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ドラマ『下町ロケット2』全話解説!佃製作所の新たな挑戦と熱い男たちの戦い!

下町ロケットネタバレ ヒューマン

佃航平(阿部寛)率いるどん底の町工場、佃製作所が技術力を武器に大企業や巨大な組織に立ち向かう姿が大きな反響を呼んだドラマ『下町ロケット』

今回は、2018年に放送された第2弾 『下町ロケット ゴースト編』と『下町ロケット ヤタガラス編』の最終話までをまとめてご紹介します。

(下町ロケットは2019年正月に放送された「完結編」でストーリーが完結となりました。)

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『下町ロケット~ゴースト編』

航平の新たな挑戦

ものづくりに命をかける男、佃航平。前作では、夢だったロケットエンジンの一部であるバルブシステムを帝国重工に供給することができ、ひとつの夢を叶えることができました。そして、佃製作所の高い技術力を使って、医療部門への部品開発も手掛け、人を救う手助けも行った佃製作所でした。

ものづくりに命をかける男、佃航平。前作では、夢だったロケットエンジンの一部であるバルブシステムを帝国重工に供給することができ、ひとつの夢を叶えることができました。

そして、佃製作所の高い技術力を使って、医療部門への部品開発も手掛け、人を救う手助けも行った佃製作所でした。

今作では、宇宙から農業へ、大地へ・・・というテーマで始まっていきます。

新たな挑戦の舞台は「大地」。

帝国重工へのロケットの部品供給を順調に行なっていた佃製作所でしたが、帝国重工がロケット事業から撤退する可能性があると聞かされます。

今や帝国重工へのバルブ供給が経営の支柱にもなっている佃製作所にとって大事件です。

更に、追い打ちをかけるように大口取引先を失ってしまいます。

窮地に陥った佃製作所でしたが、家庭の事情で退職することになった経理の殿村(立川談春)の実家である農家と関わるうちに、農業という新しい挑戦の場を見つけます。

ロケットに搭載するバルブシステムの高い技術力を生かして、トラクターに使われるトランスミッション開発を手がけることを決意したのでした。

新たな人との出会い

新しい挑戦の場を見つけた佃製作所でしたが、トランスミッションに関しての技術力は不足しています。

そこで、「ギアゴースト」という会社に協力してもらい、トランスミッション製作に取り掛かります。

ギアゴーストの社長・伊丹(尾上菊之助)と副社長・島津(イモトアヤコ)は、帝国重工の元社員です。

二人とも、帝国重工からひどい仕打ちを受けて退職に追い込まれていました。

前半の伊丹さんは、とっても社員思いの良い人だったのですが、帝国重工に父の会社を潰されたダイダロス社長・重田(古舘伊知郎)と出会ってからは、復讐の鬼となってしまい性格が一変しちゃいます。

天才技術者といわれている島津もギアゴーストを追い出されてしまうことになるのですが、この島津こそが佃製作所の救世主となるべく今回のキーパーソンとなる人です。

裏切られ続ける佃製作所

今回、佃製作所は踏んだり蹴ったりの状態がけっこう続きます。

ギアゴーストが特許侵害で訴えられ窮地に陥ったのを全力で救ったにもかかわらず、伊丹はあっさりダイダロスの方へ寝返ってしまいます。

多額の負債を抱えるギアゴーストを買収してあげようとしたがゆえに、帝国重工から厳しい審査の目を向けられて、あわやロケット事業の取引も失いかけたにもかかわらず…です。

ダイダロスという会社は、品質は二流でも低価格重視を売りにしている、佃製作所とは全然違う方針の会社です。

帝国重工からも、ロケットのキーデバイス内製化するから、取引中止ね、といわれたかと思うと、やっぱり自社では無理だから作ってー!と高性能なものを短期間で要求されたり・・・。

無人農業ロボット製作に関しても、帝国重工に振り回され感がハンパない佃製作所でした。

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ゴースト編の感想

前半のゴースト編は、佃製作所の大地への挑戦 序章という感じです。

ロケット事業撤退の窮地のハラハラと、ギアゴーストに巻き込まれた裁判のハラハラのダブルハラハラ。

そして、お父さんの仕事を継ぐことを決意して惜しまれながらも退職した殿村さんの為に、日本の農業を救うべく、無人農業ロボット製作の第一歩を踏み出し、次のヤタガラス編へと続きます。

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『下町ロケット~ヤタガラス編』

ブラックキャストが続々のヤタガラス編

ヤタガラス編では、ブラックなキャストが続々と登場してきます。

ギアゴーストの伊丹が豹変してブラックキャラに。

それを後押ししているのが、ダイダロス社長の重田。

重田は、帝国重工に復讐すべく、下町トラクター「ダーウィン」という無人農業ロボットを開発し、帝国重工と争っていきます。

ダーウィンプロジェクトには、伊丹のほかに、帝国重工に協力することになる野木教授(森崎博之)の開発データを盗んだ過去のあるキーシン社長・戸川(甲本雅裕)もいます。

帝国重工にも、次期社長を狙う「自分のミスは人のせい、他人の功績は自分のもの」という典型的な悪キャラ的場(神田正輝)がいます。

数少ない帝国重工の中では良い人キャラである財前さんも、的場には散々嫌な目に遭わされますが、企業戦士としての立場上、ひたむきに耐える姿が見ていて痛々しく感じることも多々ありました。

ギアゴーストでは、島津の後任の開発主任・氷室(高橋努)がこれまた島津とは真逆のキャラで、好きだと思える要素が一つも感じられない嫌な男です。

農業を頑張る殿村家周辺にも悪役キャラが登場します。

組合に入らず自社ブランドで頑張る殿村が気に入らない同級生の稲本(岡田浩暉)と農林協同組合に努めるボンボン吉井(古川雄大)。

何かにつけて嫌味を言ってきたり、融資を受けさせなかったりと、殿村を困らせます。

こんな感じのブラックキャストの面々。最後はみんな痛い目にあってスッキリさせてもらいたいところです!

敵vs敵

中盤は、重田率いるダーウィンプロジェクトと的場率いる帝国重工の対立で佃製作所は若干蚊帳の外状態がありました。

敵vs敵で、どこを応援したら良いの?という感じです。

といっても、佃製作所が絡んでいないという訳ではもちろんなく、どちらかといえば帝国重工サイドにいます。

財前が打ち出した無人農業ロボット製作に部品供給することになった佃製作所。

このプロジェクトに必要な大学時代の同期である野木教授も航平のおかげで協力してもらえるようになりました。

ところが、おいしい匂いを嗅ぎつけた的場が、プロジェクトを横取りします。

財前(吉川晃司)はプロジェクトから外され、部品も内製化に方向転換することで佃製作所も外されるという仕打ち。

いいように使われ捨てられる、このパターンの繰り返しにストレスが溜まりますが、大逆転勝利のため、しばし我慢です。

落ちていく帝国重工

内製化のために大型トラクター開発に変更した帝国重工。

アグリジャパンという大イベントで、ダーウィンとデモンストレーションする機会が訪れます。

ダーウィンは順調に走行し、無事に課題もクリアすることができました。

しかし、帝国重工のアルファワンは、カカシを踏み潰し、農道を外れてひっくり返るという大失態をおかしてしまいます!

このニュースは大々的に世間に知られることとなり、帝国重工の名は地に堕ちてしまったのでした・・・。

もっともっと痛い目に合わせてやる〜と、復讐に燃える重田と伊丹。

島津と時々再会する伊丹ですが、島津の言葉も届かず、憎しみの塊となってしまっている伊丹なのでした。

日本の未来の農業に向けて走り出す両者の向かう先は!?

落ちてしまった帝国重工。

もはやブラックな面子では挽回できません。

ここで選手交代!財前さん復活&佃製作所登場です。

的場が不正に変更した大型トラクターを小型化に戻し、佃製作所が独自に研究開発していたエンジンとトランスミッションを載せてリベンジです!

といっても、トランスミッションの技術力はまだまだの佃製作所。

満足のいくレベルに達するために、島津が仲間に加わります。

ロケット品質の佃製作所と天才技術者島津によって格段にレベルが上がった帝国重工の無人農業ロボット。

島津が開発したトランスミッションの不具合も解決され、明るい日本の農業の未来が見えてきたように思えます。

一方、世間の評判も上々の下町トラクターダーウィンでしたが、原因不明の不具合に悩まされていました。

しかし、モニターの農家の使い方が悪いんだろうと、原因究明をしないギアゴーストの氷室。

この島津と氷室の対応の差が、後々大きな影響を及ぼすことになってきそうです。

ランドクロウという名前に変えた帝国重工の無人農業ロボットは、いよいよモニター試験に入りました。

ダーウィンは、モニター試験を終え、販売予約が200台を超える大盛況。

量産を急いで、一台でも多く売るんだ!と鼻息荒い伊丹ですが、ダーウィン不具合のメールがパソコンに入ってきます…。

最終話のストーリーでは、伊丹はこのメールに気づかずENDとなりました。

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ヤタガラス編の感想

ヤタガラス編では、いよいよ農業部門での戦いが本格的になりました。

品質よりも低価格で顧客の心を奪おうとするダイダロスや、顧客よりも利益優先の帝国重工に対し、一貫してユーザー第一で考える佃製作所。

数々の困難が立ち向かいますが、善は勝つ!という構図があることで、ハラハラしつつも安心して見れるドラマかなと思います。

今回は、年をまたいでの異例の完結ということになりました。

完結編でも、さらなるアクシデントが予想されますが、「どんな難題にも必ず答えがある!という航平の言葉を信じて、スッキリ終わってくれることだと思います。