅命を下したのだ。
その勅命が諸葛亮に届く。
忠義に厚い諸葛亮は皇帝劉禅からの命令に背くことができず、苦渋の末に撤退を決意した。
直後、諸葛亮は咳き込み吐血する。
蜀軍が撤退したという知らせが入ると、司馬懿は大喜びで諸将を召集し、張郃将軍に諸葛亮を追撃させた。
追撃すれば諸葛亮の罠にかかってしまうことは明らかだった。
(それでも司馬懿が追撃を命じたのは、自分に対して不忠な張郃を死なせたかったからでしょう)
司馬懿の思惑どおり、張郃は深追いをして罠にかかり死亡した。
張郃の死体が届けられると、司馬懿は大げさに悲しみ嘆くふりをする。
<洛陽>
曹叡のもとに蜀軍の撤退の知らせが届いたが、それと同時に張郃の訃報が届く。
曹叡は、司馬懿があえて追撃させたせいで張郃が死んだのだと見抜き激怒するが、だからと言って司馬懿に責任を負わせる理由も見つからず、その抜け目のなさにさらに腹を立てる。
58話の感想
郭淮将軍はずっと司馬懿に反発していたけど、今ではすっかり忠臣になりました。
逆に司馬懿に不忠だった張郃将軍は、司馬懿の采配で死ぬハメに……。
おそらく、司馬懿が張郃将軍に追撃させたのは死なせるためですよね……。
後で合流するとか言って、すごくゆっくり進んでいましたし。
ここにきて 司馬懿の黒さが浮き彫りになって参りました!
そして、息子の司馬昭も、張郃を死なせようとする司馬懿の意図に気づいてニヤリ……。
この親子、敵に回したくない怖さがあります!
59話のネタバレあらすじ
![](https://www.dramasnote.com/wp-content/uploads/2022/04/0b8d7ede69449c9a35166c38117977b7-800x480.jpg)
蜀に戻った諸葛亮は、皇帝の劉禅を惑わせ国を乱した李厳を処罰する。
李厳の養女である李貴人も後宮から追放した。
一方、洛陽に戻った司馬懿は、曹叡から祝いの酒を賜る。
しかし、曹叡が酒に口をつけなかったため、司馬懿は毒が入っていたのではないかと焦るが、あとになってただの脅しだと気づく。
3年後。
兵力が回復した諸葛亮は再び魏を攻める。
その知らせを受けた曹叡は、誰を諸葛亮討伐に当てるかで悩む。
そこで辟邪は、司馬懿を抑え込めそうな曹爽(曹真の息子)を引き立てることにする。
辟邪は曹爽に、「司馬懿には討伐期限をつけるゆえ、機に乗じて戦功を奪うように」と けしかける。
その後。
司馬懿は諸葛亮討伐の大都督に任命されたが、曹叡から3ヶ月の短期決戦を命じられる。
59話の感想
劉禅は諸葛亮のことを、本当の父親のように慕っているようですね。
気弱で優しく 子供のように可愛いけれど 皇帝には向いていないタイプなので蜀の行く末が心配すぎます。
一方の魏では、辟邪が曹爽を引き立てようとしていましたが なぜ彼を選んだのでしょう。
司馬懿に対抗させるため?
そう言えばかつて、曹叡は曹真に「いずれ息子を司馬懿に対抗させる」と約束していました。
60話のネタバレあらすじ
![](https://www.dramasnote.com/wp-content/uploads/2022/04/0a072818017cf843032241a67e0aeebc-800x480.jpg)
3ヶ月の短期決戦を命じられた司馬懿は、再び戦地に赴いた。
諸葛亮との最初の読み合いでは、司馬懿が勝利する。
一方、敗北した諸葛亮は呉に援軍を求めた。
すると、呉の孫権が30万の兵で魏の3か所を攻めてきた。
曹叡は自ら出征することにする。
諸葛亮は、自動で動く“木の牛馬”で魏軍の興味を引きつけ罠にかけることにする。
木の牛馬の存在は すぐに司馬懿に報告された。
司馬昭は“木の牛馬”を捕らえると申し出るが却下される。
しかしその後……。
司馬昭は 司馬懿の許可なく兵を動かし、木の牛馬と捕虜を連れ帰ってくる。
初めての攻撃がうまくいった司馬昭は 嬉々として司馬懿に報告するが、軍法を無視したとして厳しく叱られる。
60話の感想
歴史的に有名な「五丈原の戦い」が始まりました。
史実では、蜀軍と魏軍の対陣は100日余りに及んだそうです。
それにしても諸葛亮は、自動で動く木の牛馬まで作ってしまうなんて天才すぎる……。
司馬懿は配下には軽率に動くなと命じていたものの、きっと内心は木の牛馬に興味津々だったのではないかと。
実際、捕虜よりも先に牛馬を見ようとしていましたし。
一方、司馬昭はじわじわと危険人物になり始めている感じですね。
いつか司馬懿が予見していたように、司馬昭はこのままだと人の道を踏み外してしまう気がします。
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=2ZWEJ9+9QOCUY+3250+5YJRM)
(C)CHINA INT’L TV CORPORATION