【SEE 暗闇の世界】あらすじ1話。
本作は、2019年11月にサービス開始した『Apple TV+』のオリジナルドラマです。
ウイルスにより全員が視力を失った世界で、新しく生まれた双子はなぜか視力を持っていて!?
映像の美しさとストーリーの面白さを、ネタバレ感想と共にお届けします。
【SEE 暗闇の世界】あらすじ1話
動画配信情報【SEE 暗闇の世界】は、Apple TV+でご覧いただけます。
21世紀 致死性のウイルスが慢性し 地球の人口は200万人足らずに減少した。
かろうじて生き延びた者も 全員が視力を失った。
数世紀が経った現在 視覚ビジョンは単なる幻想と見なされ 口にすることさえ異端視されていた。
パヤン王国の外れにあるアルケニー村では、マグラという女性が出産に臨んでいました。
マグラの夫ババ・ヴォス(ジェイソン・モモア)は、生まれてくる子の父親ではありませんが、マグラのことを愛しているようです。
同じ頃、村の外では“鼻利き係”が奇襲隊のにおいを嗅ぎつけたため、応戦の準備をしていました。
マグラの夫ババ・ヴォスは、アルケニー村の族長として村人たちを指揮します。
アルケニー村を襲おうとしているのは、女王ケインの配下である“魔術師狩り”と言われる部隊。
どうやら魔術師狩りは、女王の妹を殺したジャーラマレルがいるという噂を聞きつけてアルケニー村にやって来たようです。
魔術師狩りは、マグラのお腹の子の父親がジャーラマレルだと知り、マグラと赤子を捕えるためにアルケニー村を襲うことに。
一方、アルケニー村のババ・ヴォスたちは、魔術師狩りの奇襲を受けて苦戦します。
村に退路はなく、八方ふさがりになってしまった村人たちが出した結論とは……!?
【SEE 暗闇の世界】ネタバレと見どころ(1話)
斬新な世界観
本作【SEE 暗闇の世界】は、ウイルスにより全ての人間が視力を失ってしまった世界の物語。
人類が視力を失ってから数世紀が経っていますが、今でもパヤン王国の人々はみんな目が見えません。
つまり、赤子もみんな視力を失った状態で生まれてくるということですね。
そんな中、よそ者のマグラが産んだ双子は、なんと視力を持って生まれてきます!(1話の段階では、視力があることは分かっていません)
マグラという女性は何やら秘密を抱えているようで。
マグラはある日突然アルケニー村に現れ、族長のババ・ヴォス(ジェイソン・モモア)に気に入られて妻になりました。
ババ・ヴォスは、出会った時すでにマグラが妊娠中であることを知っていましたが、それでも妻にするほど情熱的に彼女を愛しているようです。
マグラは一体どこから来たのか、なぜ突然アルケニー村に現れたのか、双子の本当の父親はどんな人物なのか。
そして何より、マグラの子はなぜ視力を持って生まれてきたのか。
第1話から多くの謎が渦巻き、とても興味を掻き立てられます。
双子の本当の父親とは?
マグラが産んだ双子の父親ジャーラマレルは、1話では1度も出てきません。
色々な人の話を総括すると、ジャーラマレルは
・モノを見る力があるらしい(本人が言っていたとのこと)
・かつては、宮殿で仕える奴隷だった
・女王ケインの妹を殺したため、女王ケインに追われている
・マグラが産んだ双子の、実の父親
マグラとジャーラマレルの関係は、第1話の時点ではハッキリと分かっていません。
しかしジャーラマレルは先のことを見越していたようで、何かがあった時にマグラがアルケニー村から逃げられるよう渓谷に橋を架けていました。
(この橋は、第1話の後半で重要な役割を果たします)
女王ケイン
女王ケインは、妹を殺したジャーラマレルを捕えるために躍起になっていました。
そんな時、アルケニー村のゲザーから「ジャーラマレルの情報を持っている」との伝言を受け取った女王ケインは、“魔術師狩り”の部隊をアルケニー村に向かわせます。
アルケニー村に到着した魔術師狩りのタマクティ将軍は、さっそくゲザーから情報を聞き出すことに。
ゲザーの話では、
・冬の終わりに、よそ者のマグラがアルケニー村にやってきた
・マグラはやってきた当時から妊娠していたが、族長に気に入られて妻となった
・マグラが身に着けていたネックレスを拾ったところ、ネックレスにはジャーラマレルの名が刻まれている
・つまり、マグラのお腹の子の父親はジャーラマレルで間違いない
・そして、今まさにマグラはお腹の子を産み落とそうとしている
話を聞いたタマクティ将軍は、ジャーラマレルの居場所は分からないが、ひとまず赤子を捕えようと考えます。
そしてゲザーの手引きのもと、アルケニー村を奇襲するのです。
ババ・ヴォスたちの逃亡
魔術師狩りに村を襲われ、アルケニー村の人々は迎え撃つも苦戦してしまいます。
村の入り口の石垣を崩して撤退し、時間を稼ぐアルケニーの村人たち。
村には退路がなく、八方ふさがりになってしまった村人たちは話し合いをします。
そんな中、族長のババ・ヴォスは、マグラのもとへ駆けつけて産まれた双子と初対面。
家族と穏やかに暮らすことが夢であったババ・ヴォスは、全力で子を愛すると誓います。
同じ頃、話し合いを終えた村人たちは、ある結論に達し、ババ・ヴォスに言いました。
「マグラと子を、魔術師狩りに引き渡そう」と。
【村人たちの結論】
・この村に魔術師はいないのに、なぜ魔術師狩りに襲われたのか
・きっと、よそ者のマグラが関係しているはずだ
・マグラと子を渡せば、魔術師狩りは納得して引き返すだろう
村人たちの結論に納得ができないババ・ヴォスは、決してマグラも子も渡さないと言います。
ババ・ヴォスと村人たちが争いを始める中、パリスが仲裁に入り「退路はある」と全員に伝えました。
「退路なんてあるわけがない」と言う村人たちに対し、「ある男が、渓谷に橋を架けたんだ」と答えるパリス。
さらにパリスは説得を続けます。
マグラと子を引き渡したところで、どの道この村は焼き払われるだろうし、女子供は陵辱される。
だったら、たとえ橋がなくても渓谷に落ちて死ぬほうがマシだろう。
パリスに説得された村人たちは、半信半疑で西の渓谷に向かうことに。
渓谷に到着すると、パリスの言うとおり橋が架けられていました。
村人たちが橋を渡っている途中、匂いを嗅ぎつけた魔術師狩りに追いつかれてしまい……!?
【SEE 暗闇の世界】感想1話
大自然の美しさの中に、終末を感じさせる寂寥感もあり、終末系ドラマの世界観が見事に表現されていると感じました。
1話のラスト10分は、村人たちが新しい土地に向かって移動する様が描かれるのですが、どの風景も美しくて目を奪われます。
ストーリーも面白く、第1話から見入りました。
双子の父ジャーラマレルはなぜ視力を持っているのか、なぜ女王の妹を殺したのか、今はどこに居るのか。
視力を宿した双子には、どのような運命が待ち受けているのか。
1話から興味を引かれる謎が盛りだくさんで、早くも続きが待ちきれません!
また、ドラマの細かい設定も興味深いです。
登場人物たちは視力がない分、他の五感が優れているようで。
村人にはそれぞれ“鼻利き”・“耳利き”などの役割があり、優れた能力を持っている人に割り当てられています。
他にも……補給部隊、キリングロープ、キル・ダンサーなどの役割もあるのですが、1話では詳しく説明されなかったので、今後に期待!
※2話のネタバレ感想はこちら。

2話では、マグラが産んだ双子に視力があることが判明!
【SEE 暗闇の世界】作品概要
【配信元】
【制作国】
アメリカ
【キャスト】
ジェイソン・モモア、アルフレ・ウッダード、ヘラ・ヒルマー、シルヴィア・フークス、クリスチャン・カマルゴ、アーチー・マデクウェ
Amazon Prime Videoで関連作品を観る
Amazonプライム会員は月額500円 詳しくはAmazon Primeへ
Powered by Amazon