PR
PR

【清越坊の女たち~当家当主~】33話・34話・35話ネタバレあらすじと感想。

歴史 / 時代劇
©2022 Huanyu Entertainment Co., Ltd.

【清越坊の女たち~当家当主】33話・34話・35話ネタバレあらすじ。雪堂に離縁の同意をもらい自由の身になった翠喜は、任小欄を連れ錦渓坊(きんけいぼう)という工房を開店させました。思いのままに生きたいという願いを叶えるため。しかし、女だけの工房にはトラブルも多く……。

出演

沈翠喜(ジアン・チンチン)、曽宝琴(ヤン・ロン)、魏良弓(マオ・ズージュン)、任雪堂(シュー・ハイチャオ)、如風(リー・イーナン)、林舒芳(ジャン・フイウェン)、丁栄(ワン・シーチャオ)、如意(ワン・シー)

PR

【清越坊の女たち】33話ネタバレあらすじ

舒芳は、自分の心に寄り添ってくれない如風に「あなたには失望した」と改めて離縁を伝えました。

翠喜は、抜け殻になり何もやる気がなくなった如風に活を入れ、立ち直らせようとします。

その夜、如風は舒芳から言われた言葉を思い出し、翌朝から翠喜に頼みソロバンの練習を始めました。

一方、組合では織り元の代表たちが集まり、翠喜や組合のこと、そして蘇州じゅうの織り元が経験したことを文章に残してほしいと雪堂に筆を渡して頼みます。

真相は伝わらないけれど、くだらない噂はまことしやかに語られて広がるものだから、後々の織り元の子孫に伝えるためにも書いた後は石碑に刻むことにしました。

雪堂は、「履信堂」の看板を見つめ決心したように筆を執り、蘇州の織物や織り元のことやたくさんの人に手を差し伸べて助けた翠喜のこと、そして蘇州の強欲な酷吏のことなどのすべてを書き留めます。

それが終わると雪堂は、離れに行きこれまでのことを翠喜に謝り「子供を作ろう」と言いました。

「翠喜の支えになる実の子を育てながら任家を守ってほしい。自分は宝琴と秀山を連れて遠くで役人になる」

それを聞いた翠喜は雪堂に離縁を申し出ます。

翌朝、雪堂が翠喜を訪ねると留守で女中に聞きます。

翠喜は魏良弓のお墓にいました。

翠喜がお墓に話しかけるのをそっと見ていた雪堂は、翠喜の気持ちが良弓にあること、そしてそれが本物の愛であることに気づいたのです。

任家に戻った雪堂は、織機に座りながら若き日の宝琴とのことや母から言われたことなどを思い出していました。

あの時は、母に言われたことの意味が分かりませんでしたが、やっと理解できたようです。

その時、荷造りしている翠喜をみた宝琴がやってきました。

雪堂は、翠喜が離縁したいと言っていることを伝え、そうなれば宝琴と生涯の伴侶になれると伝えましたが、宝琴は「雪堂と翠喜は血を分けた家族のようなもの、離れることはできない。私のことは想っていてくれればそれでいい」と言ったのです。

感想

如風と舒芳の離縁話、そして翠喜と雪堂の離縁話と今回は離縁がメインになっていました。宝琴と翠喜は前に向かっているのに、雪堂は最初の頃と全く変わってないです。如風も相変わらずでしたが、翠喜の言葉で何をすべきかようやく分かってきたみたいです。

PR

【清越坊の女たち】34話ネタバレあらすじ

翠喜は、宝琴と雪堂を”沈記 十娘麺館”という店に連れて行きました。

その店の十娘じゅうじょうという女性は、翠喜が行方不明の雪堂を探しに杭州に行った時に出会った人でした。

翠喜は十娘が強く生きて来たことを雪堂と宝琴に話すと、「あなたたちのために離縁するのではない。自分のためなの、思うがままに生きてみたい」と伝えたのです。

翠喜の意志を尊重した雪堂は「聞き入れよう」と、離縁状を書くことを約束しました。

「沈翠喜、自由に生きろ」

後日、雪堂が離縁状を書いている所に宝琴がやって来て、「離縁した女が生きて行くのは大変」だと、翠喜の身を心配しました。

しかし、翠喜を引き留めることはできないので、「任家を出て苦労したら戻ってくる」と思うようにしたのです。

翠喜は、宝琴に「新技法図禄」を渡し、秀山との別れの挨拶も交わしたのち任小蘭を連れて任家を出て行きました。

翠喜は任家から離れた場所に「錦渓坊きんけいぼう」という工房を構え、弟子募集の張り紙を作ります。

緙絲や刺繍は一家相伝で弟子を募るのは稀なため「弟子募集」の噂は、瞬く間に広がりました。

それからというもの、雪堂は翠喜を心配して毎日のように錦渓坊を訪れるようになりました。

そして錦渓坊の開店の日。

門の前には蘇州の人々が開店を待っており、雪堂と宝琴もお祝いの品を持ってきました。

また、丁栄も娘たちを弟子にして欲しいとやってきます。

翠喜は開業と共に丁栄の娘2人を弟子にしました。

祝いに駆け付けた如風も、ここで舒芳を再会しましたが帰った舒芳を追いかけることはできませんでした。

如風は翠喜に「帳簿をつけ商売をしてから初めて分かった。なぜ舒芳に無視されるのか。私も舒芳のように飯を食う暇もないほど忙しい。手伝いもせず邪魔する奴がいれば私なら嫌味を言うか殴っていたかも 今の私には舒芳を追いかけられません 私が舒芳なら絶対やり直さない」と話します。

すると翠喜は、物事はあなた次第で変わると助言しました。

その夜、舒芳は夜遅くまで組合の仕事をしていましたが、日ごろの疲れが溜まりつい眠ってしまいます。

そこに如風がやって来て、帳簿とソロバンをそっと持ち出しました。

感想

任家には翠喜が必要だと言うのは、宝琴も雪堂も分かっていましたが、これ以上翠喜の人生の邪魔をするのはあまりにも酷だと思ったようです。特に雪堂は、自分のせいで翠喜に重荷を負わせていたことを痛感していたはずです(やっとですね)。錦渓坊での翠喜はずっと笑顔で、任家をまとめていた頃とは全く違う明るい表情でした。どれだけ彼女が思い荷物を背負っていたのかは明らかです。そして如風もやっと舒芳の気持ちが理解できたようなので、舒芳を取り戻せる!?という踏ん張りどころですね。

PR

【清越坊の女たち】35話ネタバレあらすじ

舒芳が眠っている間、仕事はすべて如風が終わらせていました。

目を覚ました舒芳に如風は「私を許してくれ これまで悪かった 今後は家の仕事はふたりで分担しよう 互いに助け合おう」と謝り、舒芳は彼を許します。

そんな中、錦渓坊にまた弟子を希望する少女が母に連れられてやってきました。

は、「私が去ったら門をくぐって師匠に拝礼しなさい」と言い、涙を流しながら去っていきます。

少女は言われた通り、母が去った後に門をくぐり翠喜に拝礼しました。

翠喜が少女に事情を聞いたところ、「父はいません。母は売られた先で女児は不要と言われて追い出されそうになった。追い詰められた母はここで学べと言った」と話します。

少女に名がなかったため、翠喜は沈元しんげんと名付けました。

一方で、任小欄の父 任福は毎日のように妻に暴力を振るっていましたが、その夜は機嫌がいいのか妻にも酒を薦めます。

妻が喜んだのも束の間、任福は銭という人物に小欄の縁組を頼んだと言うのです。

銭は人の命よりお金の方が大事な人だから王さんに頼みましょうと妻が言うと、任福は嫁ぐなら金のある方がいいといい譲りません。

実は、任福は小欄を妾として嫁がせるつもりでいたのです。

小欄を翠喜に預けたのは、死ぬまで働いても払えないくらいの借金を立て替えてもらっているからでした。

それでも翠喜は小欄の身売りを求めることなく誠実にしてくれるから、嫁がせるにも翠喜に一度伺いを立てた方がいいと妻が言った瞬間、任福はまた妻に暴力を振るったのです。

小欄は父親から嫁に行けと言われていることへの不安を翠喜に話し、母親が常に父親から暴力を受けているから助けて欲しいと頼みました。

翌日、翠喜は小欄の母を呼び出し「小欄はあなたたちの借金の代わりに来たのよね?小欄の縁談は私が決める。たとえ実の親でも口出しはさせないわ」とハッキリ伝えました。

小欄の母親は、翠喜の言葉に「その手があった」と嬉しそうに帰り、任福にそのままを話し嫁入りの話を白紙にしようとしたのです。

しかし、それを聞いた任福は逆上し錦渓坊に向かいました。

任福は錦渓坊の門の前で、集まった蘇州の人たちに聞こえるような大きな声で言います。

「沈氏よ聞こえているか 仁義を重んじるなら我々に情けをかけろ この私と娘を哀れに思うなら願いを聞き入れるんだ 今年16歳になる娘の縁組が出来ない」

それを聞いた人々は、翠喜が離縁したから侍女も嫁がせないとか勝手な噂話を作り始めます。

その間にも任福は大声を出して叫び続けていました。

小欄が「嫁がないのは私の判断で沈氏は関係ない」と言っても、任福は駄々をこねる子供のようになり、「沈氏に毒された」と翠喜を悪者に仕立てようとします。

さらには、錦渓坊は悪徳業者だ、こんな工房は潰してしまえと言い人々を煽ったのです。

小欄の手に負えない状況になり、翠喜が出て行きます。

翠喜が、大清律例(司法の法源として重要な意味がある法典)で、不法侵入は杖刑100回、流刑3年の罪に問われると言っても、任福は必ずを娘を連れ戻すと言い切りました。

そこに、騒ぎを聞きつけた雪堂がやってきて、沈氏に指一本触れたら私が承知しないと断言すると大人しくなりましたが、任福は不満そうでした。

さらに雪堂は、小欄は借金の形だった。同氏のよしみから証文を交わさなかったがきちんと清算するためにと証文を書き母印を押させたのです。

錦渓坊は女所帯だから何かと大変だろうと心配した雪堂は手助けと思い、名家の娘を弟子にするといいと助言しましたが翠喜はこれを断り、二度と錦渓坊にも来ないでと欲しいと伝えました。


ある日、宝琴は如意を連れてお参りに行き、その近くの道を良家の男たちが歩いていました。

如意が手づかみで魚を取っていると、それを見たひとりの男がやってきます。

男は如意のあどけなさに一目ぼれしてしまったようでした。

感想

雪堂はあれほど翠喜を避けていたのに、離縁したとたんに寄ってくるようになりました。こんな頻繁に来られたら翠喜の好きなように生きることなんてできないような気もします。そして任福。これも本当にイライラさせられる人物でした。小欄を富豪の妾にしていずれ楽な暮らしをさせてもらうとはクズにもほどがあります。舒芳の兄と同じレベルですね。

©2022 Huanyu Entertainment Co., Ltd.
本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。